💬インタビューレポート
保護者
学校に通う子どもがいる保護者として、授業でデジタル教科書が導入された場合の学びやすさと健康面の影響を気にしている。
💬主な意見
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本日は「学校においてデジタルを含む教科書を使えるようにする法律案」について、率直なお考えを伺えればと思います。ご負担のない範囲で大丈夫です。 この「デジタルを含む教科書を正式な教科書として認める」法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?
子どもが学校に通っている(保護者)
保護者の立場なのですね、ありがとうございます。 お子さんの学校では、現時点でデジタル教科書(紙の教科書の内容を端末で見られるもの)を授業で使う機会はありますか?
使っていない
ありがとうございます。いまは使っていないのですね。 もし今後、学校で「デジタルを含む教科書」を使うようになるとしたら、保護者としてまず気になりそうな点はどんなことですか?
Kindleも結局は浸透しなかったように、何かピンポイントで調べるにはデジタルは便利だけれど、体系的学ぶには紙の書籍が便利だし、目など体に負担も少ないと思う。
なるほど、調べものには便利でも、体系的に学ぶときは紙のほうが頭に入りやすく、目の負担も少ないのでは、という感覚をお持ちなのですね。 「体系的に学ぶには紙が便利」という点について、どんな学習場面をイメージされていますか?
例えば歴史や数学を学ぶ場面でも、先生が全員に講義するのではなく、紙の教科書でもそれぞれの学びの理解度によって進む速さを変えられると思う。デジタル教科書を補助的ツールとしては否定しません。
ありがとうございます。紙でも個々の理解度に合わせて進められるし、デジタルは補助としてなら、というお考えなのですね。 デジタル教科書が「補助的ツール」として入るとしたら、どういう用途なら授業にあってもよいと感じますか?
例えば音楽ならピアニスト清塚さんのクラシックTVのような一流の先生が音楽について楽しみを提供する動画コンテンツは学びに役立つと思います。
具体例がとても分かりやすいです。紙の教科書を軸にしつつ、音楽のように「動画で一流の実演や解説に触れられる」と学びが広がる、という期待なのですね。 そのような動画コンテンツが教科書に組み込まれる場合、保護者としては学校での視聴のさせ方(時間やルールなど)はどんな形が望ましいと思いますか?
時間は区切った方が良いと思います
ありがとうございます。視聴時間は区切ったほうが良い、ということですね。 学校での利用を想定したとき、その「区切り」はどのくらいの長さをイメージされていますか?
45分
ありがとうございます。45分くらい、というイメージなのですね。 デジタルの利用時間を「45分」に区切るとした場合、その45分は「授業1コマの間ずっと画面を見る」のがよいイメージでしょうか、それとも「授業1コマの中で画面を見る時間の合計が45分まで」というイメージでしょうか?
どちらでも良いと思います
ありがとうございます。 「どちらでも良い」と感じられるのは、学校側がどんな工夫や配慮をしてくれていれば安心できる、という感覚に近いでしょうか?
集中できる時間東京身体への影響を考えて45分としました
ありがとうございます。集中できる時間や、目など身体への影響を考えると45分くらいが目安、ということですね。 その「身体への影響」として、保護者として特に気になっているのはどのあたりですか?
視力と姿勢の悪さ
視力と姿勢、そこが特に心配なのですね。 デジタル教科書を学校で使うようになった場合、視力や姿勢への影響は「どんな場面」で出やすいと感じますか?
長時間の使用
ありがとうございます。長時間の使用が続く場面で出やすい、ということですね。 この法案が進んでデジタルを含む教科書が正式に使われるようになったとき、学校側に「長時間にならないように」どんなルールや運用を用意してほしいですか?
時間の制限
ありがとうございます。 学校側に「時間の制限」を用意してほしい、ということですね。 その時間制限は、学校全体で統一して決める形がよいですか?
国が決める方が良いと思います
ありがとうございます。国が決める形のほうが、学校ごとのばらつきが減って安心できる、という感覚でしょうか。 国が時間の基準を決めるとしたら、どんな決め方(例:1コマあたり、1日あたり、教科ごと等)がよいと思いますか?
1コマあたり
ありがとうございます。1コマあたりで基準を決めるのがよい、ということですね。 その「1コマあたり」の基準を国が示すとしたら、具体的には何分くらいが適切だと感じますか?
