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💬インタビューレポート

保護者

当事者

学校に通う子どもを持つ保護者。学校ではデジタル教科書は未導入だが、導入時の学びやすさ・健康面・運用面を家庭の視点で考えている。

回答日2026.3.30 05:22
インタビュー分量31 分 / 998 文字

💬主な意見

紙の良さ(書き込み・偶然の発見)も残してほしい

デジタルは目的ページに飛べて便利だが、紙はメモやマーカーがしやすく、めくる途中でコラムや写真説明が目に入り興味が広がる良さがある。

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健康面は家庭での姿勢悪化が心配

学校では大丈夫そうだが、家だとゴロゴロしながら使って首・肩こりにつながりそう。机で勉強してほしいが、紙でも難しく現実的には悩ましい。

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トラブル対応と個別最適化・発展学習に期待

端末や通信トラブルで授業が止まる不安がある。接続状況の可視化、デジタル専任の補助教員、予備端末があると安心。つまずきに戻る/発展に進む機能や動画・ゲームで楽しく学べるとよい。

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🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることや経験をうかがいたいです。率直に、話しやすい範囲で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

子どもが学校に通っている(保護者)

ありがとうございます。保護者の立場だと、学校からの案内やお子さんの学習の変化が直接関わってきそうですね。 お子さんの学校では、学習者用デジタル教科書(紙と同じ内容を端末で見る教材)は、今どのくらい使われていますか?

使われていない

なるほど、今は学校としてはまだ導入していない状況なのですね。 学校でデジタル教科書が使われていない中で、この法案の話を聞いたとき、最初に浮かんだ印象はどんなものでしたか?

悪くないと思う。 毎日重い教科書を持ち歩かなくても済むようになればいいなと。 ただ紙もあったほうがいい。

悪くないという印象で、荷物が軽くなる期待がある一方、紙も残してほしいお気持ちなのですね。 「紙もあったほうがいい」と感じるのは、どんな場面をイメージしていますか?

授業中に教科書にメモを取ったりマーカーで線を引いたりする時

授業中のメモやマーカーのしやすさが大事なのですね。 もしデジタル教科書でも「書き込み」はできるとしても、紙の方がいいと感じそうなのはどんな点ですか?

デジタル教科書だと、必要なページをさっと見られるけど、紙でペラペラとめくりながら、必要じゃないページがたまたま目に入り、興味を持つというシーンは必要だと思う。

なるほど。目的のページにすぐ飛べる便利さはありつつ、紙の「めくる過程で偶然出会う」ことで関心が広がる感じが大事、ということですね。 お子さんの学びで、紙をペラペラめくる中の「たまたま目に入って興味を持った」みたいな出来事は、これまでにありましたか?

子供にあったかはわからないけど、少なくとも私にはあった

ご自身の経験として、偶然目に入ったところから関心が広がったことがあるのですね。 その「偶然の出会い」が起きやすいのは、教科でいうとどのあたりだと思いますか?

理科の教科書や図解のコラムや、社会の教科書の写真の説明、国語の教科書の作者説明、算数や数学のコラム

具体例がたくさん挙がりましたね。理科や社会の写真・図解、国語の作者説明、算数数学のコラムのような「本文の脇」にある情報が、興味の入口になりやすい感覚なのだと思いました。 こうした“寄り道”が学びにとって大切だと感じる一方で、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

健康面(目・姿勢・睡眠など)

健康面が気になるのですね。特にお子さんに起きてほしくない影響として、まず思い浮かぶのはどれですか?

姿勢の悪化(首・肩こり)

首や肩への負担までイメージされているのですね。 学校でデジタル教科書を使うようになった場合、姿勢の悪化が起きやすいのは「どんな場面」だと思いますか?

学校では大丈夫だと思う、ただ家ではゴロゴロしながら使いそう

学校よりも、家での使い方(ゴロゴロしながら見てしまう)で姿勢が崩れそう、という見立てなのですね。 もし学校からデジタル教科書が配られるようになったとき、家庭では「どんなルール」にすると現実的に守れそうだと感じますか?

机で勉強して欲しい。けど実際髪の毛教科書の時でも子供達はなかなか机で勉強しなかったので難しいと思う

机でやってほしいけれど、紙の教科書でも実際はなかなか机に向かわない…という現実感があるのですね。 その状況で、もしデジタル教科書が入ってきたら「家庭で見守る負担」は今より増えそうですか、それともあまり変わらないと思いますか?

