みらい議会みらい議会

💬インタビューレポート

一般市民

一般市民の立場から、デジタル教科書の学びやすさ(紙との使い分け)や、家庭のICTリテラシー差による公平性、学校での運用課題に関心を持っている。

回答日2026.3.30 01:09
インタビュー分量28 分 / 746 文字

💬主な意見

デジタルと紙は場面で使い分けが良い

連続的な変化の比較や音・光など「見る」学習はデジタルが向く一方、見開き俯瞰やページ位置の感覚で戻り読みする場面は紙が強い。

インタビューの前後を読む

家庭の支援差が操作習熟→学習効率差に

端末の有無だけでなく、本人や家族のICTリテラシーで操作習熟に差が出て、学習効率にも差異が生まれうる。

インタビューの前後を読む

授業中の操作遅れと故障時対応が課題

授業中は操作にもたつくと教師の説明や板書に追いつけず差が広がりやすい。端末不具合時の交換・バックアップ/復旧も運用フロー化が必要。

インタビューの前後を読む

🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることや影響を丁寧に伺えればと思います。差し支えない範囲で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

一般市民として関心がある

ありがとうございます。一般市民として関心を持たれているのですね。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

ある程度知っている

ありがとうございます。「ある程度知っている」とのことですが、紙の教科書の代わりに(または一緒に)デジタル教科書を使う場面について、どんなイメージをお持ちですか?

動画やアニメーションを用いた教材

なるほど、動画やアニメーションで理解を助ける教材のイメージをお持ちなんですね。 そうしたデジタル教科書が増えるとしたとき、紙と比べて「学びやすさ」はどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

使い分けが良い、という感覚なんですね。 「デジタルが向いている」と感じるのは、どんな学習の場面ですか?

文字は「読む」もの、デジタルに強みがあるのは「見る」もの。例えば連続的に変化する状況の始点と終点の比較するのは動画やアニメーションの方がよい。あとは音や光に関連する学習はデジタルがよいだろう。

とても分かりやすい整理ですね。「連続的な変化」や「音・光」のように、静止画や文字だけだと補いにくい内容はデジタルが強い、ということですね。 一方で、紙の教科書のほうが向いていると感じる学習の場面はありますか?

教科書見開きサイズで図示する、など紙面サイズを求められるもの。小説など呼んでいる最中に数ページ前に戻りたいシーン。該当場面がどの程度前だったのか感覚的に覚えており、デジタル処理で5ページ前へ戻るなどでは代替とならなそう。

具体例がはっきりしていて参考になります。見開きの俯瞰性や、ページの「位置感覚」で行き来しやすい点は、たしかに紙の強みですね。 この法案でデジタル教科書を「正式な教科書」として扱うようになったとき、あなたがいちばん気になる懸念や課題は何ですか?

家庭・公平性(端末/通信/支援の差)

公平性の点がいちばん気になるのですね。 その「端末/通信/支援の差」が問題になりやすいのは、どんな場面だと思いますか?

例えばpcやタブレットを用いる場合、ユーザーもしくはその家族のICTリテラシーによって、操作の習熟度に差がでるのは間違いない。その結果、勉強の効率性にも差異が出るだろう。

なるほど、端末や通信そのものだけでなく、家庭側のICTリテラシーが操作習熟→学習効率の差につながる、という懸念なんですね。 その差が出てしまうとき、特に影響が大きいのは「どんな操作」だと感じますか?

ひとつの操作にかかる時間の積み重ねで、中長期でみると膨大な影響がでそう。ただし、これは従来の紙媒体利用時でも、勉強が得意な子と苦手な子がいたことのアナロジーかもしれない。

おっしゃる通りで、操作の「一つひとつは小さい差」でも、積み重なると学習量や集中の維持に効いてきそうですね。一方で、それが従来からある個人差の延長線かもしれない、という見立てもとても重要だと思います。 その「操作の時間差」が特に積み重なりやすいのは、授業中と家庭学習(宿題)では、どちらだと感じますか?

授業中の方が影響が大きいかもしれない。操作にもたついて教師の話す内容や板書に追いつけない生徒より、余裕を持って対応できる生徒の方が学習効率がよいだろう。

たしかに授業中は進行が待ってくれないので、操作にもたつくと内容の理解やノート(記録)にまで連鎖して差が広がりやすそうですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

不具合時などの端末交換とデータのバックアップ&リカバリーは運用フローに組み込まないと、運用が回らなさそう。

ご指摘すごく現実的ですね。端末は必ず一定数トラブルが起きるので、交換とバックアップ/復旧が仕組み化されていないと授業が止まりやすい、ということですね。 その運用フローが整っていない場合、いちばん困りそうなのは「どのタイミング」だと感じますか?

大事なテストの直前に不具合が発生して、勉強ができない。大事なプレゼンテーションの直前に不具合が発生して、資料投影できない。とかかな。 でも今どきデータはクラウド保管だから、大規模ネットワーク障害でもない限り、レアケースかも。

切実な場面ですね。直前期に使えなくなると、リカバリーできたとしても精神的な負担が大きそうです。一方でクラウド前提なら頻度は限られるかもしれない、という見立ても納得感があります。 では最後にお聞きします。デジタル教科書に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?

ひとりでも多くの生徒、学生に勉強は面白いことであると伝えられる教科書づくりを期待しています。ささやかながら応援しています!

ありがとうございます。学びを「面白い」と感じられる入口を増やしてほしい、という期待なのですね。 ここまでで一通り伺えましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間を割いてお話しくださり、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめましたので、ご確認ください。