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💬インタビューレポート

一般市民

一般市民として関心を持ちつつ、仕事・私生活ではデジタルを積極活用している。出版経験から紙の認知的な強みも実感している。

回答日2026.5.12 16:30
インタビュー分量21 分 / 1200 文字

💬主な意見

精読・記憶は紙が強く、書く行為も重要

出版時に紙だと画面で見落とした粗が見つかった。紙は細部に注意が向きやすく、手で書くことは記憶に結びつくと感じる。

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文章中心の学習で紙の優位が出やすい

国語・理科・社会や、保健体育/技術家庭科の座学など、テキストを吟味・記憶する学習で差が出ると考える。

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持ち帰りは中毒・精神面の健康被害が懸念

端末利用後に無気力化しデトックスで回復した例を聞いた。ブロックにも抜け道があり、宿題までデジタル化すると使用時間が増え発達に悪影響が心配。

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🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることを丁寧に伺えればと思います。率直なご意見で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

一般市民として関心がある

一般市民として関心を持たれているのですね。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

ある程度知っている

ありがとうございます。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

紙の方が学びやすい

紙の方が学びやすいと感じていらっしゃるのですね。 紙の方が学びやすいと思うのは、どんな学習場面のときですか?

もともと比較的デジタル推進派でしたが、昨年本を出版した際に、画面上では見つけられなかった様々なアラが印刷された紙で読むと次々と見つかり、驚きました。紙の方が人間の目や脳が情報を細部まで拾いやすく、注意も向くということかと思います。また、現在の技術ではタブレット画面に紙と鉛筆の細さで細かい書き込みを行うことはまだできません。自身の手で書く行為は身体経験として記憶に結びつきやすく、非常に重要だと思います。 一方で、重たい紙の教科書や資料集を背負って毎日通学することは身体発達を阻害すると考えますので、そのような学校のポリシーには反対です。(置き勉が当然だと思います)

ご自身の出版経験から、紙だと細部の粗に気づきやすかったというのは、とても説得力のある実感ですね。 いまのお話の中で「紙の方が細部まで拾いやすい」という点について、学校の学習だとどの教科・どんな作業のときに特に差が出ると思いますか?

国語や理科、社会科、または保健体育・技術家庭科の座学など、テキスト情報を吟味したり記憶したりする学習です。

ありがとうございます。国語や理科・社会のように、文章を精読したり覚えたりする学習で紙の強みが出る、ということですね。 では、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

中毒性が気になります。友人の子が、中学校にあがりモバイルデバイスを使うようになったあとしばらくして明らかに感情面で変化があり(無気力・無感情のような状態)、デジタルデトックスをすることで元の状態に戻った、という具体的な体験談を聞いています。また、いかに技術的にブロックをしても、子どもでも抜け道を見つけて有害であったりゲーム等の中毒性の高いコンテンツにアクセスすることは可能です。宿題までタブレットでやるとなると家庭内も強制的にデジタルデバイスを使用することとなり、目や姿勢などに限らず、精神健康面でも健康被害が発生することを強く懸念しています。

中毒性や精神面への影響を強く懸念されているのですね。実際の体験談を聞かれていると、現実味が増して不安にもなりやすいと思います。 その「中毒性」が特に問題になりそうだと感じるのは、学校での利用のどんな場面ですか?

家庭への持ち帰りです。

家庭への持ち帰りが一番問題になりそう、ということですね。 学校から端末を持ち帰る運用になった場合、どんなルールや仕組みがあれば「中毒性のリスクはここまでなら抑えられそう」と感じますか?

とても誘導的な質問ですね。持ち帰りには反対です。宿題は紙がいいと思います。定着力もその方が高いと思います。(デジタルはクイズ形式などの高頻度の反復学習には向いているかもしれませんが、それ以外には基本的には向かないという印象です)。 勘違いしていただきたくはないですが、私は仕事でもプライベートでもデジタルを活用しまくっています。ただし、幼少期の身体・精神発達への影響を懸念しているのです。また、それは使用時間に比例すると考えています。

ご指摘ありがとうございます。こちらの聞き方が誘導的でした。 持ち帰りに反対、宿題は紙がよいというお考えなのですね。そこで確認ですが、学校でデジタル教科書を「正式な教科書」として扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

運用面ではすでに議論が尽くされていると思いますが、学校のルール作りは小児発達の専門家、それもデジタル反対派の意見もバランスをとって取り入れないと危険が大きいと思います。ルール決めること自体は一般の教員でもできるので、ハードルではないですが、そのルールが果たしてひとりひとりの健康な発達のためになっているのか?というところを担保するのは非常に難しいと考えます。

おっしゃる通りで、「ルールを作れるか」よりも、「そのルールが子どもの発達にとって妥当かを担保すること」が難所、ということですね。 その“担保”のために、学校のルール作りの過程に必ず入れるべきだと思う立場(専門家や関係者)は、どの層ですか?

デジタル中毒専門の診療科のある病院や、実際にデジタル中毒による様々な困難を経験した子ども・その親などです。また、様々な経済的バックグラウンドを持つ現役の子育て世代への懸念等のヒヤリングも必要だと思います。

具体的に、デジタル中毒の臨床現場や当事者家庭の声を制度設計に入れるべき、ということですね。 デジタル教科書に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?

子どもたちの「成功よりも健康を

お考えの軸が「成功よりも健康を」という点、とても大事なメッセージだと感じます。 「成功よりも健康を」の続きとして、制度の中で具体的に何を優先して守ってほしいですか?

短期的な利益ではなく、長期的な身体・心理発達への影響を最小限にすること。

ありがとうございます。「短期的な利益より、長期的な身体・心理発達への影響を最小限に」という点が核心なのですね。 ここまで伺った内容をこちらで要約してレポートにまとめてもよいでしょうか?

お時間をいただき、ありがとうございました。ここまでの内容を要約したレポート案です。事実関係やニュアンスの違いがないか、ご確認ください。