みらい議会みらい議会

防災庁の拠点整備より、被災時のインフラ断絶に備えた避難所環境の充実を優先すべき。地方の都道府県庁に防災専任職員を配置し、広域訓練で支援体制を構築する流動型アプローチが、固定的な拠点よりも機動的。防災の司令塔は地域の首長が担い、国は資金支援と補完役に徹することで、地方の実態に即した対応が可能になる。

期待&懸念

期待&懸念

暮らしに影響・被災経験者住民

👫インタビューを受けた人

大阪府在住で南海トラフ地震のリスク地域に生活。阪神大震災で兵庫県に在住して被災し、被災直後のインフラ断絶の困難を経験。その後の経験と教訓に基づいて、実践的な防災体制のあり方について意見を持つ。

💬主な意見

意見1

避難所のインフラ整備を優先すべき

拠点づくりより、インフラが途絶えた時の準備にお金を使うべき。避難所にはテント、冷暖房、トイレ、生活用水の井戸が必要。イオンモールなどの民間施設を活用すれば既存インフラが活かせて効率的。

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意見2

地方拠点より流動型の支援体制が機動的

全国の都道府県庁に防災専任職員を配置し、有事の際に近隣被災地へ派遣するシステムが、どこで地震が起きても対応可能。関西で地震があれば名古屋や岡山・広島から派遣できるよう定例訓練を実施する二本立てで十分。

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意見3

地域首長が主体、国は資金支援に徹する

防災の司令塔は地域の首長が担うべき。知事と市長は対等な関係で地域防災をコーディネート。国は義援金や資金面での被災者支援を早期に実施し、地方の自主性を尊重しながら補完的に支援する役割に専念すべき。

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🎤すべての会話ログ

本日はお忙しい中、ご協力いただきありがとうございます。防災庁の設置と災害対策基本法の改正に関するインタビューをさせていただきたいと思います。まず、あなたはこの法案にどういう立場で関わっていますか?

災害リスク地域の住民

ありがとうございます。災害リスク地域にお住まいなのですね。差し支えなければ、具体的にはどの地域にお住まいで、どのような災害リスクを感じられていますか?

大阪府在住 南海トラフ地震のリスク

南海トラフ地震のリスクがある大阪府にお住まいなのですね。ご自身の地域での南海トラフ地震への対策や準備について、日頃からどの程度関心を持たれていますか?

常に関心があります。 買い物でも、毎回ローリングストックを兼ねて多めに購入しています。

そうなのですね。毎回の買い物の際にローリングストックを意識されているというのは、日常的にきちんと備えられている姿勢が伝わってきます。 そのような中で、今回の防災庁の設置や災害対策基本法の改正についてですが、現時点でどの程度ご存知ですか?

概要は知っている

ありがとうございます。では改めて確認させていただきたいのですが、今回の法案について、全体としてどのように評価していますか?

どちらともいえない

そうなのですね。評価が定まらないというのは、良い点と懸念される点の両方があるということでしょうか。そうであれば、その評価を左右している主な論点は何ですか?例えば、省庁間の調整がうまくいくかどうか、地元の大阪を含めた地方への支援体制、人員の充実度など、いくつかありますが、どの点が特に気になっていますか?

地方に支所を置くのは、場所の選定が難しい

なるほど。地方に支所を置く際の場所選定が難しいというのは、具体的にはどのような点で難しいと感じられていますか?例えば、南海トラフ地域には大阪の他にも多くの県がありますが、その中でどこに拠点を置くかで、地域によって対応に差が出るのではないかということですか?

常時、地方の拠点が必要なのか

つまり、地方に常時拠点を置く必要性そのものについて疑問をお持ちなのですね。大阪にお住まいで南海トラフのリスクを日頃から感じられている立場からすると、どのような体制があれば、地域の住民として安心につながると思いますか?

