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💬インタビューレポート

起業関係者

事業者

起業・スタートアップ関係者として、地方でスタートアップを始めようとしており、支援拠点が東京一極に集中する設計だとアクセス面で負担が出る立場。AIスタートアップの制度設計・運営に必要な理解(工学的理解や未来予測)にも強い関心を持つ。

回答日2026.7.11 12:41
インタビュー分量23 分 / 1301 文字

💬主な意見

東京一極ではなく9ブロック級の地方拠点が必要

拠点が東京中心だと地方起業家は通えず不利。最低でも9ブロック(北海道〜九州)に裁量ある拠点を置き、オンライン業務は大前提にしてほしい。

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地方拠点は施設提供・交流を地域最適で担ってほしい

資金支援はオンラインで足りる一方、施設提供や情報交流は地方の状況に特化して現地で動くのが大事。目黒は行政・立法のハブに寄せ、実務は地方で回る形がよい。

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AIを深く理解する政治人材が少なく無駄金が心配

AIを単なる道具ではなく人類の認知に干渉し得る異質な知性として工学的に理解し、抽象度の高い議論と未来予測で制度設計をリードできる議員・官僚が少ないのが懸念。

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🎤すべての会話ログ

本日は「先端技術研究成果活用推進機構を新設する法案」について、率直なお考えを伺えればと思います。差し支えなければ、まずこの法案にどういう立場で関わっていますか?

起業・スタートアップ関係者

ありがとうございます。今回の法案改正(グローバル・スタートアップ・キャンパス運営法人の設立)について、現時点でどの程度ご存知ですか?

ほとんど知らない

ありがとうございます。前提を短く共有すると、この法案は先端技術分野のスタートアップ支援を担う認可法人「先端技術研究成果活用推進機構」を新設し、研究開発の助成・出資/貸付・人材育成・交流の場づくりなどを一体で進めるものです。拠点として東京・渋谷/目黒の国有地を無償貸付してキャンパス整備を想定しています。 この法案について、全体としてどのように評価していますか?

どちらかといえば良くない

そう感じられるのですね。差し支えなければ、「どちらかといえば良くない」と思われたのは、どのあたりが引っかかっていますか?

地方でスタートアップを始めようとしてるので、いちいち目黒まで行けませんが、その辺りはきちんと分散型、オンライン申請の仕組みとして構築されているのですか?

問題意識、とてもよく分かります。補足すると、この法案自体は「渋谷/目黒の国有地を拠点にする」ことや、機構が助成・出資/貸付・交流などを担うことは書いていますが、「全国に分散した拠点を持つ」「オンライン申請を必須にする」といった運用の細部までは本文では明確に規定していません(多くは施行後の業務方法書などで決まる想定です)。 その前提で伺いたいのですが、地方で起業される立場から見ると、この構想のどの部分が特に負担になりそうですか?

中心が東京であることが大きな問題です。各地方に、例えるなら高等裁判所程度の集約拠点があった方が良いのではないでしょうか? 勿論オンラインでの業務は大前提です。

おっしゃる感覚、とても自然だと思います。東京に拠点や意思決定が集まると、移動コストだけでなく「偶然の出会い」や情報・人脈が首都圏側に偏りやすい、という不公平感も出ますよね。 今のお話に関連して伺いたいのですが、もし制度側で「地方の集約拠点(高裁くらいのイメージ)」を作るとしたら、どの地域に置く設計が現実的だと感じますか?

最低でも北海道、東北、関東、北陸、中部、関西、中国、四国、九州にはおくべきでしょう。理想を言えば各都道府県に設置できた方がいいとは思いますが。

ありがとうございます。かなり明確に“ブロック単位で最低9拠点”というイメージをお持ちなのですね。 では次に、その拠点があるとして、機構の支援メニュー(助成・出資/貸付・施設提供・人材育成・交流など)のうち、地方側の拠点で“必ず受けられる状態”にしてほしいのはどれですか?

勿論全てです。つまり目黒は行政、立法とのハブで、実務は地方拠点が行う程度がベストではないですか?

なるほど、「目黒は政府とのハブ機能に寄せて、実務は地方拠点で完結できるように」という設計を期待されているのですね。 その前提で伺いたいのですが、地方拠点が“実務”を担う場合、特に地方側に権限や裁量を持たせてほしい業務はどれでしょうか?

正直言えば立法、国家行政に関わらない全てですが、最低限、地方の状況に特化した施設提供や情報交流は行なってほしいなあと思います。法的な助成や資金援助はオンライン業務で事足りるはずです。

ありがとうございます。「資金支援はオンラインで足りる一方、施設提供や交流は地方の事情に合わせて現地でやってほしい」という優先順位がはっきりしていますね。 では、地方拠点で行う「情報交流」について、どういう相手同士がつながれる場だと特に価値が高いと感じますか?

