みらい議会みらい議会

💬インタビューレポート

当事者市民

懸念当事者

自分の個人データの扱われ方に強い関心がある一般の立場。精神科治療の受診歴があり、同意なしデータ利用や情報流通が就業・生活へ不利益につながることを懸念している。

回答日2026.6.9 08:45
インタビュー分量12 分 / 866 文字

💬主な意見

同意なし利用で精神科情報が不利益に直結

受診歴が企業・行政・司法などに偏見とともに参照され、採用不可や減給など就業面で不利になるのを避けたい。

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匿名化できないデータは同意なし利用に入れないでほしい

個人識別情報は必ず削除・匿名化し、匿名化できないデータは分野を問わず同意なし利用の対象外にしてほしい。

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氏名付き収集の必然性と政府説明に不信

AI・統計目的でも氏名付きである必然性が感じられず、匿名化は困難という説明はDICOM等の指針とも乖離。説明不足で結論ありきに見える。

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🎤すべての会話ログ

本日は、「個人情報の使い方にルールを追加し、悪質な違反には課徴金を科せるようにする法案(個人情報保護法改正案)」について、お考えを伺います。率直なご意見で大丈夫ですので、よろしくお願いします。 この法案にどういう立場で関わっていますか。

自分の個人データがどう使われるか気になる一般の立場

ありがとうございます。ご自身の個人データの使われ方が気になる立場なのですね。 今回の個人情報保護法の改正について、現時点でどの程度ご存知ですか。

概要は知っている

ありがとうございます。 今回の法改正について、全体としてどのように評価していますか。

良くない

承知しました。「良くない」と感じていらっしゃるのですね。 今回の法改正で、あなたが特に気になっている点はどれですか。

一定の条件のもとに、同意なく個人データが使われるようになること

ありがとうございます。同意なしで個人データが使われるようになる点が、特に気になっているのですね。 その点について、どんな場面を想像すると特に不安や抵抗感が強くなりますか。

精神科の治療を受けているので、その情報が個人識別可能な情報と共に利用されたり、参照されたりするのを避けたい。

お話しくださってありがとうございます。精神科の受診情報が、個人を特定できる形で利用・参照されるのは避けたい、という強い懸念なのですね。 その不安が特に現実味を帯びるのは、どんな相手にその情報が渡ったり見られたりする場面を想像したときですか。

例えば企業の人間、行政の人間、司法の人間など、医療と直接かかわらないが、一方で「精神科の治療を受けている」ということに偏見があると私自身の生活・経済に直接的な影響を及ぼしかねない人々。また、「精神科の治療を受けている」ということを理由に就業や就職に制限を受けたり、行政や司法で不利・不公平な取り扱いをを受けること。

具体的に挙げてくださってありがとうございます。医療と直接関わらない企業・行政・司法の側に情報が渡って、偏見によって就業や手続きで不利になるリスクを強く感じていらっしゃるのですね。 その「不利・不公平な取り扱い」が起きうる場面として、特に現実的だと感じるのはどのあたりですか。

「精神的に不安定な人は、雇えない or 給料は減額する」といった取り扱いを受けるなど。

切実なお話をありがとうございます。雇用の場面で「精神的に不安定」と見なされて、採用や待遇に影響が出るのが特に現実的なリスクとして感じられているのですね。 その懸念に関連して、この法案で「こういう条件なら(同意なし利用でも)まだ許容できる」と思える線引きはありますか。

氏名はじめとした個人を特定可能な情報が一切匿名化された状態なら、許容可能。

ありがとうございます。個人を特定できる情報が一切匿名化されていることが、最低条件として大事なのですね。 この法案について、制度を設計する人に伝えるとしたら、どんなルールを明確にしてほしいですか。

個人識別情報は必ず削除され、匿名化されること。匿名化ができないデータは、分野によらず同意無し利用の対象外とすること。氏名付きであることが必要な場合は、分野によらず同意を必須とすること。

具体的な提案までありがとうございます。識別できる形のデータは同意必須、匿名化できないものは同意なし利用の対象外、という線引きを明確にしてほしいということですね。 最後に確認させてください。今回「同意なしで個人データが使われる」ことが気になる背景として、どのようなきっかけや経験からその不安が強くなりましたか。

精神科の治療を受け始めてから。実際に就業に支障をきたしたこともあり、この情報が無遠慮に同意無しに流通されるのではないか、それによって自身の生活が脅かされるのではないかという懸念。

お話しくださってありがとうございます。精神科の治療を受け始めてから、実際に就業で支障も経験されていて、その延長線上で「情報が同意なしに流通して生活が脅かされるのでは」という懸念が強まった、ということですね。 ここまで伺った内容をまとめ、レポートを作成します。

お話しくださってありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に違いがないかご確認ください。

統計・AI活用のために多くのデータを求める必要があるとしても、それが氏名付きである必然性が全く感じられない。仮に必然性があったとして、それが個人情報保護あるいはプライバシーの権利を損なってなお必要だという説明が全くなされていない。それどころか、「匿名化は困難だ(だから、氏名付きのまま扱う)」という真逆の説明が出てくるが、実際にはDICOMといった医療用規格では匿名化のための指針も出ており、「困難」という説明は実態と著しく乖離している。現状政府から出ている説明は全く不足している、あるいは誤認に依拠していて、「AI・統計に利用する」という結論ありきで法案を可決しようとしているとしか思えない。政治からの説明に対して、非常に強く不信と不満を抱いている。

追加のご意見まで共有いただき、ありがとうございました。以下、レポート案です。内容に相違がないかご確認ください。