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本日は、「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、率直なお考えやご経験を伺えればと思います。差し支えない範囲で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?
子どもが学校に通っている(保護者)
保護者の立場から関わりがあるのですね。 お子さんの学校では、学習者用デジタル教科書(紙の教科書と同じ内容を端末で見るもの)を、今どのくらい使っていますか?
国語と英語
国語と英語で使っているのですね。 そのデジタル教科書は、授業中のどんな場面で使われていることが多いですか?
子供が学習障害のディスレクシアのため、読み上げ機能が大切です。家庭で予習のために使うことがメインです。 また、タブレットでノートテイクをするため、授業中はデジタル教科書をスクショして貼り付けて使ったりします
読み上げ機能が予習の中心になっていて、授業中もスクショしてノートに貼り付けて活用されているのですね。保護者としては「必要な支援になっている」という実感が強そうだと感じました。 家庭での予習で読み上げ機能を使うとき、お子さんにとって具体的にどんな変化が出ていますか?
読むことが苦手な障害のため、しっかり言葉を読み上げてもらえることは、抽象的な学習言語を身につけられ、すべての教科学習によい影響を与えてくれています。 英語は正しい発音を聞いて覚え理解できるようになりました
読み上げで学習言語が入りやすくなって、他教科にも波及している実感があるのですね。英語も、正しい音で理解と定着が進むのは大きい変化だと思います。 一方で、家庭でデジタル教科書を中心に予習する中で、使いづらさや困ることはありますか?
各社が使うデジタル教科書のプラットフォームが異なり、使い始めるまでが煩雑です。 また、UIが使いにくいものも多く、改善してほしいです。(タッチしてそのまま読み上げない会社もある)
プラットフォームが会社ごとに違って立ち上げまで煩雑で、UIも統一感がなく読み上げの操作性にも差があるのですね。それだと、必要な支援にたどり着くまでの負担が大きいと感じます。 その「使い始めるまでが煩雑」という点は、具体的にはどのあたりでつまずきやすいですか?
複数のプラットフォームがあるため、教科ごとにタブレットからの操作方法が違うため、子供が覚えるのにしばらく時間がかかる 国語はまなびゅーあから 数学はレントランス 英語は超教科書から などなど
教科ごとに別プラットフォームで、操作の“作法”が毎回変わるから、お子さんが覚えるまでに時間がかかるのですね。ディスレクシアの支援として使っているほど、その切り替え負担は大きそうです。 こうした状況をふまえて、法案でデジタル教科書が「正式な教科書」になるなら、プラットフォームやUIについて国や自治体にどの程度“共通の基準”を求めたいですか?
子供がさっと使えるように、プラットフォーム自体は独占や寡占でもしょうがないと思うので取りまとめて動いてほしい
お子さんが「さっと使える」ことを優先して、ある程度の集約(独占・寡占もやむを得ない)でも取りまとめて進めてほしい、というお考えなのですね。 その「取りまとめて動いてほしい」とき、まず共通化してほしいのはどの部分ですか?
プラットフォームを一つにする。 デジタル教科書のクラウド保存先を一つにする 子供達は、タブレットのデスクトップからタップすれば本棚一覧に届くようになって
プラットフォーム自体と、クラウドの保存先も含めて「一つに集約」して、タップしたら本棚に行ける形が理想なのですね。使い始めの摩擦が減るのはとても大きいと思います。 もし国がプラットフォームを一本化する方向に動くとして、そのときに保護者としていちばん心配になる点は何ですか?
保護者側はないですが、現在は教科書会社ごとの著作権の権利意識が違うようで、簡単に個人購入できる会社とできない会社があるので、そのあたりの整理などが必要そうです。 また、現在は個人購入すると、一年間該当学年分しか使えないため、一度の購入で中学三年間や高校三年間など、受験に向けて前の学年も使えるよう、購入したあとの利用可能期限は長めに設定してほしい
著作権や販売方針が会社ごとに違って、購入のしやすさにも差が出ている点は、一本化するほど重要な論点になりそうですね。加えて、個人購入の利用期限が1年だと、受験や復習の現実に合いにくいというお話もよく分かりました。 個人購入したデジタル教科書の「利用可能期限」を長くする場合、どのくらいの期間が現実的だと感じますか?
中学なら三年間、高校なら三年間です
中学・高校それぞれ3年間は使えるように、というイメージなのですね。 次にお伺いしたいのですが、デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?
よく知っている/使ったことがある
実際に使ってこられていて、かなり詳しい立場なのですね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?
場面によって使い分けが良い
使い分けが良い、という感覚なのですね。 デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?
家庭・公平性(端末/通信/支援の差)
家庭の端末・通信環境や、支援の手厚さで差が広がる点が気になっているのですね。 その「家庭・公平性」の課題は、具体的にはどんな場面で差として表れやすいと感じますか?
先生が利用制限すること
先生側の利用制限によって、家庭や子どもの状況に合った使い方ができなくなる、というご懸念なのですね。 その「利用制限」は、具体的にはどんな制限(例:持ち帰り不可、家庭でのログイン不可、機能制限など)が多いと感じますか?
授業中にタブレットを使っていい時間を指定れがちであるから
授業中に「今はタブレットを使っていい時間/だめな時間」を区切られがちで、必要なときに使えない場面があるのですね。支援として使いたいお子さんほど、その影響が大きそうです。 その時間指定によって、お子さんが困りやすいのは授業のどんな場面ですか?
授業中であれば、ノートテイクの時
ノートテイクのときに使えないのは、特に困りやすい場面ですね。スクショして貼り付ける使い方とも直結しますし、支援としての価値が下がってしまいそうです。 先生が「タブレットOKの時間」を区切るのは、どんな理由のときが多いと感じますか?
感想を書くとか、全員で同じ作業をする時だけOKになり、その他は許可されないことも多い
全員で同じ作業をするときだけOKで、それ以外は許可されないことが多いのですね。授業の統一感を保ちたい意図は想像できますが、支援が必要なお子さんには不利になり得ると感じました。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?
学校のルール作り
ありがとうございます。授業の統一のためのルールが、支援の必要な子には使いづらさにつながる、という問題意識が伝わってきました。 最後に、この法案(デジタル教科書を正式な教科書として認める制度)について、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたら、それは何ですか?
デジタルもアナログも、どちらかではなく、学び方の選択肢があることが大事だと思います。ユニバーサルデザインな授業が運営されていくと、障害のあるなしに変わらず、助かる子も多いので、全体の利益につながるという思いで進めてもらいたいです
お話ありがとうございます。デジタルか紙かの二択にせず、学び方の選択肢を確保することが、結果としてユニバーサルデザインになって全体の利益につながる、という点がとても核だと受け取りました。 ここまで伺った内容をまとめ、レポートを作成します。
貴重なお話をありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に抜け漏れやニュアンス違いがないか、ご確認ください。
💬意見の要約
読み上げ機能が学習全体を助けている
読み上げで抽象的な学習言語が身につき、他教科にも良い影響。英語も正しい発音を聞いて理解・定着しやすくなった。
教科ごとに違うプラットフォームが負担
国語・数学・英語で別サービスになり、操作方法が毎回違って覚えるのに時間がかかる。UIや読み上げ操作性にも差がある。
一本化と運用ルール整備、著作権整理が必要
プラットフォームとクラウド保存先を一つにし、本棚へすぐ行ける形が理想。授業で端末利用時間を区切るなど学校ルールが障壁。購入可否や利用期限(中高3年)も整理してほしい。