45分
ありがとうございます。1コマあたり45分くらい、という基準を国が示すのが望ましいというお考えなのですね。 この法案では、紙をなくすのではなく「紙に加えて、動画や音声なども含めたデジタルを正式な教科書として扱えるようにする」ことが中心になります。 この前提で伺いたいのですが、デジタルを含む教科書について、どの程度ご存知ですか?
名前は聞いたことがある程度
ありがとうございます。いまは「名前は聞いたことがある程度」なのですね。 この法案のポイントは、紙の教科書に加えて、デジタル(動画や音声なども含みうる)を“正式な教科書”として位置づけて、検定や無償配布の対象にもしていく、という点です(紙を廃止するものではありません)。 この前提で、紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?
場面によって使い分けが良い
使い分けが良い、という感覚なのですね。紙とデジタルそれぞれの良さを活かしたい、というお考えが伝わってきます。 その「使い分け」をする場面として、どんな授業や学習の場面をイメージされていますか?
先生では不足しているところ
なるほど、先生の説明やリソースだけでは足りない部分を補う場面、というイメージなのですね。 その「不足しているところ」というのは、具体的にはどんな種類の不足(例:実演・発音、最新情報、個別のつまずき対応 など)を思い浮かべていますか?
先生の知識と経験、個々の学びに対応できない場面
ありがとうございます。先生の知識や経験には限りがある中で、個々の学びに十分対応しきれない場面をデジタルで補える、という見立てなのですね。 その「個々の学びに対応できない場面」というのは、授業の中でどんな状況になっているときに起きやすいと感じますか?
それぞれの理解度が違う場合
ありがとうございます。理解度の差があるときに起きやすい、ということですね。 デジタルを補助として使う場合、理解が速い子・ゆっくりな子のどちらを支える目的で使うのが望ましいと思いますか?
どちらも
ありがとうございます。速い子にも、ゆっくりな子にも、両方の支えになる形が望ましいのですね。 デジタルが「両方」を支えるとしたら、授業の中でデジタル教科書はどんな使われ方だとイメージに近いですか?
デジタルなら個々の学びに合わせられる
ありがとうございます。デジタルだと個々の学びに合わせやすい、という期待があるのですね。 その「個々の学びに合わせる」というのは、具体的にはデジタル教科書にどんな機能や仕組みがあると実現できそうだと感じますか?
デジタルの機能というより個々の学びの理解度を尊重する体制が必要だと思う
おっしゃる通りで、機能よりも「理解度を尊重して運用する体制」が鍵、ということですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、その体制づくりの面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?
授業設計の難しさ
ありがとうございます。機能の話というより、理解度の違いを前提に授業を組み立て直す必要があって、そこが難しそうということですね。 「授業設計の難しさ」という点は、具体的にはどんなところが難しくなりそうだと感じますか?
個々の学びに合った環境を提供するのが難しいと思う
ありがとうございます。個々に合った環境を提供するのが難しい、というご懸念ですね。 その「個々に合った環境」を学校が提供しようとしたとき、どんな資源が特に足りなくなりそうだと感じますか?
学びの理解度を判断する人とそれに合ったどんな環境を提供するか判断する人
ありがとうございます。理解度を見立てる人と、その見立てに応じた学習環境を設計する人——その“人手・役割”が不足しそう、ということですね。 この法案に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたら、それは何ですか?
次の質問に進む
承知しました。では次の質問に進みます。 デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?
健康面(目・姿勢・睡眠など)
ありがとうございます。健康面(目・姿勢・睡眠など)がいちばんの懸念なのですね。 ここまで伺った中では、特に「視力」と「姿勢」が気になるというお話でしたが、デジタル教科書の利用が増えるとした場合、睡眠への影響についてはどんなことが起きやすいと感じますか?
次の質問に進む
承知しました。では次に進めます。 小中学校では、デジタルを含む教科書を採択した場合も「無償で配布」される対象になりますが、この無償配布について、公平性の観点で気になる点はありますか?
次の質問に進む
承知しました。ここまでで事前に用意していた質問は一通り伺えましたので、これまでのお話をまとめてレポート形式に整理します。
お時間をいただき、率直なお話をありがとうございました。伺った内容をレポート案にまとめました。ご確認ください。