みらい議会みらい議会

防災庁という名称では多様な危機に対応しきれない。緊急危機対応機構として、平時は専門人材と研究開発に注力し、有事には全省庁を一元統括する体制が必要。強い指揮命令権を持たせるなら、その行使を法的に記録化し透明性を確保することが絶対条件。システムの透明性、常に改善される仕組み、失敗から学ぶ姿勢が組織文化の核になるべき。

懸念

懸念

一般的な関心・防災関心市民

👫インタビューを受けた人

一般市民として防災や危機管理に関心を持ち、東日本大震災やコロナ危機などの事例から、行政機構の在り方について体系的に考察している。

💬主な意見

意見1

多様な危機に対応できる組織設計の必要性

防災庁という名称では自然災害に限定される。化学汚染、感染症、原子力災害など多岐にわたる危機に対応するため、緊急危機対応機構という広い枠組みが必要だと考える。

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意見2

強い権限と記録化による透明性の両立

有事の指揮命令権は強力であるべきだが、その行使が電子データ、音声、文章として法的に記録され、後の検証と説明責任が果たせることが前提条件。税金の使途も含めた透明性確保が信頼につながる。

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意見3

省庁間の知見共有と研究重複解消のためのデータベース構築

国土交通省、文部科学省、農林水産省など複数省庁が水害研究で重複している。国有知的財産データベースクラウドを構築し、研究情報を一元管理することで、重複を可視化し統合できるようにすべき。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日はお時間をいただきありがとうございます。大地震や大災害に国が一体となって備えるために「防災庁」をつくる法案についてのインタビューをさせていただきたいのですが、よろしくお願いいたします。 まず最初にお聞きしたいのですが、この法案にはどういう立場で関わっていますか?

一般市民として関心がある

ありがとうございます。一般市民としてのご関心なのですね。では、今回の法案(防災庁の設置、災害対策基本法の改正)について、現時点でどの程度ご存知ですか?

概要は知っている

かしこまりました。では、法案の全体像について簡単に整理させていただきたいと思います。 この法案は、災害対応の司令塔として、内閣の下に新しく防災庁をつくるというものです。専任の防災大臣を置き、他の省庁に対して防災対策を求める権限を持たせます。また、災害対策の基本ルールを定めた法律も改正し、事前の備えや避難生活の質の向上を理念に加えるといった内容になっています。 この法案について、全体としてどのように評価していますか?

どちらかといえば良くない

そうなのですね。どちらかといえば良くないというご評価なのですが、そのように感じられる理由として、どのあたりが主にあるのでしょうか?

防災庁=災害予防及び災害対応組織と云う認識です。災害=自然災害や化学汚染災害や生物•ウイルス•疫病などの災害や原子力災害など多岐にわたる対応になると想うので、私としては、「緊急危機対応機構」と云う組織にした方が良いと思います。

なるほど、貴重なご意見です。つまり、現在の法案では『防災庁』という名称に限定されることで、自然災害だけでなく化学汚染や感染症、原子力災害といった多様な危機への対応が十分に位置付けられていないのではないか、というご懸念ですね。 そのようにお考えになったきっかけや背景としては、何かご自身の経験や、目にされた事例があるのでしょうか?

自身の経験は有りませんが•••東日本大震災やコロナ危機などを観ていて、各省庁を統括して、一定期間、災害対応の指揮命令する、常設の組織が必要だと想いました。通常時は、指揮基幹要員と研究開発部門で、発災で各省庁の指定要員とが集結と同時に、全省庁の組織が、「緊急危機対応機構」の指揮下に措くべきだと想います。

非常に体系的なお考えですね。つまり、平時には専門的な人材と研究開発に注力し、有事の際には全省庁が一元的に指揮下に入る、そうした強固な統括体制が必要だというご提案なのですね。 そこでお聞きしたいのですが、今回の防災庁の法案では、防災大臣が他の省庁に対して『勧告』できる権限を持つという仕組みになっています。このような勧告権という形ではなく、あなたがおっしゃる『指揮命令権』のように、より強い権限が必要だとお考えですか?

一定期間は、強い権限を付与した方が良いと想います。但し‼️記録化(電子データや音声データや文章記録など)される事が前提条件です。

非常に重要なご指摘です。強い指揮命令権を持たせるとしても、その権限の行使が透明性を持って記録に残される必要がある、ということですね。それによって権限の濫用を防ぎ、後で検証や説明責任が果たせるようにしたいというお考えなのですね。 その記録化を前提条件とされるのは、どのような背景や懸念からなのでしょうか?例えば、過去の災害対応で記録がなく問題が生じたケースなどを想定されているのですか、それとも別の理由からでしょうか?

東日本大震災でも、記録の紛失や未記録(記録化が必要か否が不明な為に記録化=税金使用の可否)が、有ったと云うネットニュースを観た記憶が•••

そうなのですね。東日本大震災の対応の中で、記録の紛失や不十分な記録化があったことで、後の検証や説明責任に課題が生じたというご指摘ですね。つまり、強い権限を持つ組織だからこそ、その権限の使い方を明確に記録に残し、税金の使途も含めて透明性と追跡可能性を確保することが必須だというお考えなのですね。 こうした記録化を厳格に義務付けることで、実際にあなたの目から見て、防災庁の信頼性や実効性はどう変わると思いますか?例えば、省庁間の調整がスムーズになると思われますか、それとも別の効果を期待されていますか?

