みらい議会みらい議会

💬インタビューレポート

一般市民

一般市民として、デジタル教科書の正式化そのものよりも、学校教育の課題解決に役立つ形でのデジタル活用になっているかに関心を持っている。

回答日2026.4.28 11:28
インタビュー分量23 分 / 1266 文字

💬主な意見

目的なきデジタル化は現場を悪くし得る

デジタル化を目的にすると、企業のDX失敗と同じで生産性が落ちることがある。教育でも「何を解決したいのか」の議論がないまま導入が進むのが不安。

インタビューの前後を読む

課題起点で、必要な範囲だけデジタルを選ぶ

例として学力向上を考えるなら、原因仮説(教員負担の過大など)を置き、負担軽減のためにどこをどうデジタル化するかを決める、という順序が大事。

インタビューの前後を読む

本質的価値は学習データの取得と最適化

書き込み・解答ログで理解度や躓きを見える化し、AIで分析して個別復習や教員へのフィードバックにつなげたい。基盤としてデータ標準化・互換性が重要。

インタビューの前後を読む

🎤すべての会話ログ

本日は「デジタルを含む教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、お考えやご経験を伺わせてください。率直に、話しやすい範囲で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

一般市民として関心がある

ありがとうございます。一般市民として関心を持たれているのですね。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

名前は聞いたことがある程度

ありがとうございます。名前は聞いたことがある程度なのですね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

使い分けが良い、という感覚なのですね。 その「使い分け」が特に合いそうだと思うのは、どんな学習場面ですか?

英語を読み上げてもらえる、音声認識してもらえる、など、英語においては非常に効果的だと思う。デジタル教科書に限らず、ai英語アプリなども広く普及しており、ノウハウも溜まりやすい。一方、数学などの理系教科にについては、やはり自由に書き込む、本質を理解する、などが大事。

具体的にありがとうございます。英語は音声(読み上げ・音声認識)で効果が出やすい一方で、数学などは書き込みや理解のプロセスが大事、という感覚なのですね。 数学などの理系教科について、デジタル教科書だと「本質を理解する」のが難しくなりそうだと感じるのは、どんな学習の場面ですか?

わからん。想像。そういう研究結果も見かけたので。

ありがとうございます。ご自身の経験というより、研究結果も踏まえた「想像」として捉えられているのですね。 では、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

課題設定。デジタル化を目的にしてはいけない。一般企業でも、目的のないDX化でかえって生産性の落ちた失敗例はいくらでもある。デジタル化が本質ではない。デジタル化はあくまでも手段。学活教育のどんな課題が解決できるから、デジタル化なのか。

とても共感できるご指摘です。「デジタル化そのものが目的化すると失敗する」「手段として位置づけるべき」という懸念ですね。 この法案でデジタル教科書を正式に扱うようになることで、「目的が曖昧なまま導入が進んでしまいそう」と感じる場面は、どんなところですか?

なんのためか、という議論を聞かないこと。

ありがとうございます。「何のためか」という議論が見えないまま進むこと自体が不安、ということですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

だから目的が不在なまま進んで、かえって教育現場が悪化することだってば!

おっしゃる通りで、「目的が不在なまま進むことで現場が悪化する」という点が、運用面の最大のハードルとして見えているのですね。 その「教育現場が悪化する」としたら、まず影響が出そうだと感じるのはどのあたりですか?

教員の負担/研修

ありがとうございます。教員の負担や研修にしわ寄せが来る、という見立てなのですね。 制度として進めるなら、「研修の不足」や「準備負担の増加」が具体的に起きそうだと感じるのは、どんな状況のときですか?

考え方が逆です。

ご指摘ありがとうございます。こちらの聞き方が「導入ありき」に聞こえてしまったかもしれません。 では伺い直します。制度設計の段階で、まず最初に決めておくべきだと思う「目的」(何を改善するためのデジタル教科書か)は、どんな内容ですか?

