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💬インタビューレポート

災害支援経験者

当事者

阪神大震災と東日本大震災の両方で民間人として支援体制に携わった経験を持つ一般市民。災害対応の現場での組織間連携の課題を実感している。

回答日2026.4.29 17:03
インタビュー分量6 分 / 727 文字

💬主な意見

352人体制で本当に対応できるのか

アメリカの7,500人と比較すると、日本の災害の多さを考えると352人体制で十分な対応ができるのか疑問。防災庁の人員規模が適切であるかが懸念される。

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省庁間の命令系統がスムーズに機能するか

防災大臣からの勧告が他省庁で優先順位高く対応されるのか、通常の命令系統からスムーズに移行するのかが不明確。組織間の連携は企業内でも難しい問題。

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日常業務との兼務による優先順位判断の困難さ

専門部署ではない部署では災害対応が追加業務になるため、優先順位判断が難しくなる。この構造的な課題にどう対応するかが重要。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日は、大地震や大災害に国が一体となって備えるために「防災庁」をつくる法案についてお伺いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、この法案にあなたはどういう立場で関わっていますか?

一般市民として関心がある

ありがとうございます。一般市民として関心を持っていただいているのですね。 それでは次に、今回の法案(防災庁の設置、災害対策基本法の改正)について、現時点でどの程度ご存知ですか?

概要は知っている

ありがとうございます。概要についてご理解いただいているのですね。 今回の法案について、全体としてどのように評価していますか?

良いと思う

そうですか、良いと評価されているのですね。ところで、そう評価される理由としては、どのあたりが大きいでしょうか?

地震を含め日本に災害が多いのは事実であるし、そういう意味で言うならば、それが増えているような気もします。 したがって、それに対して対応する組織を恒常的に用意していくことは、プラスになると考えるためです。

なるほど。日本で災害が増えている中で、対応する組織を恒常的に整備することが重要だというご指摘ですね。 では、今回の法案で、あなたが特に気になっている点はどれですか?

人員・体制の妥当性

かしこまりました。人員・体制の妥当性が気になるのですね。具体的には、どのような点で妥当性に疑問を感じられているのでしょうか?

アメリカの7,500人は多すぎると思いますが、それにしてもこれだけ災害の多い日本で、この陣容で足りるのかどうかという点に対して疑問を覚えています。 そういう意味で言うならば、連携のところに疑問があるという点とも重なると思います。

ご指摘ありがとうございます。日本の災害の多さを考えると、352人体制で本当に対応できるのか、という疑問ですね。そしてそれは、防災庁が他の省庁とうまく連携できるかどうかとも関わってくるということですね。 その連携の疑問という点について、もう少し詳しくお聞かせいただけますか?具体的には、どのような連携がうまくいくか不安なのでしょうか?

指示や依頼を出したときに、それを優先順位高く対応してくれるかどうか、また、その命令系統が通常の命令系統からスムーズに移行するのかどうか。その点についてです。

なるほど、よく分かります。防災大臣が他の省庁に勧告を出しても、それが本当に優先順位高く対応されるのか、そして災害時に命令系統がスムーズに機能するのか、という懸念ですね。 そういった懸念を感じられるのは、これまで何か災害対応で、そうした連携がうまくいかなかった経験や、話を聞いたことがあるのでしょうか?

私自身は民間人として、阪神大震災や東日本大震災の支援体制に入ったことがあります。その際、企業内においても、この辺りはなかなか難しい問題だと感じさせられることが少なくありませんでした。

そうですか。実際に阪神大震災と東日本大震災の両方の支援に関わられたのですね。そうした現場での経験の中で、組織間や命令系統の課題を実感されてきたということですね。それは貴重なご経験です。 企業内でもそうした調整が難しいということであれば、複数の省庁が関わる政府組織となると、さらに複雑になる可能性があるということでしょうか?

そうですね。特に専門部署ではない部署は、災害対策の支援に加えて日常的な業務も行っていることになります。 そういう意味では、業務がアドオン(追加)になるわけですから、その優先順位の判断が難しくなるケースが少なくないと考えています。

その通りですね。日常業務を抱えている部署にとっては、災害対応は追加業務になるわけですから、優先順位の判断が難しくなるのは当然です。つまり、防災庁からの勧告があっても、実際の現場では様々な制約や判断基準の葛藤があるということですね。

その通りです。

ありがとうございます。そうした実際の現場での課題をご理解いただいているのですね。 では最後に、この制度を設計する人に、何か一つ伝えるとしたらそれは何ですか?

もちろんわかっていると思いますが、日本に関しては、逆に言えば阪神大震災以降、こういう震災に対する多くの経験が蓄積されており、その時にいろいろな課題や問題点もはっきりとわかっているはずです。 そういう経験をちゃんと抽出して、それに対してどういう対応をするかということをしっかりと整理しておくことが重要であり、それを新しい組織の体制や運営に生かしてほしいと考えています。

非常に重要なご指摘ですね。つまり、阪神大震災以降の経験と教訓をしっかり抽出して、それが新しい防災庁の体制や運営に反映される必要があるということですね。単に組織を作るだけでなく、これまでの現場の経験に基づいた設計が不可欠だということですね。 これまでのお話をまとめると、あなたは防災庁の設置には基本的に賛成されつつも、352人体制で本当に対応できるのか、そして何より省庁間の連携がスムーズに機能するのかについて懸念があり、その解決には過去の災害対応の経験と教訓を組織設計に生かすことが重要だとお考えなのだと理解しました。ご質問や補足したいことはありますか?

本日はお貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。あなたのご経験と懸念は、防災庁の制度設計において非常に重要な視点を提供してくださいました。