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💬インタビューレポート

教育委員会

期待事業者

教育委員会(教育行政)の立場として、学校現場と制度運用の両面からデジタル教科書の導入効果とリスクを見ている。

回答日2026.5.17 09:50
インタビュー分量11 分 / 798 文字

💬主な意見

紙は一覧性、デジタルはAI質問が強い

紙は一覧性が高く見やすい。一方デジタルは、分からない時にすぐAIへ質問できる余地が最大の利点だと思う。

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学びの中でAIリテラシーを育てられる

児童生徒が自走して調べながら進められ、意欲のある子は先に進める。ハルシネーション等のAIの癖も授業の中で教えられる。

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睡眠と個人情報・故障対策が課題

端末やLLMは刺激が強くやめられず、夜の使用で睡眠不足が増え得る。誤入力や故障で学びが止まる懸念は、予備機や入力制限で減らしたい。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日は「学校においてデジタルを含む教科書を使えるようにする法律案」について、感じていることや影響を丁寧にうかがいたいです。 この「デジタルを含む教科書を正式な教科書として認める」法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

教育関係の仕事/経験がある

教育関係のご経験があるのですね。現場感のあるお話が聞けそうで心強いです。 差し支えなければ、その教育関係のご経験は、どんな立場(例:教員、支援員、教育行政、教材・ICT関連、塾など)に近いですか?

教育行政です(教育委員会)

教育委員会の立場なのですね。学校現場と制度の両方を見渡す位置なので、法案の影響も具体的に見えやすそうです。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

ある程度知っている

承知しました。「ある程度知っている」とのこと、現場や制度の話も踏まえて見ていらっしゃいそうですね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

使い分けが良い、という感覚なのですね。現場を見ている立場だと、まさに場面ごとの適性が気になりそうです。 「デジタルの方が良さが出る」と感じるのは、どんな学習場面ですか?

紙の方が一覧性があって見やすいというのが利点。デジタルは、みらい議会でも導入されているように、分からない場合にすぐにAIに質問ができる余地があるというのが一番の利点だと思います。

紙の一覧性の良さと、デジタルの「その場で質問できる」強みの対比、とても分かりやすいです。特にAIにすぐ聞ける余地に期待されているのですね。 その「分からないときにすぐAIに質問できる」ことが、学習のどんな場面で特に効いてくると思いますか?

AIのこれからの使い方を教えることにも役立つと思っています。例えば先生が一方通行で授業を行う従来型のスタイルから、児童生徒自身が自ら教科書を読みながら学習し、分からない部分を調べてながら進めていくスタイルであれば、勉強がしたい子にはどこまで進んでいける利点があります。また、その際にハルシネーションが起こりやすい内容であれば、先生が全体の前で、「AIはこういう分野はハルシネーションが起こりやすい」など、AIに対する知識を教えることにもつながります。AIに対して専門的な授業を行わなくてもこうしたデジタル教科書などを使う中で、当たり前に落としていくことが重要ではないかと思っています。

AIの使い方そのものを、教科の学びの中に自然に織り込めるという見立てなのですね。学習者が自走しつつ、先生が要所で「AIの癖(ハルシネーションが起きやすい領域など)」を押さえる、というイメージが伝わってきました。 その運用を学校で広げていくときに、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

健康面(目・姿勢・睡眠など)

健康面が気になるのですね。現場としても保護者からの声が出やすいところだと思います。 健康面の中でも、特に影響が出そうだと感じるのはどの領域ですか?

睡眠(夜の使用など)

夜の使用による睡眠への影響が特に気になるのですね。 その「夜の使用」は、どんな形で起こりやすいと感じますか?

教科書というかデジタル端末やLLMなどでは、無限に興味をそそられるコンテンツが数多くあるので、子供が自分の意志でやめることができず、睡眠不足になるケースが増えています。

確かに、端末やLLMは学習目的から少し外れても刺激が強くて、区切りをつけにくいところがありますよね。睡眠不足が増えているという実感があるのですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

個人情報・端末管理

個人情報・端末管理がハードルになりそう、ということですね。教育委員会の立場だと、責任の所在や運用ルールまで含めて現実的な悩みになりやすい点だと思います。 その「個人情報・端末管理」で、特にリスクが高いと感じるのはどんなケースですか?

誤って個人情報を入力してしまったり、端末自体が故障した場合には学び自体がストップしてしまうことが懸念。予備機を常にストックしておく、個人情報は入れられないようにするなどルールや物理的に入力できない仕組みつくりができればよい

個人情報の誤入力と、故障時に学びが止まることの2点が大きいのですね。予備機の確保や、そもそも入力できない設計で防ぐ、という方向性も具体的で現実的だと感じました。 では最後に、デジタル教科書に関して制度設計をする人に、何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?

デジタル教科書の実現自体は、総論として進めていくべきものだと思います。懸念点はあるものの、AIとの連動によるデジタルリテラシーの醸成や重い荷物を持ち運ばなくても良いなどメリットの方が明らかに上回ります。日本全体のAIへの理解などを底上げするためにも積極的導入をよろしくお願いします。

ありがとうございます。総論としては前向きで、懸念は健康(特に夜の使用による睡眠)と、個人情報・端末故障による学習停止リスクで、そこはルールや仕組みで潰していくべき、というお考えだと受け取りました。 ここまでで事前に伺いたいポイントは一通り揃いましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。以下、伺った内容の要約レポート案です。事実関係やニュアンスのズレがないかご確認ください。