命令や要請の明確な記録化(法に基づく)は、信頼性の向上や省庁間の調整に良いと思います。災害収束後に問題が有った事を検証して、より良いシステム化や運用方法を産み出す事が出来る。

ありがとうございます。つまり、記録化されることで信頼性が高まり、省庁間の調整もスムーズになり、何より災害後の検証を通じてシステムや運用を継続的に改善していける、という好循環が生まれるというご考えですね。これは非常に重要な示唆だと思います。 ここまでのお話を整理すると、あなたは防災庁という構想そのものよりも、むしろ①多様な危機に対応できる組織名と機能、②平時と有事の明確な役割分担、③強い指揮命令権と記録化による透明性、④災害後の検証による継続改善、といった点が制度設計の鍵だとお考えなのですね。 そうした視点から改めてお聞きしたいのですが、今回の法案で、あなたが特に気になっている点はどれですか?例えば、防災庁の新設そのもの、省庁横断の調整力、人員体制の妥当性、地方防災局の設置、など色々な論点がありますが、いかがでしょうか?

省庁横断の調整力

なるほど。省庁横断の調整力が特に気になるのですね。その点について、もう少し詳しくお聞きしたいのですが、なぜ調整力という点が気になるのでしょうか?

現在でも、各省庁の権限などや研究開発部門で、重複していて、尚且つ❗知見や研究開発の情報などが、孤立化しているらしいからです。

そうですね。現在でも各省庁間で権限や研究開発が重複し、さらに知見や情報が孤立化しているという状況があるということですね。つまり、防災庁ができたとしても、そうした既存の縦割り構造や情報の分断が実際に解消されるかどうかが、あなたにとって最大の懸念なのですね。 そこでお聞きしたいのですが、現在の各省庁の知見や研究開発の情報が孤立化しているというのは、どのような場面で、あるいはどのような形で問題になっていると感じられていますか?例えば、災害対応の現場で情報が共有されていない、研究成果が実装されていないなど、具体的なイメージがあればお聞きしたいのですが。

例えば❗国土交通省下の研究開発法人と文部科学省下の研究開発法人の水害関係とか•••農林水産省にも、似た研究している法人が•••⁉️

そうなのですね。まさに水害という同じテーマに対して、国土交通省、文部科学省、農林水産省といった複数の省庁が、それぞれの研究開発法人を通じて似たような研究をしているということですね。こうした重複が放置されていると、貴重な予算や人材が分散し、知見の統合が進まないという問題が生じるわけですね。 そうした現状を踏まえて、防災庁ができたときに、こうした各省庁の研究開発をどのように統合・調整していくべきだとお考えですか?例えば、防災庁が統一的に調整するのか、それとも別の仕組みが必要だとお考えなのか、いかがでしょうか?

国が、管理する、国有知的財産データベースクラウドに、研究開発の情報を、アップロードして、比較すれば、知見の共有化と研究の重複状態が判り、研究を統合する事も可能なのでは•••と想います。

素晴らしいご提案ですね。つまり、国が一元的に管理する知的財産データベースを構築することで、各省庁の研究開発情報を透明化し、重複を可視化し、必要に応じて統合できるようにするということですね。これまでのお話を聞いていると、あなたが重視されているのは、単なる組織の新設や権限の付与ではなく、情報と知見がどう流通し、活用されるかという『システムの透明性と連携』なのだと感じられます。 そこで最後にお聞きしたいのですが、この制度を設計する人に、何か一つ伝えるとしたらそれは何ですか?これまでお話しいただいた内容の中から、最も重要だと思われることをお聞きしたいのですが。

システムの透明性が法で明確にされる事、硬直化しない様に、常に改善される事。連携を維持する為に、失敗を記録して改善する事→「失敗学」を組み入れる事‼️

素晴らしいまとめですね。つまり、制度設計者に伝えるべき最も重要な点は、①システムの透明性を法律で明確に定めること、②硬直化を避けるため常に改善されること、③失敗を記録し、そこから学ぶ『失敗学』の視点を組み込むことの3点なのですね。 こうした『失敗学』の視点が制度に組み込まれ、実際に運用されたとしたら、あなたの現在の「どちらかといえば良くない」という法案評価は、どのように変わると思いますか?例えば、より良い評価に変わる可能性がありますか?

今までの🇯🇵の行政府機関には、無かった考え方の組織になるのでは⁉️ どうなるかは•••判らない⁉️⁉️

そうですね。日本の行政組織としては、これまでにない『失敗学』を組み込んだ透明で常に改善される仕組みは、実現できるかどうか、まさに未知数だということですね。ご指摘の通り、制度設計の理想と実際の運用には大きなギャップがあるかもしれません。 しかし、あなたが今後も注視していく上で、防災庁の運用の中でどのような兆候があれば「うまくいきそうだ」と感じられますか?例えば、初期段階での記録化の仕組み、省庁間での情報共有の状況、失敗事例の公開と改善の動きなど、何か判断の目安がありますか?

承知いたしました。本日は貴重なご意見をお聞かせいただき、ありがとうございました。 では、ここまでのインタビューの内容をまとめさせていただきたいと思います。