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実際のインタビュー

デジタル教科書を正式に認めるための法案
懸念

懸念

暮らしに影響・保護者

2026年3月29日 00:52

インタビューの分量1037文字

🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることや実感をうかがいたいです。答えにくい部分は飛ばしていただいて大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

子どもが学校に通っている(保護者)

保護者の立場で関わっているのですね。お子さんの学校では、デジタル教科書(タブレット等で教科書内容を見るもの)は、いまどのくらい使われていますか?

我が子(小学校、中学校)の学校では教科書として使われていません。 体育での自分の動きを録画記録したり、数学の紙ノートに書いたものを写真に撮りそのデータを提出したりするようで、タブレットの使用頻度は低めです。 また1人1台と言いながら、突然カメラが使えなくなっても修理には出されず、欠席者のタブレットを使用するよう担任から言われています。修理されないまま学年が上がり、3年ほどたち我が子は小学校を卒業しました。

学校としてはデジタル教科書は使っていない一方で、提出や記録にタブレットを使う場面が少しあり、しかも故障が直されずに「欠席者の端末を使う」運用になっているのですね。保護者としては不安やモヤモヤが残りやすい状況だと思います。 その「突然カメラが使えなくなっても修理に出されず、別の子の端末を使う」運用について、どんな点がいちばん問題だと感じましたか?

タブレットは1人1台てわす。パスワードはタブレット本体内側に貼り付けられています。別の子の端末を使うとなると、その子のパスワードが丸見えで意味がありません。そこが一番問題だと感じました。

端末が「1人1台」の前提なのに、パスワードが本体に貼ってあって、さらに欠席者の端末を使い回すとなると、情報管理としてかなり不安になりますよね。 その場合、端末の中に入っているデータ(提出物や写真など)について、どの範囲まで他の子に見えてしまう可能性があると感じましたか?

欠席者の端末で、我が子は自分自身のパスワードを入力し使用します。 やろうと思えば、目の前に欠席者のパスワードはあるので、それを入力すれば欠席者の情報は全て見ることが可能です。 元々うちの子の学校はタブレット使用頻度が低いため、そういった事は起こりにくいとは思いますが、情報管理がされていない状況で保護者としては不満。 管理できないのであれば、タブレットは使用しなくていいのにと思う。

運用としては「自分のIDで入る」形でも、端末側に欠席者のパスワードが見えている時点で、やろうと思えば本人になりすませて中身が見られてしまう――この情報管理の甘さに不満、ということですね。保護者としては当然の感覚だと思います。 この法案でデジタル教科書が“正式な教科書”として位置づけられて利用が増えた場合、いまのような情報管理の状況だと、どんなリスクが現実的に増えると感じますか?

今のような情報管理では、欠席者の情報を全て見る事が出来るし、逆にうちの子の情報を他の子が見よと思えば見ることは出来ます。 意味のない管理ですよね。 それならタブレット無くてもいいと思います。 視力低下の問題もありますし。小学校、中学校ではタブレット使わなくていいと思う

情報が相互に見えてしまい得る状況だと、デジタル教科書の利用が増えたときにリスクも一気に増える、というご懸念ですね。加えて視力低下も心配で、小中ではそもそも使わなくていいのでは、というお気持ちも理解できます。 視力低下についてですが、デジタル教科書の利用が広がった場合に、学校側に最低限ここまでは徹底してほしいと思う使い方のルールはありますか?

今は使用頻度が低いので、なし

承知しました。いまは使用頻度が低いので、現時点では「こういうルールを徹底してほしい」という発想自体になりにくいのですね。 では次に、デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

名前は聞いたことがある程度

ありがとうございます。では、紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

紙の方が学びやすい

紙の方が学びやすいと感じていらっしゃるのですね。 紙の方が学びやすいと思うのは、どんな学習場面のときですか?

紙に比べデジタルだと記憶の定着や思考力が滑り落ちるように感じる。

デジタルだと、記憶の定着や思考の積み上げが「滑り落ちる」ように感じられるのですね。 その感覚は、例えば「文章を読む」と「問題を解く(考える)」のどちらの場面で強く出ますか?

どちらも

どちらでも強く感じられるのですね。 その「滑り落ちる感じ」は、学習のどの段階で起きやすいですか?

