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💬インタビューレポート

保護者

期待当事者

学校に通う子どもを持つ保護者として、授業参観や家庭学習の観点からデジタル教科書・学習端末の導入状況や課題を見ている。

回答日2026.4.1 00:08
インタビュー分量18 分 / 1930 文字

💬主な意見

デジタル学習は反応や共有が楽しい

授業参観で、操作への反応やクラスのフィードバックが見える場面があり、生徒が楽しそうに学べていると感じた。

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通信が弱いと良さが活きず格差が出る

レスポンスの遅さを見て、通信が脆弱だとデジタル教育が最大限に生かせないと感じた。学校・家庭の通信差は宿題の可否に直結する。

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先生のデジタル差を支援で埋めたい

教員の慣れでクラス間の実質的な差が出うる。外部スタッフが事前に授業用PC設定等を支援し、先生が授業に集中できる仕組みが良い。

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🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることや実感を伺えればと思います。率直なお話で大丈夫です。 この「デジタルを含む教科書を正式な教科書として認める」法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

子どもが学校に通っている(保護者)

ありがとうございます。保護者として関わりがあるのですね。 お子さんの学校では、デジタル教科書(紙の教科書と同じ内容を端末で見られるもの)は、いま実際に使われていますか?

分からない/把握していない

承知しました。学校からの案内や、お子さんとの会話でも、教科書をタブレットやPCで見る話はこれまで出てきていますか?

出てきています

出てきているのですね。 その「教科書をタブレットやPCで見る」話は、どんな場面の話として出てきましたか?

宿題の一部や授業として使っているみたいです

宿題や授業の中で使っている感じなのですね。 その使い方について、保護者として見ていて良い変化(助かっている点)はありましたか?

授業参観を見て思ったのですが、タブレット を使った学習や パソコンを使った学習は変化があるようで生徒たちも楽しそうでした

授業参観で、生徒さんたちが楽しそうに取り組んでいるのを見られたのですね。前向きな空気感があると、保護者としても少し安心しますよね。 その「楽しそう」と感じたのは、授業のどんな瞬間でしたか?

一定 操作したことに対する反応があるや みんなからのフィードバックがあるみたいなことが楽しそうでした 反面ちょっと心配になったのが、通信環境が そこまでいいのではないのじゃないかな と感じたことでした

反応が返ってきたり、クラス全体でフィードバックが見えたりする瞬間が楽しさにつながっていたのですね。一方で通信環境が心配、という感覚もとても現実的だと思います。 その「通信環境があまり良くないかも」と感じたのは、授業中にどんな様子が見えたときでしたか?

レスポンスの遅さ、みたいなもの あると思います こういったタブレットやパソコンを授業に取り入れたり 学習に取り入れたりすることは非常に賛成なのですが同時に学校の通信環境は非常に大切だと思います。 通信環境が脆弱 だと こういった デジタル教育が最大限に生かされないと考えています

レスポンスの遅さが見えて、「これだと良さが活きにくいかも」と感じられたのですね。賛成の気持ちがあるからこそ、通信がボトルネックになるのはもったいないという感覚、よく分かります。 その「レスポンスの遅さ」は、授業の中で具体的にどんな場面(例えば教材を開く、提出する、動画や音声を再生する等)で起きていそうでしたか?

反応の遅さみたいなものも感じることがありました。 同時に 教員の方も十分に使いこなせてない先生がいるっていう事も感じました 年配の先生もいらっしゃいますし デジタルに詳しくない先生もいらっしゃいます だからと言って 教育はできないわけではないとは考えています そういったところも カバーできる仕組みがあればいいなと思いました

反応の遅さに加えて、先生側の使いこなしの差も見えたのですね。年配の先生やデジタルに馴染みが薄い先生がいても教育自体は成り立つ一方で、現場が無理なく回る仕組みが必要、という感覚だと受け取りました。 先生が「十分に使いこなせてないかも」と感じたのは、授業中のどんな場面でしたか?

同じ学年のクラスが横一列の教室で並んでいるので 全ての教室を授業参加の時に見てもらってみたのですが やはり 年配の先生はデジタルを活用しようっていう授業でもあまり活用できていなさそうというのが明白に見て感じ取りましたし 先生 本人もそうおっしゃっていました デジタルに慣れているか 慣れていないかは 教育力の違いに直結するとは思いませんが これからの時代を担っていく子供たちにとってはやはり 多少の影響はあると思います 授業をする能力となんか生徒の普段の生活を指導する能力 そしてデジタルをする能力 これらは似ているようで 今まで一緒にされていましたが 違うもんだと考えます 最近では外部のスタッフの方も学校に入ってらっしゃいますし デジタルに不慣れな先生はこういった スタッフの方の支援を受けながら授業を進めれるといいなと思いました これは生徒のためにもなると考えます

複数クラスを見比べた中で、先生ごとにデジタル活用の「慣れ」の差がはっきり見えたのですね。先生ご本人も自覚されていて、授業力とは別軸の能力として支える仕組みが必要、というお考えもよく伝わりました。 その「外部スタッフの支援」が入るとしたら、具体的にどんな支援内容だと授業が回りやすくなると思いますか?

