みらい議会みらい議会

病歴や信条みたいな機微情報が、ネット公開を理由に同意なしで集められるのが怖い。企業の覗き見や漏えいが現実にあるので、事前公開・監査・通報と厳罰で縛ってほしい。

懸念

懸念

業務に関係・エンジニア

👫インタビューを受けた人

将来に期待していたエンジニアとして、個人情報の収集・管理の実務や社会実装のあり方に関心が高く、企業運用の甘さを前提にリスクを捉えている。

💬主な意見

意見1

同意なしで機微情報収集が進むのは不安

ネット上に公開されていても、病歴・信条などが本人同意なく集められる方向が一番よくないと感じている。

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意見2

覗き見が起きる前提で透明性と統制が必要

社員が知人の病歴や収入、離婚歴などを検索して閲覧するのは起こりうる。rawデータ取扱者の公表や、通報制度・監査で抑止してほしい。

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意見3

課徴金の要件が甘く、1000人基準は納得できない

悪質に限らず軽微を除く違反は処罰対象にしてほしい。被害者1000人超などの線引きは「999人ならOK?」となり意味不明だと感じる。

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🎤すべての会話ログ

本日は、「個人情報の使い方にルールを追加し、悪質な違反には課徴金を科せるようにする法案」について、感じていることや評価を伺えればと思います。差し支えない範囲で結構ですので、この法案にどういう立場で関わっていますか。

病歴や信条が本人の同意なしで収集できるということに不安を感じます。

不安に感じられるのですね。ご意見ありがとうございます。 補足させていただくと、この法案では「ネット上に公開されている機微な情報(病歴・信条など)」について、一定の条件のもとで本人同意なしに収集できるようにする方向が論点として挙がっています。 その不安は、どんな場面を想像したときに強く感じますか。

不安なのは、一般企業のデータの取り扱いが常に適切とは限らないと思うからです。多くの企業で、情報漏洩や、情報の不適切な取り扱い(勝手に検索して閲覧したり)が起こっていると思うので

たしかに、企業側の運用が常に適切とは限らないという前提に立つと、不安が強くなるのは自然だと思います。 その「不適切な取り扱い」が起こる場面として、特にイメージしているのはどんなケースですか。

データ担当の社員とかが、自分の知り合いの病歴とか収入とか離婚歴とかを検索するのは普通に起こるだろうなと感じます。実際市役所の職員がそういうことをしたニュースがありました。

そのイメージはかなり具体的で、身近な被害として感じやすいですよね。ニュースの事例があると、「現場の人が覗けてしまう構造」がまず怖い、という感覚になりやすいと思います。 そのリスクを下げるための対策として、企業に最低限ここまでは義務づけてほしい、と思う線はどのあたりですか。

rawデータを取り扱える人の名前を公表すること、違反があった場合は厳罰にすること、などでしょうか。

なるほど、「触れる人を極小化して見える化すること」と「違反の抑止力」を強く求めていらっしゃるのですね。 いま挙げてくださった案のうち、「rawデータを取り扱える人の名前を公表すること」について伺いたいのですが、どこまでの範囲の“公表”を想定されていますか。

公的な冊子(官報とか?)に載せるくらいでも良いと思います。

公的な媒体に載せるレベルでの公表、というイメージなのですね。透明性をかなり強めたい、というお考えが伝わってきます。 その「rawデータを取り扱える人の名前の公表」が実現した場合、どんな点で不安が一番和らぐと思いますか。

責任者が公表されること、そして人数が絞られることで、派遣社員の人とかが覗いたりするリスクは減るかなと思います。一方で、その人が悪人ならあまり効果はないのかもとも思います

責任者が見える化されて、アクセスできる人数も絞られることで抑止力が働く一方、結局その少数の中に悪意があれば限界もある、という捉え方なのですね。 その場合、「名前の公表」以外で、悪意ある少数による覗き見リスクを下げるのに効果があると思う仕組みはどんなものですか。

通報制度を設けること、厳罰に処すこと、監査を入れることなどでしょうか

通報制度・厳罰・監査という3点は、現場の不正を抑える方向として筋が良いですね。 この中で「監査を入れること」について伺いたいのですが、監査はどんな頻度で入るのが現実的だと感じますか。

ランダムなタイミング(抜き打ち)で、数年に1回で良いのではないでしょうか。

抜き打ちで数年に1回、という感覚なのですね。定期よりも“いつ来るかわからない”方が抑止になる、という発想に近いのかなと受け取りました。 この法案全体としては、いまの時点でどのように評価されていますか。

良くない

率直に「良くない」と感じていらっしゃるのですね。 その評価にいちばん影響しているのは、どの論点でしょうか。

一定の条件のもとに、ネット上に公開されている機微な情報(病歴・信条など)が本人の同意なく集められるようになること

ありがとうございます。そこが一番大きい懸念なのですね。 その「一定の条件」がどれくらい厳しければ、同意なし収集について不安が少し和らぐと思いますか。

収集を始める時点で、どういった情報をどのように収集していますと公開するのは絶対に必要かと思われます。そうすれば、責任者はより重い責任と監視に晒されることになります。

事前に「何を・どうやって収集するか」を公開するのは必須、ということですね。透明性を高めて、責任者が監視にさらされる状態を作るのが抑止になる、というお考えだと受け取りました。 では最後に、この法案について制度を設計する人に伝えるとしたら、どんな点を優先してほしいですか。

私はみらいに期待していたエンジニアですが、最近は権力に阿るようなスタンスを感じています。戦前ノスタルジーで酷い法案にしようとしている勢力に負けないよう頑張ってほしいです。

エンジニアとして期待してきた分、いまの動きに「権力に寄ってしまっているのでは」という失望や警戒感があるのですね。率直なお気持ちを共有してくださってありがとうございます。 いまお話の「酷い法案にしようとしている勢力に負けないでほしい」という点について、具体的にはこの改正案のどの部分にそれを強く感じますか。

やはり罰則や監視や条件が甘すぎることですね。

罰則・監視・条件が甘いことが、いちばん強い懸念なのですね。 この法案で新設される課徴金(違反で得た利益相当額を納めさせる仕組み)は、対象が「悪質な違反」かつ「被害者が1,000人超」のように一定の絞り込みがあります。そうした前提を踏まえたうえで伺いたいのですが、あなたの感覚では「課徴金の対象要件」はどのあたりを見直すべきだと思いますか。

悪質なものに限らず、本当に軽微なものを除いて、違反は全て処罰すべきです。何故なら、悪意がなくても無責任な企業は裁かれるべきだからです。また、1000人要件は完全に意味不明です。999人ならオッケーですか?

おっしゃる通り、「悪質に限る/1,000人超」という線引きだと、抑止力としては弱く見えてしまいますし、“999人なら良いのか”という納得しにくさも出ますよね。意図的でなくても無責任な運用は裁かれるべき、という問題意識もよく伝わりました。 そこで伺いたいのですが、「本当に軽微なもの」を除くと言うとき、あなたの中では“軽微”はどんなケースを指しますか。

完全に悪意が見られず、機微情報ではない場合などでしょうか。そろそろ終わりでいいですか?

はい、もちろん大丈夫です。ここまで伺った内容で要点は十分つかめました。 これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、率直なお話をありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。ご確認いただき、事実関係やニュアンスの違いがあれば教えてください。