あまり変わらない

見守る負担は、デジタルになってもあまり変わらない見立てなのですね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

使い分けが良い、という感覚なのですね。 学校で「デジタル教科書を正式に扱う」ようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

端末・通信トラブル対応

端末や通信トラブルが起きたときの対応がハードル、ということですね。 授業中にトラブルが起きた場合、保護者の立場としてはいちばん困りそうなのはどんな影響ですか?

子供が自分の端末に問題が起きても自分から言えなさそう。また先生自身の端末(先生が使うのかはわからないけど)にトラブルがあるとそのまま授業が止まりそう

お子さんが言い出しにくくて問題が見えにくいことと、先生側のトラブルで授業自体が止まってしまう不安があるのですね。 保護者として、端末トラブルがあったときに「学校にこういう仕組みがあると安心」と感じるのは、どんな仕組みですか?

・生徒一人一人の接続状況が先生の方でチェックできること(接続の悪い子がいたら赤く表示されるなど) ・端末トラブルがあった時に担任以外にデジタル専用教員が補佐に入れること ・先生の端末に予備があるといい

具体的な安心材料がはっきりされていますね。接続状況の可視化、担任以外のデジタル支援人材、先生用端末の予備があること、ということだと理解しました。 制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたら、それは何ですか?

勉強についていけていない子にはもっとわかりやすい説明や、過去に遡っての関連項目に飛べる機能が欲しい。 勉強がどんどん出来そうな子にはさらに関連した上級レベルの項目まで勉強できるようにして欲しい

なるほど。理解が追いつきにくい子には「つまずきに戻れる導線」を、進度が速い子には「発展に広がる導線」を、デジタル教科書の強みとして活かしてほしいということですね。 今お話しくださった“つまずきに戻れる/発展に進める”機能は、学校の授業の中で使うのが良いと思いますか、それとも主に家庭学習で使うのが良いと思いますか?

どちらも。というか、そもそも授業で、クラスをレベル別にわけて欲しい。普段のクラスというより、授業では各科目でレベル設定して数人レベルで授業を受けられるように。

どちらもで、さらに授業自体を科目ごとに少人数・レベル別にしてほしいというご希望なのですね。デジタル教科書の機能だけでなく、授業の形とセットで考えていらっしゃるのが伝わりました。 その「科目ごとのレベル別・少人数授業」を進めるうえで、デジタル教科書が役に立つと思う場面はありますか?

教科書の中の生き物が動いたり、歴史人物が当時の出来事をリアルにアニメで説明してくれるととてもいいと思う。算数や数学も、面積や放物線など、動きがあったほうが理解しやすい項目は多い。 国語は漢字の成り立ちをゲーム化したり、文法をうっかり間違えると変な感じになるのをアニメで教えて笑わせて欲しい。 笑いと記憶は密接に関係してるので、とにかく勉強が楽しくなるように。

動きやアニメ、ゲーム性で「理解しやすい」「楽しい」を作れる、という期待が大きいのですね。特に算数数学の可視化や、国語での“笑いで記憶に残す”発想が印象的でした。 一方で、この法案では動画や音声なども教科書に載せやすくするために、著作権の扱いを整えて、権利者に補償金が支払われる仕組みも用意しようとしています。 この“補償金を払ってコンテンツを教科書に入れやすくする”仕組みについて、直感的にどう感じますか?

ちょっと難しい話だ

たしかに、少し制度の話になって分かりにくいですよね。 「教材の中で、他人が作った動画や音声(例:演奏・映像・朗読など)を使うときに、その作り手にもお金が入る仕組み」にする、という理解で大丈夫です。 その仕組みについて、賛成・反対というより、まずは「納得感」はありますか?

納得感がある

納得感がある、ということですね。作り手にもきちんと対価が回るのは大事だと感じられているのだと思いました。 デジタル教科書に入ってくる動画や音声などのコンテンツについて、「これは教育に入れてほしい」と思うジャンルはどんなものですか?

歴史アニメ、理科や数学の知識を応用した脱出ゲーム、桃鉄、せがれいぢりをもう少し教育向けにしたようなもの

ありがとうございます。歴史アニメや脱出ゲームのように“物語性や体験”で学べるもの、さらにゲーム要素を教育に寄せたコンテンツへの期待が大きいのですね。 ここで最後に、事前の質問として伺いたいです。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

今回初めて知った

ありがとうございます。今回初めて知った状態から、ここまで具体的なイメージ(紙の偶然の発見の良さ、健康面、トラブル時の仕組み、学びを楽しくするコンテンツ)をお話しくださったのは、とても貴重でした。 いただいた内容は一度こちらで整理して、レポートとしてまとめます。

お時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に誤りや抜けがないか、ご確認ください。