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💬インタビューレポート

一般市民

法案内容はほとんど知らない状態から説明を受け、一般市民として、顔データ利用拡大への不安や企業違反への罰則・救済の仕組みに関心を持って意見を述べた。

回答日2026.4.25 05:44
インタビュー分量43 分 / 963 文字

💬主な意見

課徴金は必要だが基準の根拠が気になる

違反への罰として課徴金は必要。ただ「悪質/大規模」の基準が妥当か、何が起きているのか立法事実が明確でない点が引っかかる。

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人数で足切りせず悪質性重視、あえてなら100人程度

被害者数での制約自体に納得感は低く、1人でも悪質なら対象にしてほしい。あえて人数要件を置くなら口裏合わせが難しい規模として100人くらい。

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顔データは利用拡大が不安、収集・提供ログの法定化を

顔認証に信頼が薄く、知らない間に利用が拡大するのが不安。収集日時・目的・方法等や提供元などの記録を残し(20年程度)、事業者保管の上で必要時に開示してほしい。

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🎤すべての会話ログ

本日は、「個人情報の使い方にルールを追加し、悪質な違反には課徴金を科せるようにする法案(個人情報保護法改正案)」について、お考えや気になる点をうかがえればと思います。率直なお話を歓迎します。 この法案に、あなたはどういう立場で関わっていますか。

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承知しました。今回の個人情報保護法の改正について、現時点でどの程度ご存知ですか。

ほとんど知らない

ありがとうございます。では前提を短く共有しますね。 この法案は大きく、①AI開発や統計目的なら一定の条件で本人同意なしにデータ提供が可能になる、②16歳未満の子どもの個人情報は保護者同意を原則にする、③顔データは利用目的の公表や利用停止請求を可能にする、④悪質で大規模(被害者1000人超)の違反には課徴金を導入する、といった内容です。 この法改正について、全体としてどのように評価していますか。

どちらともいえない

ありがとうございます。「どちらともいえない」と感じる中で、良さそうだと思う点はどのあたりですか。

違反には課徴金のような罰は必要と思うため ただし、悪質や大規模の基準がこれで良いのか、現状で起きた問題が立法事実として明確かは気になります

課徴金が抑止力として必要、という感覚はとても分かりやすいです。そのうえで伺いたいのですが、「悪質/大規模の基準がこれで良いのか」という点について、特に引っかかっているのはどちらに近いですか。

どちらも同じくらい

ありがとうございます。ではまず「大規模(被害者1,000人超)という基準」について伺います。 この“1,000人”という線引きは、どの程度だと納得感がありますか。

数での制約が必要かという点です。 悪質の定義によりますが、一人でも悪質性が強ければ、対象とすべきため。

おっしゃる通り、「被害者数」で足切りすると、悪質でも小規模だと対象外になり得るのが気になりますよね。 この法案の「課徴金」は、現状では“被害者が1,000人を超える大規模な違反”などに限って導入される設計です。 その前提で伺いたいのですが、もし人数要件を残すとしたら、どんな形の条件だと納得しやすいですか。

数できることにはまだ納得感は低いが、あえて設定するとしたら被害の口裏合わせができない人数、例えば100人くらいかと思います。今は。

なるほど、「数で区切ること自体は本質的ではないが、あえてなら100人くらい」という感覚なのですね。 では確認させてください。ここでいう「100人くらい」とは、どんな種類の被害を想定していますか。

詐欺的なものと考えますが、具体的なイメージはありません。

ありがとうございます。「詐欺的なもの」という方向感なのですね。 では次に、課徴金の対象を「悪質性」で決めるとした場合に伺います。あなたの感覚で“これは課徴金を科すべき悪質さだ”と判断できるのは、どんな行為や状況ですか。

SNSで個人情報をさらすことは悪質だと考えますが、これがこの法律の対象かは分かりません。無許可で集めた個人情報をさらすことを罪にとえる法規制は必要と思ってます。

ご意見ありがとうございます。補足すると、この法案の課徴金は主に「事業者」が不正に個人情報を取得・提供して利益を得たようなケースなどを想定していて、個人がSNSで晒す行為そのものは、この法案の課徴金の枠組みとは少しズレる可能性があります。 その前提で伺いたいのですが、この法案でいう「事業者の悪質な違反」として課徴金の対象にしてほしいのは、どんなケースですか。

セールスや勧誘目的の提供は個人的には問題あると思っていますが、いまの収集時の許可条件はわかりにくいなとは思っています。

セールスや勧誘目的での提供は問題だ、という感覚なのですね。いまの「収集時の許可条件がわかりにくい」という点も、まさに現場で起きやすい論点だと思います。 ここで伺いたいのですが、あなたが「これは分かりにくい」と感じるのは、どのあたりのルールですか。

