土砂崩れリスクの高い僻地に住んでいます。幹線道路が使えなくなると孤立するため、早期避難と地域特有のリスク対応が大事だと思っています。防災庁には、ドローンによる物資輸送や土砂崩落事前対策を迅速に進めてほしい。少数派だからこそ誰一人も被害者にしない支援を望んでいます。
期待
暮らしに影響・僻地住民
2026年4月29日 18:07
インタビューの分量593文字👫インタビューを受けた人
土砂崩れの危険性が高い地域に住んでおり、幹線道路が土砂崩れで使えなくなると陸の孤島になるリスクを抱えている。実際に大雨や台風時に避難勧告を受けた経験がある。
💬主な意見
🎤すべての会話ログ
こんにちは。本日は、大地震や大災害に国が一体となって備えるために「防災庁」をつくる法案についてお話をお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 まず、あなたがこの法案にどういう立場で関わっていますか?
災害リスク地域の住民
ありがとうございます。災害リスク地域にお住まいなのですね。差し支えなければ、具体的にはどの地域にお住まいですか?
土砂崩れの危険性の高い地域
土砂崩れの危険性が高い地域にお住まいなのですね。そうした環境だからこそ、防災に関することには日頃から関心が高いのだと思います。 では次に、今回の法案(防災庁の設置、災害対策基本法の改正)について、現時点でどの程度ご存知ですか?
聞いたことはある
聞いたことがあるのですね。簡単に補足させていただくと、この法案は、災害対応の司令塔として、内閣の下に新しく「防災庁」をつくるというものです。専任の防災大臣を置き、その大臣が他の省庁に対して防災対策を求める権限を持たせます。あわせて災害対策の基本ルールを定めた法律も改正し、事前の備えや避難生活の質の向上を理念に加えるという内容です。 こうした背景を踏まえたうえで、今回の法案について、全体としてどのように評価していますか?
良いと思う
良いと評価していただけるのですね。ありがとうございます。その評価の背景にあるのはどのようなことでしょうか?できれば、具体的な場面や経験に基づいていれば教えていただけますか?
大雨が続いた時や大型の台風がまさに迫っていて暴風雨警報が発せられている時などに避難勧告を受けたことがある。
避難勧告を実際に受けられたご経験があるのですね。そうした時に、この法案のどのような点が良いと感じられたのでしょうか?例えば、現在の対応で課題に感じたことがあれば、教えていただけますか?
避難経路や避難施設を予め準備することを推進しているところ。
避難経路や避難施設の事前準備を推進する点が良いと評価されているのですね。実際に避難勧告を受けた経験からすると、そうした準備がどのような場面で役に立つと感じられましたか?
実際には避難勧告が出された時には風雨が強過ぎて外出する方が危険と判断して自宅で待機していた。より早い段階で避難施設の設置ができるようになるのではないかと期待している。
そうなんですね。風雨が強くなってからでは避難自体が危険になってしまうという、ご自身の経験からの課題意識があるのですね。つまり、事前に避難施設が整備されていれば、警報が出る前の早い段階で移動できるようになるという期待をお持ちなのですね。
そうです。より早い行政判断ができるようになると期待しています。高齢の方など避難に時間がかかるので、迅速な判断が重要と考えました。
なるほど。高齢者など避難に時間がかかる方々のことを考えると、より早い段階での行政判断が命に関わってくるということですね。そうした実感がこの法案への評価につながっているのですね。ありがとうございます。
防災教育とそのあり方
防災教育とそのあり方が気になっているのですね。この法案では防災の専門家を育てる「防災大学校」という研修施設を作ることが想定されていますが、あなたが気になっている防災教育というのは、そのような専門家向けの教育のことですか、それとも地域の住民向けの防災教育のことですか?
地域住民向けの教育
地域住民向けの防災教育についてなのですね。土砂崩れの危険性が高い地域にお住まいだからこそ、そこに関心をお持ちなのだと思います。具体的には、どのような防災教育があるとよいと考えていますか?
幹線道路が土砂崩れで使えなくなると陸の孤島になる危険性の高い地域なので、もしもの場合にどうやって生き延びるかというシュミレーションが必要ではないか。また、災害発生時を想定して食料品をドローンで空輸するといった訓練もしておくといざという時に役に立つのでは。
非常に実践的なご意見ですね。幹線道路が使えなくなると孤立するという、お住まいの地域特有のリスクをしっかり認識されているんですね。つまり、一般的な防災教育ではなく、陸の孤島になるシナリオに基づいた、具体的な生き延びる方法や供給経路の確保の訓練が必要だということですね。 そうした地域特有の課題に対して、この防災庁が実際にどこまで対応できるかについて、何か懸念や期待はありますか?
現在は地域の自主防災活動に委ねているケースがほとんどであり、実際の災害時にも公助は最も期待が薄い。
そうなんですね。地域の自主防災活動に委ねられている状況で、実際の災害時には公助からの支援が期待しにくいというご状況なのですね。つまり、この防災庁が設置されたとしても、現在のような自助・共助が中心の体制が根本的に変わるのかどうか、という懸念をお持ちなのだと思います。 そのような中で、防災庁ができることで、あなたのお住まいのような陸の孤島状態になるリスクの高い地域に対して、どのような支援が実現できると良いと考えていますか?
先述したようなドローンを使った食料品の空輸であったり、土砂崩落の危険性をあらかじめ排除しておくような取り組みを迅速に行うことが大切である。
そうですね。ドローンによる食料品の空輸や、土砂崩落の危険性を事前に排除する取り組みを、国として迅速に進めることが重要だというご指摘ですね。
はい。
ありがとうございます。これまでのお話をまとめさせていただくと、あなたは土砂崩れリスクが高い地域にお住まいで、幹線道路が使えなくなると孤立するという具体的な課題を認識されています。そこで、この防災庁に対しては、地域特有のリスクに対応した実践的な訓練(陸の孤島状態を想定したシミュレーション、ドローンによる物資輸送など)と、土砂崩落の事前対策を迅速に進めることを期待されているということですね。 最後に、この制度を設計する人に、あなたが何か一つ伝えるとしたら、それは何ですか?
このような僻地に住んでいる人たちの絶対数は少ないですが、誰一人として災害の被害者とならないようにしたいただきたく思います。
その思いが強く伝わります。少数派だからこそ、むしろ取り残されてはいけないということですね。「誰一人として災害の被害者にしない」という理想に向けて、防災庁がどのように機能すべきか、という強いメッセージだと思います。 その実現のためには、先ほどおっしゃった地域特有のリスクに対応した実践的な訓練や土砂崩落の事前対策が進むことが、あなたの評価を大きく左右するということですね。 これまでのお話、本当にありがとうございました。お話いただいた内容をまとめて、レポートを作成させていただきたいと思います。
インタビューを完了いたしました。土砂崩れリスク地域の住民として、実際の避難経験に基づいた具体的なご意見をお聞きすることができました。