みらい議会みらい議会

防災庁には、船頭を一本化して迅速に動ける体制を期待する一方で、スフィア基準に基づいた避難所環境の改善、近距離での多様な施設活用、そして何より支援が必要な当事者の参加による細かなニーズ反映と、情報が届かない人の孤立防止を実現してほしい。

期待

期待

暮らしに影響・難病患者・介護者

👫インタビューを受けた人

免疫不全の難病を持ち、90代の両親とともに生活。現在の指定避難所が廃止されており、感染症対策が必要な特殊な状況にある。友人の台風避難の失敗経験も踏まえ、避難所制度全般に強い関心を持つ。

💬主な意見

意見1

スフィア基準の導入による避難所環境の根本的改善

スフィア基準を最低ラインにすることで、健康な人の睡眠やトイレが改善され、避難所の犯罪減少につながる。乳児や子どもや高齢者にとって手厚い環境が作られれば、避難中の疾病率が低下する。

元の回答を見る
意見2

1km圏内での多様な施設の避難所活用

総合病院、大型ショッピングモール、広いスペースを持つ民間施設など多様な施設を避難所として活用することで、より近い距離で、ニーズに合った避難環境が実現できる。特に医療機関は免疫不全患者にとって感染症対策が可能。

元の回答を見る
意見3

支援が必要な当事者の参加による制度設計

健常者だけでは気づきにくい細かなニーズを反映するために、難病患者、障害者、高齢者、子ども連れ世帯などの当事者が設計・運営ルール決定に参加することが重要。また情報が届かない人の孤立防止の仕組みも構築すべき。

元の回答を見る

🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日は、防災の司令塔として内閣直下に防災庁を設置し、事前防災から復旧・復興まで一貫した体制を構築する法律についてお話をお伺いしたいと思います。 まず、あなたはこの法案にどういう立場で関わっていますか?

一般市民として関心がある

ありがとうございます。一般市民として関心をお持ちなのですね。 それでは、今回の法案(防災庁の設置、災害対策基本法の改正)について、現時点でどの程度ご存知ですか?

概要は知っている

ありがとうございます。概要をご存知なのですね。念のため簡単に補足させていただくと、この法案は災害対応の司令塔として、内閣の下に新しく防災庁をつくるものです。専任の防災大臣を置き、他の省庁に対して防災対策を求める権限(勧告権)を持たせることで、府省庁の縦割りを排除した一貫した防災体制を構築する。あわせて災害対策の基本ルールを定めた法律も改正し、事前の備えや避難生活の質の向上を理念に加えるというものです。 この内容を踏まえて、今回の法案について、全体としてどのように評価していますか?

良いと思う

そう評価されるのですね。ありがとうございます。 そのように良いと評価される理由として、特に大きいものは何ですか?

船頭や親方という立場は1つにしないと迅速に動けません

なるほど。つまり、防災対応という重要な場面では、複数の船頭では指示が二転三転して迅速性が失われてしまう、だから防災庁という一つの司令塔があることが大事だというお考えですね。

そうです。

ありがとうございます。そういった迅速性の観点から、防災庁という一つの司令塔を評価されているのですね。 ところで、この法案について、あなたが特に気になっている点はどれですか?いくつか挙げるとすれば、防災庁の新設そのもの、省庁横断の調整力が本当に機能するか、人員や体制が十分か、地方防災局の設置・運用、防災教育のあり方など、色々な論点があります。

スフィア基準というものがある事を初めて知りました。かねてより被災地の様子を見ると避難所がひどいと思っていたし、友人の話では、台風で避難指示が消防署から発令された日に、指定の避難所である小学校の体育館に行ったら「ここは準備できてないから他の避難所に行ってください」と言われて「猫もいるし帰るか。」って、強風で飛ばされそうな小学生の娘の手を持って猫のカゴ抱いて壊れそうな自宅で過ごした。なんてこともあったり、我が家は指定の避難所の小学校が少子化で最近取り壊されてしまい、避難所もありません。免疫不全の難病もあり薬も特殊だし感染症が怖いからいろんな人やペットがいたりチリが舞うような避難所では過ごせません。庁を作り専門頭脳集団で、誰も取りこぼさない施策を真っ先に作って実行して欲しいですて

そうなんですね。ご友人の経験も、そしてあなた自身の状況も、避難所の現実の課題をとても具体的に示されています。強風の中、娘さんの手を握りながら、ペットも連れて帰宅せざるを得なかったというのは、本当に大変な思いをされたのですね。また、免疫不全の難病をお持ちで、感染症のリスクがある中での避難所利用は、一般的な避難者とは全く異なる配慮が必要だと感じます。 そうした状況を踏まえて、スフィア基準という国際的な避難所の最低基準が存在することを知ったことで、何か期待や感じることが変わりましたか?