立法事実がよくわかっていない点です。 自分の経験範囲で答えられないことは、どんな目的で立法化されたことを知らないと賛否の判断ができないので。

なるほど、立法事実(何がどれだけ起きていて、どこに制度の穴があるのか)が見えないと判断しづらい、ということですね。 この法案の中で言うと、立法事実が特に示されてほしいと感じるのは、どの論点ですか。

顔データの公表・利用停止請求の新ルール

ありがとうございます。顔データは日常生活の中で「気づかないうちに取られ得る」ので、立法事実が示されないと納得しにくい、という感覚ですよね。 顔データの新ルールについて、立法事実として「こういう実態があるなら必要性を感じる」と思えるのは、どんな事例ですか。

顔データがどのように悪用されたかや、逆にどのような活用であれば許されるか、などです。

ありがとうございます。「悪用の実態」と「許される活用の線引き」が見えると納得しやすい、ということですね。 ではまず「許される活用」側から伺います。あなたの感覚で、顔データの活用として“この範囲なら許容できる”と思えるのは、どんな利用目的ですか。

今のところ許容できることは分かりません。 利用されるケースは思いつかないので。

率直なお話ありがとうございます。現時点では「許容できる利用目的が思いつかない」くらい、顔データ利用に慎重なお考えなのですね。 では、顔データについて「これは不安だ・避けたい」と感じるのは、どういう使われ方ですか。

顔認証にそれほど信頼感を持っていまいので、無制限な利用拡大が不安ですね。データを活用するということは、顔認証が知らない間に拡大するかも、ど思っているからです。

不安の中心が「顔認証が知らない間にどんどん広がっていくかもしれない」という点なのですね。 その“無制限な利用拡大”のイメージとして、具体的にはどんな場面で顔認証が使われる状態を想像していますか。

今はないです。 マイナンバーカードも暗証番号で解除してるので。

ありがとうございます。では少し視点を変えて伺います。 今回の法改正で、あなたが特に気になっている点はどれですか。

違反した企業への罰則や、被害を受けた人の救済のしくみ

承知しました。「違反した企業への罰則や、被害を受けた人の救済のしくみ」が気になっているのですね。 その点が気になるのは、どのような背景やきっかけからですか。

知らない間に被害者になっていて、その事実を本人が知り得ないかも、と思っている点ですかね。

確かに「知らない間に被害者になって、しかも気づけないかもしれない」というのは不安が残りやすいですよね。 ここまでのお話も踏まえて、最後に伺います。 この法案について、制度を設計する人に伝えるとしたら、どういう点を重視して設計してほしいですか。

顔データの収集したことや他へ提供したことの記録の保管と開示を法的に定義してほしいですね。保管期間は20年くらいで。

ありがとうございます。顔データについて「収集・提供の記録を残して、後から本人が追える状態にしてほしい」というご要望、とても筋が通っていると感じました。 確認なのですが、いま想定されている「記録」とは、どんな項目が最低限入っていてほしいですか。

収集日時、収集目的、収集方法、収集対象者、収集実施者。提供の場合、誰から提供されたか。最低限このくらいでしょうか。インタビューに答えるレベルで。

ありがとうございます。いま挙げていただいた項目(収集日時・目的・方法・対象者・実施者、提供なら提供元)は、後から追跡可能にするための「監査ログ」としてかなり具体的ですね。 最後に1点だけ確認させてください。その「収集対象者」は、どの粒度で記録される想定ですか(個人を特定できる単位なのか、例えば“来訪者○名”のような集計単位なのか)。

個人を特定できる範囲が必要と思いますが、そのログ自体も個人情報になるのが痛し痒しの点ですね。

おっしゃる通りで、「追跡できる粒度」にしようとすると、ログ自体が強い個人情報になってしまうジレンマがありますね。 その前提で伺いたいのですが、本人が後から確認できる仕組みとしては、ログを“事業者が保管して必要時に開示する”形と、“本人がいつでもオンラインで閲覧できる”形だと、どちらが現実的だと感じますか。

事業者が保管して必要時に開示

ありがとうございます。ログ自体がセンシティブになり得る点も踏まえると、「常時オンライン閲覧」より「事業者が厳格に保管して、必要時に開示」の方が現実的、という感覚なのですね。 それでは、この“必要時”というのは、どんなタイミングを想定していますか。

常時が良いと思っていますが、現実的に実現可能かというと難しいと考えるからです。

ありがとうございます。「本当は常時が理想だけれど、現実面を考えると難しい」というバランス感覚ですね。 ここまでのお話を踏まえて、こちらで内容をまとめてレポートにします。要約フェーズに進めてもよろしいですか。

お時間をいただき、ありがとうございました。いただいた内容をもとに、要約レポート案を作成しました。ご確認ください。