なんでもいいんですよ。例えば、学力向上。では、なぜ学力が下がってるのか。それは教員の負担が大きすぎるから。じゃあ、教員の負担削減とか。残業が多い職業として有名ですよね。これはあくまでも仮説ですよ。でもそしたら、手段と目的が逆になってるでしょう。デジタル化ありきで、導入における教員負担をどう減らすか、から、教員負担を減らすためにどこをどうデジタル化すべきか、の議論になりました。

整理すると、「デジタル教科書を正式化する」こと自体を先に決めるのではなく、例えば学力や教員の長時間労働といった“解きたい課題”から逆算して、必要な範囲だけデジタルを手段として選ぶべき、というお考えですね。とても筋の通った問題提起だと思います。 では最後に、制度設計をする人に“これだけは伝えたい”という点があるとしたら、どんな内容になりますか?

そしたらたくさんできることあるでしょう。一人一人のデジタル教科書への書き込みだったり、練習問題をタブレット場で解いてもらったり、そうすると、生徒一人一人の理解度や躓きのデータが取れるんですよ。これが大事。これをAIが自動で分析して、一人ひとりに合った復習プログラムを自動で使って、一人一人の理解度レポートを教員にフィードバック。次回の授業で重点的に振り返った方がいいポイント、授業の計画やスピード設計、そんなものまで最適化して、板書ノートを自動で作成することで、教員の従業への準備時間を大幅に削減。また、一人一人の理解度から、だいたい平均点が80点くらいになるような中間、期末の試験問題を自動作成したり、とか。

具体案がかなりはっきりされていますね。学習ログ(書き込み・解答履歴)を集めて分析し、個別最適な復習と教員の授業準備の省力化につなげる、という方向性だと理解しました。 いま挙げてくださった中で、制度として先に整えておかないと実現しにくいと感じるのはどの部分ですか?

データを取って、分析して、フィードバックする、という、サイバーフィジカルシステム

ありがとうございます。データ取得→分析→フィードバックまでを一体として回す「サイバーフィジカルシステム」を中核に据えるべき、ということですね。 この仕組みを学校教育で回すうえで、制度としていちばん先にルール化(または基盤整備)しておく必要があると感じるのは、どの領域ですか?

データの標準化・互換性(出版社/自治体をまたいでも使える)

ありがとうございます。出版社や自治体をまたいでも学習ログを活かせるように、データ標準化・互換性を最優先で整えるべき、ということですね。 ここまでのお話を踏まえると、標準化を進める際に「これは最低限そろえてほしい」と感じるデータの範囲(項目)は、どんなものですか?

いや、とういうよりも、デジタル化の旨みって、データが取れることにあるんですよ。それが一番なんです。それ以外は、別にないと言ってもいい。データを取り、分析・最適化することで、現場をより良くしていく、そういう考え方が、ないと、導入する意味はない。

おっしゃる通り、「デジタル化の最大の旨みは学習データを取れて、分析・最適化で現場を良くできること」という軸がないと、導入の意味が薄いということですね。 この法案が成立してデジタル教科書が“正式な教科書”として扱われるようになるとき、その「データを取って改善につなげる」という目的が制度の中で担保されているかどうかを、あなたは何を見て判断しますか?

知らないです。

ありがとうございます。現時点では「何を見れば担保されていると判断できるか」は、まだピンと来ていない状態なのですね。 ここまでで事前に伺いたい論点は一通りお聞きできたので、これまでのお話をまとめてレポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をレポート案としてまとめました。内容に違和感や、補足したい点があれば教えてください。

英語の件はいらないかな。目的のないデジタル化は失敗する、デジタル化はなんらかの課題解決の手段であるべき。例えば、教員の業務を効率化して、負担軽減、生徒一人一人へのケアに十分な時間を当てられるようにして、教育の質を高める、とか。それをしっかりかいてほしい。そして、デジタル化の本質的価値はデータをとって分析・最適化できることだということも強調。

お時間をいただきありがとうございました。ご要望どおり「英語の例」は前面に出さず、目的なきデジタル化への懸念と、データ活用による改善価値を中心にまとめ直しました。ご確認ください。

もうちょっと一つ一つを長く詳しく書いて欲しい。

ありがとうございます。ご要望に合わせて、各ポイントを少し長めにして、意図が伝わるように詳しく整理したレポート案を作りました。ご確認ください。