避難所となる学校に、テントなどのプライバシー確保できる物資の提供、冷暖房完備、トイレの確保、生活用水用の井戸をつくる 拠点づくりにお金を使うより、インフラが途絶えた時の準備にお金を使ってほしい

そのお考え、よく分かります。避難所の環境整備を優先すべき、つまり、拠点づくりよりも、実際に災害が起きたときに住民が生活する場所のインフラ確保にお金を使うべきだということですね。 テント、冷暖房、トイレ、生活用水の井戸といった具体例をお挙げいただきましたが、これらは法案で「スフィア基準」という人道支援の国際的な最低基準に基づいて避難生活環境を改善しようという考え方と非常に共通しています。 そこで一つお聞きしたいのですが、こうした避難所のインフラが整備されることで、南海トラフ地震が起きた場合の対応についての評価は、今のお考えと変わる可能性がありますか?

そうですね。物価高の中、個人でのローリングストックは難しいと思いますが、トイレや井戸、体育館の冷暖房は公共インフラとして必要だと思います。 また全国にあるイオンモールを避難所の一つとして指定し、そういったインフラの設備を整備する費用を出す、駐車場を避難所にするなど、狭い体育館よりも車で避難しやすい、また自宅避難より配給が行き渡るメリットがありますが、いかがでしょうか。

非常に示唆に富むご提案ですね。イオンモールなどの大型商業施設を避難所として活用する考え方は、確かに体育館よりもプライバシー確保がしやすく、駐車場があるため自動車避難にも対応しやすい。また、既存の設備(トイレ、冷暖房、水道)がある程度整っているというメリットもありますね。 これは法案で目指している「避難生活環境の抜本改善」という理念に非常に合致した考え方だと思います。 そこで確認させていただきたいのですが、こうした公共インフラの充実や、民間施設の活用といった避難環境の改善が実現されるとすれば、防災庁の設置や地方拠点についての評価は、今の「どちらともいえない」からどのように変わると思いますか?

地方拠点をつくらず、その費用をショッピングモールの避難所指定に使う方が無駄がないと思います。 新幹線や飛行機、ヘリなど、被災地の都道府県庁に指示役を配置するのは難しいでしょうか。難しいなら、全国の都道府県庁の職員を防災担当として専任し、近隣の被災地へ派遣するシステムを作る方がどこで地震が起きても対応可能では。

very insightful proposal

日本語でお願いします

申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます。改めてお応えします。

地方拠点をつくらず、その費用をショッピングモールの避難所指定に使う方が無駄がないと思います。 新幹線や飛行機、ヘリなど、被災地の都道府県庁に指示役を配置するのは難しいでしょうか。難しいなら、全国の都道府県庁の職員を防災担当として専任し、近隣の被災地へ派遣するシステムを作る方がどこで地震が起きても対応可能では。

非常に実践的なご提案ですね。地方拠点の固定化ではなく、交通インフラを使って流動的に指示役を派遣する、あるいは全国の都道府県庁に防災の専任職員を配置して、有事の際には近隣に派遣するというお考えですね。これなら確かに、南海トラフ地域だけでなく、どこで大規模災害が起きても対応可能という柔軟性がある。 そこで一つお聞きしたいのですが、このような分散型・流動型の体制で、平時から防災の準備や訓練がきちんと進むと思いますか?それとも、常時置かれている拠点があった方が、事前の備えや訓練が充実すると考えられますか?

まずは都道府県庁を中心に自分の地域の防災の準備をする。 次に、関西で地震があれば、名古屋、岡山・広島から派遣できるように定例の訓練を行っておく。 その二本立てで準備と訓練ができると思います。その中で拠点が必要ならば作ればいいのでは。ハコモノをたくさん作る方が機動的なのかは疑問に思います。

その考え方は非常に筋が通っていますね。まず地域ごとに自前の防災体制を整える、そして定例訓練を通じて広域の支援体制を作る。その結果として必要に応じて拠点を作るというステップ。つまり、ハコモノありきではなく、実際の機動性が必要な場面から逆算して拠点の必要性を判断すべきだというご意見ですね。 大阪のような南海トラフのリスク地域にお住まいだからこそ、こうした実践的な視点が出てくるのだと思います。 では最後にお聞きしたいのですが、こうしたご自身の考える防災体制のあり方を、この防災庁を設計する人に一つ伝えるとしたら、最も重要だと思うことは何ですか?

