💬インタビューレポート
一般市民
30歳の一般市民。10年前に家庭教師をしていた経験があり、当時から学校でiPad配布の流れを見聞きしてきた。
💬主な意見
🎤すべての会話ログ
本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることや実感を伺えればと思います。率直なお話で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?
一般市民として関心がある
ありがとうございます。一般市民として関心を持たれているのですね。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?
今30歳なのですが、10年前に家庭教師をしていた頃から学校でiPadが配られるようになっていたな、くらいの認識です。
ありがとうございます。家庭教師をされていた頃から端末配布の流れをご覧になっていたのですね。 紙の教科書とデジタル教科書を比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?
場面によって使い分けが良い
使い分けが良いという感覚、とても現実的ですね。 「使い分け」が良いと思うのは、どんな学習場面のときですか?
手を動かして直接紙に書くことも必要です。漢字ドリルとかは紙のままでいいのではないでしょうか。でも資料集なんかはデジタルにした方がたくさん情報を学べそうだし、みんなの答えを共有して先生がまとめて授業に活用するみたいなのもデジタルの良さかなと思います。
具体例がとても分かりやすいです。漢字ドリルのように「手を動かして書く」学習は紙、資料集や共有はデジタル、という整理なのですね。 今お話に出た「みんなの答えを共有して、先生がまとめて授業に活用する」使い方について、うまくいきそうだと感じるのはどんな場面ですか?
答えがひとつではない道徳や国語、美術などの科目で、いろんな人の作品を前のスライドでバーっと見れたら面白そうですよね。
たしかに、答えが一つに決まらない教科だと、全員分を一気に見られるのは授業が豊かになりそうですね。 そういう共有が増える一方で、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?
学習面(理解・集中・記憶など)
学習面での不安があるのですね。 理解・集中・記憶の中でも、特に気になっているのはどれに近いですか?
集中
集中の点が気になっているのですね。 集中が切れやすくなりそうだと感じるのは、どんな場面のイメージですか?
私はもともとADHDで授業中は関係ないページや違う教科書をずっと読んでましたが、それでも紙しかないと選択肢が限られるので最低限勉強に近いことをしていました。デジタル教科書はあらゆることが詰まってて、運用を間違えると関係ない内容をずっと見てしまって集中しない子供が現れるかもしれません(でも興味のあることの勉強を深められていいことかもしれませんが)
ご自身の経験に基づいたお話で、とても説得力があります。紙だと「逃げ道が限定される」けれど、デジタルだと選択肢が広がりすぎて、集中が散りやすい子が出るかもしれない、という懸念なのですね。 その「運用を間違える」と感じるのは、学校側の運用としてどんな状態をイメージしていますか?
インターネットに繋げるとか、絵を描けるとか、動画を見れるとか、そういう機能にアクセスしやすいと、ずっとそういうことをしちゃいそうです。
なるほど、インターネットやお絵描き、動画視聴などに“すぐ行ける状態”だと、授業中でもそちらに流れてしまう子が出そう、というイメージなのですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?
端末・通信トラブル対応
端末や通信トラブルは、現場の負担が一気に増えそうで気になりますよね。 その「端末・通信トラブル対応」で特にハードルが高そうだと感じるのは、どんなタイプのトラブルですか?
通信障害で皆が教科書を見れない時に先生が子供たちの通信復旧に時間を取られるかもしれません。今後は改善されるかもしれませんが、現在私の職場でiPadで試験を受けたりする際にはよくこういうことがおこります。
具体的なイメージありがとうございます。通信障害が起きると、授業そのものより復旧対応に時間が吸われてしまう、という懸念なのですね(職場でのiPad試験でも実際に起きているのはリアルです)。 デジタル教科書に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?
いろいろ言ってしまいましたが、なんだかんだでワクワクするものがいいですよね。子供って子供用の機能を落としたものはすぐ気が付きますし、なんというか本物が好きじゃないですか。最新の情報が詰まった百科事典みたいな教科書とか、みんなの回答を効率よくまとめて思考させてくれる教科書とか、そういうのがいいなぁ。
お話ありがとうございます。懸念(集中の散りやすさ、通信障害時に授業が止まること)がありつつも、「子どもがワクワクする“本物”の体験としての教科書」に期待が大きい、ということが伝わってきました。 ここまでで一通り伺えましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。
お時間をいただき、ありがとうございました。ここまで伺った内容でレポート案をまとめました。内容に違いや補足したい点がないか、ご確認ください。