実体験 ベースで恐縮なのですが 私が見た範囲だと先生がパソコンを使えないのでその分野を事前にサポーターの方が授業に合わせた カスタマイズをしてあげる みたいなことをできたらベテランの先生も 授業に集中できたのかな と思います

実体験に基づいたお話、とても具体的で参考になります。先生がPC操作に時間や意識を取られず、授業そのものに集中できるように「事前のカスタマイズ」をサポーターが担う、というイメージなのですね。 そのサポーターによる「事前カスタマイズ」は、どんな作業がいちばん効果がありそうだと感じましたか?

現状では パソコンやデジタル関係のことについて 抵抗がない もしくは慣れている若い先生は十分に活用して教育を指導していました 反対に 慣れていない ベテランの先生はそういうことができずにデジタルを活用した授業が実質できないでいました 同じ学年でもクラスによってこれだけなんか 教育格差が生まれるというのは微妙かなと思いました ここを是正してくれるようなサポーターの方がいればいいなと思いました

同じ学年の中でも、先生のデジタルへの慣れで「できる授業/できない授業」が分かれてしまい、結果としてクラス間の教育格差のように見える——その点が気になっておられるのですね。サポーターでそこを埋めたい、という方向性もよく分かりました。 では、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

家庭・公平性(端末/通信/支援の差)

家庭や環境によって差が出る点がいちばんの懸念なのですね。 その「端末・通信・支援の差」が出ると感じるのは、どんな家庭の状況を想像したときですか?

学校ごとに通信環境が違うので そこの差が出そうです あと家でそういった パソコンなんかを使った授業の宿題が出た時に通信環境があることをない子では明確に差が出そうです この辺りを是正してあげると皆平等に教育を受けることができそうです

学校や家庭の通信環境の差が、そのまま宿題や学習機会の差になりうる、というご懸念なのですね。平等に教育を受けられるように、制度側で是正してほしいというお気持ちもよく分かります。 その「家庭の通信環境がない(または弱い)ことで差が出る」としたら、いちばん影響が大きそうなのはどんな宿題の形だと思いますか?

単純に タブレットやパソコンで宿題をしてきなさいや 学習してきなさいと言った課題には答えることができなくなりますよね 通信環境がないと

おっしゃる通りで、通信が前提の宿題だと、環境がない家庭は「やりたくてもできない」状況になってしまいますよね。 その場合、学校側が用意するとしたら、どういう代替手段があると公平だと感じますか?

個人個人の家庭環境にそこまで 立ち入るのは難しいかもしれませんね ただ自習室 みたいな形で学校で通信環境を整えて学ぶことができるスペースを整えてあげることは一定できるかもしれませんね

たしかに、家庭環境に踏み込むのは難しい一方で、学校側に「使える場所」を用意する発想は現実的ですね。 その「学校の自習室のようなスペース」を作るとしたら、利用できる時間帯はいつがいちばん必要だと思いますか?

実務的と言うか 運営的な負担の面からも そして まあ一般的に考えて 学童保育を実施している時間帯に自習室が入ってる」っていうのが 現実的なラインだと思います。 これならば今までの負担をそう増やさずに運用できそうな気がします

学童保育の時間帯に組み込むのが、運営負担も増やしにくく現実的、という見立てなのですね。 ここまで伺った範囲だと、通信環境やサポート体制が整えばデジタル教科書の良さが活きる一方で、整わないと格差が広がりうる、という構図が見えてきました。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

端末・通信トラブル対応

端末や通信のトラブル対応がいちばんのハードル、ということですね。授業が止まったり、先生も子どもも焦ったりしやすいところだと思います。 その「端末・通信トラブル」は、学校現場ではどんな場面で起きるのがいちばん困ると感じますか?

通信インフラが学校ごとによってかなり異なるというのは現実的に起きているらしいです。 ネット環境の強さですね。 クラス全員が同時にアクセスしてもインターネットの接続できる程度のインターネット環境は 整えてあげるべきではないでしょうか

学校ごとのネット環境の差がすでにあって、クラス全員が同時に使うと厳しくなる——その前提があると、トラブル対応以前に「授業として成立する通信基盤」が必要、ということですね。 その「クラス全員が同時にアクセスしても耐えられる環境」を整えるにあたって、どのレベルまでを最低ラインにするのが現実的だと感じますか?

必要な学校教材のダウンロードなどがエラーなくできる程度の通信速度は最低限必要だと思います

教材のダウンロードがエラーなくできることが最低ライン、という考えなのですね。授業の途中で止まると学びも気持ちも途切れやすいので、そこは重要だと思います。 では最後に、この法案(デジタル教科書を正式な教科書として認める)について、制度設計をする人に伝えたいことがあるとしたら、どんな点を伝えたいですか?

デジタルの教科書 導入は非常に素晴らしいのですが同時に最低限の通信環境の設定も制度設計に組み込んでいただきたいです。 また自宅学習 をデジタルでさせる場合、自宅で通信できな環境の子供もいることは許して、学校内で放課後は使える自習室なども用意していただけると 格差がなくなっていいと思いました。

デジタル教科書の導入自体には賛成で、だからこそ「最低限の通信環境を制度側で担保してほしい」「家庭の通信環境がない子ども向けに、学校で放課後に使える自習室のような受け皿を用意して格差を減らしてほしい」——この2点が強いメッセージなのですね。とても具体的で、制度設計に直結する示唆だと感じました。 ここまでで一通り大事な論点は伺えましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に誤りや抜けがないかご確認ください。