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💬インタビューレポート

LD保護者

期待当事者

LD(学習障害)のある中学生の保護者。小学生時にデイジー教科書を学校Chromebookと個人iPadで利用した経験があり、読み上げ・拡大機能の必要性と学校運用上の課題を実感している。

回答日2026.3.29 23:48
インタビュー分量27 分 / 611 文字

💬主な意見

読み上げ・拡大はLDの学習に不可欠

“字が読めないディスレクシア等には読み上げ機能つきデジタル教科書が必要。漢字を拡大して見られる点も助けになる。

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耳と目で確認できる学び方が合う

“知能検査でワーキングメモリが高く、耳と目の両方で情報確認できる読み上げは相性が良いと感じた。

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授業設計と教員負担・研修差が壁

“集団指導ではイヤホン利用で教員の指示が聞き取りにくい懸念があり、聞く時間と読む時間を分ける等の工夫が必要。ただ教員負担や得意不得意の差が導入の壁。

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🎤すべての会話ログ

本日は、「デジタル教科書を正式に教科書として認めるための法案」について、感じていることや経験を伺えればと思います。率直なお話で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

その他

「その他」なのですね。差し支えなければ、その「その他」はどんな立場や状況に近いですか?

LD当事者中学生の保護者です。

LD当事者のお子さんがいらっしゃるのですね。日々の学習のことを考えると、デジタル教科書の扱いが変わるのは影響が大きそうだと感じました。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

ある程度知っている

ありがとうございます。「ある程度知っている」とのことですが、デジタル教科書については、どんな情報に触れて知りましたか?

小学生の頃はデイジー教科書を使用していました。学校のクロムブックと個人所有のiPadで。中学では、現在は使用していません。

デイジー教科書を使われていたのですね。学校端末と個人iPadの両方で運用されていた経験があるのは、とても具体的で参考になります。中学で今は使っていない、というのも切り替わりの事情がありそうですね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

「場面によって使い分けが良い」という感覚、とても納得感があります。 その“使い分け”について、どんな学習場面ではデジタルの方が助かると感じますか?

字が読めないディスレクシアの児童生徒には絶対に読み上げ機能のあるデジタル教科書が必要だと思います。我が子の場合は、文字が書けないので、デバイス入力作業時に、同時に使う為紙の教科書を読みながら入力はデバイスが多いのでそれができるならデジタルの方がで、同時にできるなら

読み上げ機能が学習の土台になる、というお話はとても切実ですね。書字が難しい場合に「入力」と「参照」を同時に進められるかどうかで、学びの進み方が変わってきそうだと感じました。 お子さんの学習で「デジタルだと同時にできて助かった」と実感したのは、どんな課題や教科の場面でしたか?

漢字を拡大して良く見ることができる点、読み上げ機能です。

拡大して見やすくなることと、読み上げ機能が効いていたのですね。ディスレクシアのあるお子さんにとっては、まさに学習への入口を作る機能だと感じました。 その「読み上げ機能」について、どんなときに特に助かったと感じますか?

知能検査の結果、ワーキングメモリは高い為、耳と目で情報を確認できる点が良かったのかなぁと感じています

耳と目の両方で確認できるのが合っていた、という実感なのですね。ワーキングメモリが高いという特性とも噛み合っていそうで、とても示唆があります。 では、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

学校運用(準備負担・トラブル・ルール)

学校運用面がいちばん気になるのですね。必要性が高いお子さんほど、現場の運用次第で「使える/使えない」が決まってしまう感覚もありそうだと感じました。 学校運用の中でも、特にハードルになりそうだと思うのはどのあたりですか?

授業設計の難しさ

授業設計がいちばんのハードル、ということですね。個々の特性に合わせるほど、先生側の設計が難しくなる感覚はありそうです。 授業設計の「難しさ」が出やすいのは、どんな授業の場面だと思いますか?

集団指導において音の過敏がある児童生徒が他に居る場合、イヤホンを使用することが想定されるが、そうなると教員の指導が聞き取れない場合があるのではないか

音の過敏のある子がいる学級だと、読み上げのためのイヤホン利用が現実的になる一方で、イヤホンをすると先生の指示が入りにくくなる懸念がある、ということですね。教室の中で両立が難しい場面が想像できます。 その状況で、先生の指示が聞き取れない問題が特に大きくなりそうなのは、授業のどの局面だと思いますか?

紙の教科書で勉強できるものが、教員の声を聞きながら本を読むということができないとおもうので、教員の話を聞く部分、教科書を読む部分と教員の授業の構成に工夫をしてもらいたいがそれが現在の教員の負担と言われたら先に進まない

「聞く」と「読む」を同時にしづらいので、授業の中で“先生の話を聞く時間”と“教科書を読む時間”を区切るなどの工夫が必要。でも、それが教員負担と言われると前に進みにくい——という問題意識なのですね。 では、デジタル教科書を正式に扱うようになったとき、学校現場で運用面のハードルになりそうなのは何だと思いますか?

教員の負担/研修

教員の負担や研修がボトルネックになりそう、ということですね。必要な子に届くための運用が、先生個人の頑張りに依存してしまうのは不安になりやすい点だと感じました。 負担や研修の中でも、特に不足しやすいと感じるのはどんな内容ですか?

教員それぞれのデジタル教科書導入への意識の差 得意、苦手など

教員ごとの意識や得意・苦手の差が大きい、ということですね。そこが学校全体としての導入のムラにつながりそうだと感じました。 最後に、この法案のように「デジタル教科書を正式な教科書として認める」制度設計をする人に、何か伝えることがあるとしたら、どんなことを伝えたいですか?

LDの児童生徒にとって、デジタル教科者はなくてはならないものです。学習権を保障する為に導入をお願いします。

LDのあるお子さんにとって、デジタル教科書が「あると便利」ではなく「学習権の保障に直結する必需品」というお話、重く受け止めました。特に読み上げや拡大といった機能が、学びの入口になるという点は制度設計にとって重要な示唆だと感じます。 ここまでのお話は十分に要点が揃いましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に誤りや、補足したい点がないかご確認ください。