💬インタビューレポート
保護者
学校に通う子どもを持つ保護者として、教科書の形態が家庭での自己学習(理解・集中・記憶)に与える影響を気にしている。
💬主な意見
画面は全体把握に寄り細部を見落としがち
“透過光の画面は映像情報をそのまま受け止めやすく、細部への注意が向きにくい。間違いや違和感を見逃しやすいのは学習に不向きで、自宅で集中が切れると特に記憶に残りにくい。
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本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることや経験を伺えればと思います。率直なお話で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?
子どもが学校に通っている(保護者)
保護者の立場で関わりがあるのですね。お子さんの学び方や学校とのやり取りにも影響が出そうで、気になる点も出てきやすいと思います。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?
ある程度知っている
ありがとうございます。では次に、紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?
紙の方が学びやすい
紙の方が学びやすいと感じていらっしゃるのですね。 紙の方が学びやすいと思うのは、どんな学習場面のときですか?
どんな時であっても、紙の方が学習として頭に残りやすいと感じる。自由な書き込みや視認性など、幼いうちは紙からあるものが大きい。
紙の方が頭に残りやすい感覚があって、書き込みや見やすさも含めて「幼いうちは特に紙が大きい」ということですね。 その「頭に残りやすい」と感じるのは、具体的にはどういう違いとして現れますか?
例えば大人が行う仕事であっても最終的な誤字脱字チェックは紙の方がきづきやすいというデータがあったはずです。紙に印刷して読むとき、すなわち反射光で文字を読む際には、人間の脳は「分析モード」に切り替わります。目に入る情報を一つひとつ集中してチェックできるため、間違いを発見しやすくなります。(透過光と反射光の違い)
なるほど、反射光(紙)だと脳が「分析モード」になって、細部のチェックや誤りの発見がしやすい、という感覚(あるいは根拠)があるのですね。 その「分析モードが働きやすい」という点は、お子さんの学習だと具体的にどんなところに影響が出そうだと感じますか?
分析モードで学習できるので、自分で考える力がつく。透過光だと送られてくる映像情報などをそのまま受け止めるため、脳は細かい部分を多少無視しながら、全体を把握しようとするという研究があります。細部に注意をあまり向けられないので、間違いや違和感があっても見逃してしまうのは学習に不向きと考えます。
お子さんの学びとしては、紙のほうが細部に注意を向けやすくて「自分で考える」「違和感に気づく」力につながる一方、透過光の画面だと全体把握に寄りやすく細部を見落としやすい、という見立てなのですね。 デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?
学習面(理解・集中・記憶など)
学習面のところがいちばん気になるのですね。 その懸念が特に強く出そうだと感じるのは、授業中のどんな場面ですか?
授業中というよりも、自宅などでの自己学習のシーンに懸念があります。
自己学習の場面での懸念が大きいのですね。 ご自宅でデジタル教科書を使う場合、特に起きやすいと感じるのは「集中が切れる」「理解が浅くなる」「記憶に残りにくい」のうち、どれに近いですか?
記憶に残りにくい
記憶に残りにくい点がいちばんの懸念なのですね。 ご自宅での自己学習で「記憶に残りにくい」と感じるのは、どんな学習内容のときに起きやすいですか?
子供が他のことに気を取られたり集中できていないとき、透過光だと余計に頭に残らないと考えます。
集中が途切れているときほど、画面(透過光)だとさらに記憶に残りにくい、というご懸念なのですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?
わかりません。
ありがとうございます。 では最後に、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたら、それは何ですか?
以上です。
ここまで詳しくお話しいただき、ありがとうございました。伺った内容としては、紙(反射光)のほうが細部に注意を向けやすく「分析モード」で学べるため思考力や違和感への気づきにつながりやすい一方、デジタル(透過光)は全体把握に寄って細部を見落としやすく、特に自宅で集中が切れた状態だと記憶に残りにくいのでは、という学習面の懸念が中心でした。 これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。
ここまで詳しくお話しいただき、ありがとうございました。以下に伺った内容の要約レポート案をまとめました。内容がご発言の趣旨とずれていないか、ご確認ください。