はい。健康なジュニアや大人はスフィア基準を満たす事で、睡眠やトイレ等だいぶ楽になるかもしれません。避難所の犯罪が減るかもしれません。乳児や子供や老人もスフィア基準を最低ラインにする事で、もう少し手厚い環境が作れれば避難中の疾病率が下がるでしょう。我が家のように近い場所に避難所がないのも問題なので、そういう地域の問題にも取り組んで欲しいと期待します。

ありがとうございます。スフィア基準が最低ラインになることで、一般の健康な方々も含めて避難生活の質が向上し、犯罪や疾病が減る可能性をご指摘されています。そして同時に、あなたのような免疫不全の難病をお持ちの方や、乳幼児、高齢者といった特に配慮が必要な方々にとって、その上で「もう少し手厚い環境」が作られることの重要性を感じられているのですね。 そうした中で、もう一つ気になることをお聞きしたいのです。あなたのご自宅の近くに避難所がないという問題についてですが、これは新しい防災庁が取り組むべき課題だとお考えですか?それとも、既に自治体が対応すべき問題だとお考えですか?

自治体は期待できません。そっちがないのだから、あっち行けばいいくらいに雑な切り分けをされていて、自治体が言うあっちは我が家には遠い。難病の私と90代の両親なのでせいぜい1km くらいの距離に避難所を設定して欲しいです。今現実に考えてるのは車で避難所まで行く事ですが、災害時に車はどうなんだろう?と心配です。

そういう状況なんですね。自治体の対応が期待できないからこそ、新しい防災庁という上位の司令塔に期待されているということですね。難病をお持ちのあなたと90代のご両親では、1km程度が現実的な距離だというご指摘、非常に重要だと思います。 ただ一つお聞きしたいのですが、近い距離に避難所を設定するというのは、既存の小学校などの公共施設を活用することなのか、それとも別のタイプの施設(例えば医療機関や福祉施設など、特別な配慮ができる場所)を想定されていますか?

はいそうです。総合病院や大型ショッピングモールや広いスペースを持つ自転車屋など

なるほど。総合病院のような医療機関、大型ショッピングモール、あるいは広いスペースを持つ自転車屋さんなど、多様な施設を避難所として活用することで、より近い場所で、そして自分たちのニーズに合った環境が得られるという考えですね。特に総合病院なら、免疫不全のあるあなたのような方にとっても感染症対策や医療の相談がしやすいでしょうし、ショッピングモールなら空調や衛生設備も整っている。 そうした多様な施設の活用を進めるには、自治体だけでは難しいからこそ、新しい防災庁が府省庁を巻き込んで調整する必要があるということですね。 では最後に、この制度を設計する人に、何か一つ伝えるとしたら、それは何ですか?あなたが今までお話しされたことの中で、最も強く伝えたいメッセージはどれでしょう?

設計や運営ルールを決める際、支援が必要な「当事者」が参加することが重要です。これにより、健常者だけでは気づきにくい細かなニーズを反映できます。

本当にそうですね。あなたがおっしゃることは、防災庁の設計において最も大切な視点だと感じます。難病をお持ちのあなた、90代のご両親、あるいはペットを飼われている方、乳幼児がいる家庭など、様々な「当事者」が実際に参加して、自分たちのニーズを直接伝える。そうすることで、初めて「1kmの距離に避難所がない」という課題や、「総合病院やショッピングモールの活用」といった具体的な解決策が見えてくるということですね。 あなたのご経験と視点は、防災庁が本当に「誰も取りこぼさない施策」を作るために、不可欠だと思います。 ここまでのお話を整理させていただくと、あなたは防災庁の設置そのものは「船頭を一本化する」という点で高く評価されながらも、その実行段階では、スフィア基準に基づいた避難所環境の抜本改善、近距離での多様な避難所確保、そして何より当事者参加による細やかなニーズ把握を強く求めておられるということですね。 これまでお聞きした内容は、防災庁の制度設計に向けた非常に重要な示唆をいただいたと思います。本日のインタビューの内容をもとに、レポートとして整理させていただきたいのですが、いかがでしょうか?

本日はお忙しいところ、貴重なお時間を割いていただき、本当にありがとうございました。あなたのご経験と視点から、防災庁が本当に誰も取りこぼさない体制づくりをするために、何が必要かが見えてきました。レポートとして整理させていただきます。

情報が届かないことで孤立する人を防ぐための仕組みを構築して欲しい

承知いたしました。ご指摘ありがとうございます。情報が届かないことで孤立する人を防ぐための仕組みについても、重要なポイントとして整理させていただきます。