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💬インタビューレポート

保護者

懸念当事者

学校に通う子どもを持つ保護者として、授業での端末トラブルや学習のしやすさ、記憶定着への影響を懸念している。

回答日2026.4.29 09:51
インタビュー分量16 分 / 584 文字

💬主な意見

端末・通信トラブルで授業が非効率

電源投入や設定違い、ネット不具合で1人の不調が全体の待ち時間につながる。事前動作確認は理想でも学校負担が大きい。

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紙は参照しやすく復習もしやすい

追加で調べたり過去の内容を確認する際、関連ページへ辿り着きやすいのは紙だと感じる。

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空間的手がかりが減り記憶定着が不安

紙の厚みやページ位置が記憶のフックになるが、スクロール画面では失われやすい。長文読解や資料比較、暗記・復習で影響が出そう。

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本日はお時間ありがとうございます。「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、率直なお考えやご経験を伺えればと思います。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

子どもが学校に通っている(保護者)

保護者の立場からのお話、ありがとうございます。 お子さんの学校では、学習者用のデジタル教科書(紙の内容を端末で表示するもの)を、普段どれくらい使っている印象ですか?

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承知しました。では次に、デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

名前は聞いたことがある程度

ありがとうございます。では次の点を伺います。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

紙の方が学びやすい

ありがとうございます。紙の方が学びやすいと感じられるのですね。 紙のほうが学びやすいと思うのは、どんな学習の場面をイメージしていますか?

デバイスのトラブルがあった場合、1人のトラブルで全体の待ち時間が発生するので非効率。また更に調べたい、過去調べたことを確認したい場合に関連するページにたどり着く難易度が紙の方が容易

具体的な場面までありがとうございます。待ち時間が発生する非効率さと、目的のページに素早く辿り着ける点で紙に良さを感じていらっしゃるのですね。 端末トラブルによる「全体の待ち時間」が起きるのは、授業の中だとどういうタイミングが多い印象ですか?

最初に電源を入れるときや、個人の設定違い。またネットワークの不具合

ありがとうございます。授業の立ち上げ時や個人設定の差、ネットワーク不具合が重なると、全体が止まりやすいということですね。 そうしたトラブルが起きたとき、学校側の対応(先生の動き方やルールなど)で「ここが整っていれば待ち時間が減りそう」と感じる点はありますか?

事前に学校側が生徒分の端末の動作確認をしておくのが理想だが、学校側の負担増になるため非現実的

おっしゃる通りで、事前の動作確認ができれば理想だけれど、現実には先生方・学校側の負担が大きくて回らない、という感覚なのですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

端末・通信トラブル対応

ありがとうございます。端末や通信のトラブル対応が、いちばんのハードルに感じられるのですね。 その「トラブル対応」の中でも、学校として特に詰まりやすいのはどのあたりだと思いますか?

教師のOAスキル

ありがとうございます。端末・通信トラブルそのものに加えて、先生方のOAスキルが追いつかないと現場が回りにくい、というご懸念なのですね。 デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

デジタル先進国ではオンライン教科書導入により学力低下が起こり、紙に戻しているため、日本だけ学力が向上するとは思えない

ご懸念ありがとうございます。学力面への不安が強いのですね。 一点だけ補足させてください。この法案は「紙をやめてデジタルに全面移行する」ことを決めるものではなく、いま正式な教科書ではないデジタル教科書も“正式な教科書”として位置づけ、無償配布などの制度の対象にする、という整理が中心です。 この点を踏まえたうえで伺います。学力低下が起きると感じられるのは、学習のどんな部分(例:読解、記憶の定着、集中など)だと思いますか?

書く体験の減少により記憶定着が低下

ありがとうございます。「書く体験」が減ることで、記憶の定着が弱まるのでは、という懸念なのですね。 いまイメージされている「書く体験の減少」は、授業中の板書・ノートの量が減るようなことですか?それとも、問題演習で手を動かす量が減ることですか?

ページのどのあたりに書いてあったかという厚みや場所(空間的情報)が記憶のフックになりますが、スクロールが必要なデジタル画面ではその情報が失われ、記憶が定着しにくい

なるほど、紙だと「本の厚み」や「ページのどの辺りにあったか」という空間的な手がかりが残る一方、スクロール中心の画面だとそれが薄れて、記憶のフックが作りにくいという感覚なのですね。 その“空間的情報がなくなる”影響は、お子さんの学習だとどんな場面で特に出やすいと思いますか?

1. 長文の読解(国語や英語)2. 複数の資料を照らし合わせる場面 3. 暗記や復習のプロセス

具体的にありがとうございます。長文読解、複数資料の照合、暗記・復習で「ページ位置の手がかり」が効いている、ということですね。 制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたら、それは何ですか?

デジタル教科書導入済みの事例をよく学び、よく調べて事例や対策を生かしてください。デジタル導入ありきではなく、ゼロベースから検討を。デジタル化は子供の学力向上よりむしろ学校などの管理側の負担軽減を目的としているよう感じられますが、学力向上が目的なので本末転倒にならないよう慎重な議論を期待します

ありがとうございます。導入事例を丁寧に検証し、対策まで含めて学んだ上で、デジタルありきではなく学力向上という目的から逆算して判断してほしい、ということですね。管理側の都合が前に出ることへの違和感も伝わってきました。 ここまで一通り重要点は伺えたと思うので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

本日は貴重なお話をありがとうございました。伺った内容をもとに、レポート案をまとめました。ご確認ください。