年齢が低ければ低いほど

年齢が低いほど起きやすい、という感覚なのですね。 小学校の中でも、特にどの学年あたりから「低学年だと厳しそう」と感じますか?

1年生

小1あたりだと特に厳しそう、という感覚なのですね。 では次に伺います。デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

健康面(目・姿勢・睡眠など)

健康面(目・姿勢・睡眠など)がいちばん気になるのですね。 デジタル教科書の利用が増えた場合、健康面の中では特にどの影響が大きいと感じますか?

視力低下、姿勢

視力低下と姿勢への影響が特に大きいと感じていらっしゃるのですね。 学校でデジタル教科書の利用が増えるとしたら、姿勢の面では具体的にどんな崩れ方が起きやすいと思いますか?

元々今ある学校の机や椅子はタブレットに向いてません。

たしかに、机や椅子の設計が紙前提のままだと、タブレット利用では姿勢が崩れやすいという感覚はありますよね。 その「タブレットに向いていない」という点で、いまの机・椅子だと特にどこが合っていないと感じますか?

どちらも

ありがとうございます。机も椅子も含めて、全体として合っていない感覚なのですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

教員の負担/研修

教員の負担や研修がハードルになりそう、ということですね。 先ほどの「端末が壊れても修理されない」「欠席者の端末を使う」といった実態も踏まえると、現場の先生に負担が集中して回らなくなるイメージもあります。 先生の負担の中でも、特に増えそうだと感じるのはどんな負担ですか?

若い先生は使いこなせますが、年齢が高い先生は使いこなせてません。クラスによってタブレット使用の差が生まれてます

先生の年代によって使いこなしに差があって、結果としてクラス間でタブレット使用の差が出ているのですね。子ども側からすると、同じ学年でも学び方が変わってしまい得るので、不公平感にもつながりそうだと感じました。 その「クラスによって差が生まれている」ことで、保護者として具体的にどんな影響が出るのが気になりますか?

できないクラスの方に合わせるので、子どもによっては簡単すぎて学びにならない

できないクラスに合わせることで、子どもによっては簡単すぎて学びにならない、という影響が気になるのですね。 残りの質問をうかがいます。デジタル教科書に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?

子ども達の視力低下や姿勢の悪さ、教師によって機械が苦手な人もいて情報管理が甘すぎる。学校のWi-Fiを個人のスマホに繋いで休み時間にコソコソとトイレなどで使う子もいる。そういった事からデジタル教科書はいい印象がないので、小・中学生は紙1択でいいと思います。

ここまで詳しくお話しいただきありがとうございます。視力・姿勢といった健康面に加えて、先生のICTスキル差による授業のばらつき、端末の使い回しやパスワード管理などの情報管理、さらに校内Wi‑Fiの私的利用のような統制の難しさが重なって、デジタル教科書に良い印象を持ちにくい、ということですね。 この内容を踏まえてレポートにまとめていきますが、最後に確認させてください。法案が成立してデジタル教科書が「正式な教科書」になっても、あなたとしては小中では紙を基本に据える方針が望ましい、という理解で合っていますか?

お時間をいただき、ありがとうございました。これまでのお話をもとに、要点をレポート案にまとめました。内容の理解がずれていないかご確認ください。

こっそり私的利用する子がいることも問題。その事もお伝えください

承知しました。追加で「休み時間などに学校Wi‑Fiを個人スマホにつないで、こっそり私的利用する子がいるのも問題」という点も、レポート案に反映します。お時間をいただきありがとうございます。以下、修正版の要約をご確認ください。

💬意見の要約

意見1

端末使い回しで情報管理が破綻

欠席者端末のパスワードが本体に貼られ、使い回す運用だと、やろうと思えば他児の情報を全て見られかねず不満。

意見2

低年齢ほどデジタルは学びにくい感覚

紙よりデジタルは記憶の定着や思考が「滑り落ちる」感じがあり、読む・解くの両方で、特に小1など低学年ほど強い。

意見3

健康懸念と運用の統制が心配

視力低下・姿勢が気になり、机椅子もタブレット向きでない。先生の得手不得手で授業差が出て、Wi‑Fiの私的利用も起きている。