💬インタビューレポート
20代市民
20代で、インターネットとともに成長してきた世代としての経験を踏まえ、子どものSNS利用ルールについて意見を述べている。
💬主な意見
AIの検知と通知を学びにつなげる
“悪意ある発信や個人情報漏れをAIが検知して発信前に削除し、内容と理由を本人へ通知する仕組みを提案している。通知の蓄積時には教員との面談につなげる案も示した。
安全策と子どものつながりを両立する
“いじめや虐待を受ける中学生がネット上の友人に救われる場合もあるため、知らない人とのつながりを一律に隔てず、AIがやり取りを見守る方法がよいとしている。
🎤すべての会話ログ
ご協力ありがとうございます。これから、「こどもとインターネットのルールを見直す方向性(中間整理報告書)」について、子どものSNS規制を中心にお話を伺います。あなたはどの立場に一番近いですか?
その他
ありがとうございます。あなたの年代を教えてください。
20代
ありがとうございます。SNSやネットで、「これは子どもに有害だ」と実際に感じたものはありますか?近いものを選んでください。
自傷・自殺に関する情報
自傷・自殺に関する情報に危うさを感じているのですね。それは何歳くらいからなら許容できると思いますか?小学生・中学生・高校生で違いはありますか?
18歳
ありがとうございます。報告書自体は、一定年齢未満のSNS利用を一律に禁止する制度は提案しておらず、その是非を引き続き議論するとしています。そのうえで、一定の年齢未満の子どもはSNSアカウントを持てないという法律を作ることについて、どう思いますか?
どちらかといえば賛成
どの年齢未満を対象にするのが妥当だと思いますか?
10歳
10歳未満が妥当だと考える背景を教えてください。
アカウントを持たないとSNSを見ることもままならないため、小学校高学年以上では閲覧するには問題ないと感じた。一方で、コメントや自身からの発信は15~6歳以上からが適切なのではないかと考える。
閲覧と発信を分け、発信は15〜16歳頃からが適切というお考えなのですね。アカウント自体は持てても、コメントや投稿などの発信機能だけ年齢に応じて制限する仕組みについては、どう思いますか?
そのような仕組みになるべきだと思う。 自身の経験からしても、義務教育が終わる15~6歳ごろまでは、個人情報や誹謗中傷など何が発信して良くて何を発信してはいけないのかが分からなかったと思う。
義務教育を終える頃までは、発信時の個人情報や誹謗中傷への判断が難しいという実感があるのですね。 「何が子どもに有害か」の線引きは、これからガイドラインなどで決められていきます。誰がどう決めるのが一番納得できますか?
保護者や子ども・若者も参加する場で決める
保護者や子ども・若者も参加する場で決めるのがよいと考える背景を教えてください。
国や事業者などの大人だけが関われる場よりも、子ども本人の主張や、私たちのようなインターネットとともに成長してきたインターネットネイティブ世代が実際の経験から言えることを交えて多角的に検討するべきだと考えるから。
多様な当事者の経験を入れることで、現実に合った基準にしたいということですね。決める話し合いや基準は、どこまで公開されていれば信頼できますか?
具体的に内容の報告書をあげてほしい。 自傷自殺行為などのグロテスクなものや性的なものに限らず、近年のSNS文化によるルッキズムに子供も冒されるのは問題があると考えるため、整形のビフォーアフターなども子どもにとってどのような影響があるかしっかりと議論するべきだと考える。
会議の内容だけでなく、検討した根拠や結論を具体的な報告書として公開してほしい、ということですね。ルッキズムや整形のビフォーアフターのように、直接的に危険な表現ではなくても自己像に影響しうる内容も、年齢に応じた影響を議論すべきだというご意見も理解しました。 年齢確認の方法には、生年月日を自分で入力するだけのものから、身分証やスマホのOSで確認するものまであります。方法によって、確認の確実さと、手間や提供する情報の量が変わります。本人確認を伴う確認まで必要だと思う場面はありますか。必要ないと思う場合は、その選択肢を選んでください。
ライブ配信や投稿など発信する機能を使うとき
では、年齢を確認する方法として、受け入れられると思うものを選んでください。
マイナンバーカードなどの身分証で確認
「マイナンバーカードなどの身分証で確認」が受け入れられる方法なのですね。 子どもが使うSNSやサービスに、会社が用意すべき安全対策で一番重要なものはどれだと思いますか?
年齢に応じて使える機能を変える
年齢に応じて利用できる機能を変えることを最も重視されるのですね。 最後に、このルール作りをする人に伝えるとしたら、それはなんですか?
12歳未満はアカウントを持つこと自体禁止。12歳以上16歳未満はアカウントを持つことができるが、発信機能についてはそれぞれのSNSで段階を踏ませる必要があると考える。例えば一定の期間はAIなどによって、悪意のある発信や個人情報の漏れなどを検知した場合にはその発信を自動で削除するなど。 その削除された発信が何か、また理由は何かを通知することで、ネットリテラシーを育むこともできるのではないか。 自由に発信してよいのは16歳以上だと思う。 その一方で、学校でいじめや家庭で虐待を受けている中学生などが、ネットで繋がった友達に心救われるというケースも珍しくないため、むやみやたらに子どもの知らない人との繋がりを隔てるのも良くないと考える。 そのため、やり取りに問題がないかなどをAIが監視する方法が良いと考える。
年齢に応じてアカウントや発信機能を段階化し、AIによる検知は削除理由の通知を通じて学びにもつなげる、というご提案ですね。安全確保と、孤立した子どもが支援やつながりを得る機会の両方を大切にされていると受け取りました。 こうした段階的な仕組みを重視される背景を、改めて教えてください。
何も知らず、やらずに育ってきていきなり自由にやれるとなると反動でハマりすぎてしまったり、ネットリテラシーが十分に育たないまま自由な発信を行えることは危険だから。 少しずつ自分ごととして、トライアンドエラーを行うことがいちばんの学びになると考える。
段階的に経験しながら判断力を育てることが、過度な利用や不用意な発信を防ぐうえで重要だということですね。 ほかに、このテーマについて伝えておきたいことはありますか?
まずは子ども専用のSNSを作って、やらせてみるのも面白いかもしれません。 例えばその学校単位、自治体単位などで一人一つアカウントを作り、匿名にも匿名じゃなくもできる。 AIによる精密な悪意や個人情報の検知をして、問題のある発信をしようとすると、起きる前に消され通知がいく。何度かその通知が溜まると、先生などに何を発信しようとしたのか通知が行き、個別面談などを図る。 こうして擬似的SNSを使って、ネットリテラシーを育てていくのも面白いかもしれません。
ありがとうございます。子ども専用の段階的なSNS環境で、発信前のAI検知と理由のフィードバックを通じてネットリテラシーを育て、必要に応じて学校の支援につなげるという提案ですね。匿名性の選択肢も残しつつ、安全と相談機会を両立させようとする点が印象的でした。 これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。
お時間を割いてお話しいただき、ありがとうございました。以下にレポート案をまとめました。内容をご確認ください。