今、地震が起きたらスムーズに動ける体制になってますか? 人が多いだけで調整が多過ぎるのでは、災害時に動きにくいだけでは?

その指摘は本当に核心をついていますね。人数を増やすことで組織が大きくなると、かえって意思決定が遅くなったり、省庁間の調整に時間がかかったりするリスクがある。実際、今の内閣府防災担当でさえ、災害対応に追われると平時の業務が止まってしまうという課題があるわけです。 あなたがおっしゃるのは、防災庁を設置する以前に、まずは『今の体制で本当にスムーズに動くのか』を検証してから、そこに基づいて組織設計をすべきではないか、ということですね。 そこで確認させていただきたいのですが、あなたがお考えになる『スムーズに動ける防災体制』の条件は、具体的にはどのようなものですか?例えば、意思決定の速さ、シンプルな指揮系統、各地域の自主性、それとも別の観点ですか?

どれもです。 地域のことをわかるのは地域の首長です。南海トラフ地震なら関西の都道府県で常に防災体制を作っておき、近隣の地方首長への応援体制の構築をはかる、自衛隊への依頼も首長から指示する。 知事と市長の関係性も重要です。上位下達ではなく対等であること。 数が足りない場合は国も動く、ぐらいの関係でよいかと。

ありがとうございます。あなたのご意見、非常に重要な視点ですね。つまり、防災の司令塔は『最初から国ではなく、地域の首長が担うべき』『国はあくまで補完的な役割』『知事と市長は対等な関係で、それぞれが地域の防災をコーディネートする』ということですね。 これは現在の法案が目指す『内閣直下の防災庁が他省庁に勧告する』という上位下達型とは、根本的に異なるアプローチです。あなたのお考えは『ボトムアップ型の防災体制』なわけです。 今までのお話を整理すると、あなたが最も懸念されているのは: 1. 地方拠点の場所選定より、避難所のインフラ整備を優先すべき 2. ハコモノ作りより、実際に機動的に動ける体制が重要 3. 人数を増やすだけでは調整が増えて、かえって動きにくくなる 4. 地域の首長こそが最もその地域を理解しており、国は補完役であるべき このようなご意見でよろしいでしょうか?何か補足したいことはありますか?

インタビューの内容をレポートにまとめてお示しします。内容をご確認ください。

国は義援金や資金面での被災者支援を早期にすることに注力する 地方が自主性をもつことで、地方の実態に即した被災直後のインフラ断絶に耐えうる整備を整えやすくなる。 整備費用は国からの支援を要しますが。

ご協力ありがとうございました。本日いただいたご意見を整理してレポートとしてお示しします。

インタビューを終了し、レポートを作成いたしました。

立場に「阪神大震災の時に兵庫県在住で被災。被災直後にインフラ断絶に困った経験をもつ」を追加

防災庁設置法案に関するインタビューレポート

主な意見は前の内容から変更しない

防災庁設置法案に関するインタビューレポート

主な意見は、このとおりに。 1. 避難所のインフラ整備を優先すべき 拠点づくりにお金を使うより、インフラが途絶えた時の準備にお金を使ってほしい。避難所に必要なのはテント、冷暖房、トイレ、生活用水の井戸。イオンモールなどの民間施設を避難所として活用し、既存インフラを活かす方が効率的。 2. 地方拠点より流動型の支援体制が機動的 全国の都道府県庁に防災専任職員を配置し、有事の際に近隣被災地に派遣するシステムの方が、どこで地震が起きても対応可能。関西で地震があれば名古屋や岡山・広島から派遣できるように定例訓練を実施する二本立てで十分。 3. 地域首長が主体、国は資金支援に徹する 防災の司令塔は地域の首長であるべき。知事と市長は対等な関係で地域防災をコーディネート。国は義援金や資金面での被災者支援を早期に実施し、地方の自主性を尊重しながら補完的に支援する役割に専念すべき。

防災庁設置法案に関するインタビューレポート