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💬インタビューレポート

一般市民

懸念

一般市民として関心を持ちつつ、iPad配布やオンライン授業・オンライン大学(サイバー大学)での学習経験があり、紙とデジタルの学びやすさを体感している。

回答日2026.3.28 22:41
インタビュー分量24 分 / 872 文字

💬主な意見

探し物が多い勉強は紙が圧倒的に有利

テスト前の「どこだったっけ?」の参照で、デジタルはページめくりや反応の遅さが煩雑。時間制限のリモートテストでも紙がやりやすい。

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理解・記憶の定着がデジタルだと弱い

デジタルは戻ったり行き来がしにくく、理解度の手応えもつかみにくい。一度遅れると取り戻しにくく、動画講義は特に記憶に残りにくい。

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運用は授業設計が難しく、学習格差も出る

オンライン大学で、環境がばらばら・双方向が難しく、卒業できるのは一部という実感。配布iPadも「どこでもできる」ほど結局やらなくなる。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日は「デジタル教科書を正式に教科書として認めるための法案」について、感じていることや影響をうかがいたいです。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

一般市民として関心がある

ありがとうございます。一般市民として関心を持たれているのですね。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

よく知っている/使ったことがある

使ったこともあるほどよくご存知なのですね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

紙の方が学びやすい

紙の方が学びやすいと感じていらっしゃるのですね。 紙の方が学びやすいと感じるのは、どんな学習場面のときですか?

一覧での可読性と脳の記憶への残りやすさ、メモ書きもアナログの方がやり易い

可読性や記憶への残りやすさ、メモのしやすさが紙の強みだと感じていらっしゃるのですね。 「一覧での可読性」が高いと感じるのは、紙だと何ができて、デジタルだと何がやりにくい感覚がありますか?

デジタルだとページめくりが遅いのと、表示媒体にもよるがリフレッシュレートが低くレスポンスも紙に比べれば悪いので、何かを探したい時の煩雑さがある

ページめくりの遅さや表示のレスポンスが、探し物をするときの煩雑さにつながっているのですね。 その「何かを探したい時」というのは、具体的にどんな探し方(例えば前に出てきた定義に戻る/似た問題の解き方を見比べる等)をしている場面が多いですか?

例えばテスト前の勉強をするときに、どこかでやったけどどこだったっけ?と探す時に時間がかかる印象でした。 リモートのテストの場合、教科書やメモ書きのデジタルノートを見ながら答えてもよい授業がいくつかありましたが、決まった時間内で答える場合はデジタルよりアナログの紙のほうが断然やりやすかったです。

テスト前の「どこだったっけ?」を探す場面や、時間制限のあるリモートテストでは、紙のほうが圧倒的に有利に感じられたのですね。 そのときデジタル教科書側に「こういう機能や作りなら紙と同じくらい探しやすい」と思える条件はありますか?

とにかく広げたときの可読性を高くするために、iPadならリフレッシュレートの高いiPad Pro、大きい方が楽なので13インチが推奨です。 それでも紙の可読性の良さには敵わないかもしれない。

なるほど、端末の性能(リフレッシュレート)や画面サイズが、探しやすさ・可読性に直結する感覚なのですね。 では伺いたいのですが、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

学習面(理解・集中・記憶など)

学習面(理解・集中・記憶)がいちばんの懸念なのですね。 その懸念がいちばん強く出るのは、どんな学習の場面ですか?

一方的になりやすく、学習の定着や記憶の定着面ではどうしても不利。 従来のテストの方式だと相性は悪い。

学習の定着・記憶の定着という点で不利になりやすく、従来型のテストとも相性が悪い感覚があるのですね。 ここでいう「一方的になりやすい」というのは、学習者側の行動としてはどんな状態になっているイメージですか?

今どれくらい自分が理解出来ているかが把握しにくい事と、戻って行ったり来たりするのがアナログよりやりにくく、一度遅れると取り戻しにくい

理解度の手応えがつかみにくいことや、行き来のしづらさで遅れを取り戻しにくい、というイメージなのですね。 その「理解できているか把握しにくい」という感覚は、デジタルだと具体的にどんな瞬間に強く出ますか?

デジタルだと動画の講義なども流れてきますが、紙よりもやはり記憶には残りにくかったです。

動画講義のように流れていく形だと、紙より記憶に残りにくかった感覚があるのですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

授業設計の難しさ

授業設計の難しさがハードルになりそう、ということですね。 その「授業設計の難しさ」は、具体的にどんな点(例えば教材の選び方、授業中の進め方、評価の仕方など)の負担が大きくなりそうだと感じますか?

私は国立の4年制大学のあとに日本で初の完全オンライン制大学のサイバー大学にも通い卒業しました。 正直言って当時は教授陣も試行錯誤の段階でしたが、生徒がよりバラバラな環境な事と双方向のコミュニケーションがやりにくく、実際に生徒として卒業出来るのはごく一部でした。 iPadで授業も受けていましたが、分からない部分が具体的にどこと言えないくらい、デジタルだと記憶に残りづらいのは体感しました。

オンライン大学でのご経験から、学習環境がばらつくことや双方向性の作りにくさが重なって、結果として「ついていける人/いけない人」が分かれやすい実感があるのですね。記憶に残りづらい体感も、かなり強い示唆だと思います。 では最後に、デジタル教科書に関して制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたら、それは何ですか?

どこでも勉強できる、持ち運べる!という事で生徒全員にiPadが配られましたが、どこでも出来るようになると結局やらないです。 何か縛りや場所の制約がないとiPadで勉強はしません。物理的な紙はあった方が数倍記憶に残ります。

「どこでもできる=結局やらない」になりやすくて、縛りや場所の制約がないと学習が進みにくい、という実感なのですね。紙のほうが記憶にも残るというお話も一貫しています。 ここまで一通り伺えましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間を割いてお話しいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。ご確認ください。