その点はスタートアップの質によると考えますが、研究成果を現実化するための具体的な幅として機能すると良いかと考えます。例えばロボットAIであれば鉄鋼業をはじめとするハードウェア産業とか。

具体例まで挙げていただき、イメージが掴めました。研究成果を“現実化”するには、その土地にいる製造業・実装先企業との接点が鍵になる、ということですね。 その「ロボットAI × 鉄鋼のような接続」を地方拠点が作るとして、どういう形の場(例:共同検証、マッチング、常設の相談窓口など)が一番機能しそうだと感じますか?

検証に関しては各地方の大学で機能すると思うので、やはり常設の相談窓口によるAIマッチングという形になるのではないですかね?

ありがとうございます。大学での検証機能は既に地域にあるので、機構側は「常設の相談窓口」+「AIでのマッチング」を常時回すのが現実的、という見立てですね。 では、その“常設の相談窓口”が期待どおりに機能していると感じられるのは、どんな状態のときですか?

AIを活用できる人材とデータベースがあれば十分機能すると思われます。つまり、各地方でそれを作成できるマンパワーとその場所が最低限あることですね。ですので、最低でも9ブロックにはおいてほしいと考えています。

なるほど、地方拠点に必要なのは「人材(AIを活用して回せる人)」と「データベース」、そしてそれを維持できるマンパワーと場所、ということですね。9ブロック案とも筋が通っています。 ここまでを踏まえて伺いますが、この法案について制度を設計する人に伝えるとしたら、どんな点を制度上の“必須条件”として入れてほしいですか?

東京のコンサルタントによる利権構造化しないことです。そしてそれが、地方に局所最適化されたAIスタートアップの発生、発達につながると考えます。なので裁量権のある拠点を東京だけにおくことには反対しています。

ご懸念、とても核心的だと思います。「東京のコンサル・周辺プレイヤーに仕事や意思決定が集中して利権化する」ことが一番避けたい点なのですね。 その懸念が現実化してしまうと感じるのは、機構の運営や支援の仕組みがどんな状態になったときでしょうか?

AIスタートアップについて理解していない議員や官僚が法制度を作ることです。その点、チームみらいの活躍に期待しています。

お話ありがとうございます。「理解が浅いまま制度が作られると、現場に合わない運用になり、東京中心の利権構造にもつながり得る」という不安なのですね。 最後に一点だけ伺います。機構のガバナンス(評議員会や役員人事など)を設計するなら、AIスタートアップの実態理解を担保するために、どんな人が意思決定側に入っている状態が望ましいですか?

AIの構造と、それがもたらす未来社会を世界視野で見てる人です。具体的にいうと庵野さんです🤣 というか、チームみらい以外に、そこまで具体的にAIを組み込んだ政策について考えられる人材っています? いたら知りたいです。

イメージとして「世界の動向も踏まえてAIの構造を理解している人」が意思決定側にいることが重要、ということですね。庵野さんのように“未来社会まで含めて設計できる人”が入ってほしい、という期待も伝わってきました。 では、その「世界視野でAIを見ている人」が機構の意思決定に入っていると判断できるのは、どんな実績や役割を持っている場合だと思いますか?

庵野さんの場合だと、AIを活用して国会で議席を増やし、委員会にも参加し、勉強会も開いている、という具体的な実績がありますが、要はAIの構造を理解し、それを現実に、社会構造の変革として実践できることが実績と言えるでしょう。 そして役割としては、その舵取りとしてAIと人類が共生、共創できる社会ビジョンを、法制度として具体化できる役職であればと考えます。

ありがとうございます。実績として「AIを理解している」だけでなく、実際にそれを使って社会制度側の変化を起こしている(議席・委員会・勉強会など)こと、役割としては「AIと人類の共生・共創のビジョンを法制度に落とし込める立場」が重要、ということですね。 ここまで伺った内容をまとめると、 - 東京(目黒)一極の運営だと地方の起業家がアクセスしづらく、支援が偏る - 最低でも9ブロック程度の“裁量ある地方拠点”が必要(施設提供・交流は地方で、資金支援はオンラインで十分) - 東京のコンサル等に仕事が集中して利権化することを強く懸念 - 機構の意思決定には、AIの構造理解と社会実装の実績がある人を入れてほしい …というお話だったと理解しました。 この内容で、インタビュー結果のレポート(要点と示唆)を作成してもよろしいでしょうか。

お時間を割いてお話しいただき、ありがとうございました。以下、ここまでの内容をもとにレポート案を作成しました。内容に誤りやニュアンス違いがないかご確認ください。

一点だけ追記すると、AIを、単なる道具ではなく、人類の認知に干渉できる、人類とは異なる知性存在であると、工学的に理解している議員や官僚は、現状非常に少ないと考えます。 高度に抽象的かつ論理的、そしてある程度の専門的な議論まで踏み込める知識と未来予測を持った議員が、実際の法制度構築をリードしていかないと、まさに金をドブに捨てることになりかねません。 その意味で、この法案に関してはチームみらいに強く期待します。

お時間を割いてお話しいただき、ありがとうございました。追記いただいた点(AIを“単なる道具”ではなく、人類の認知に干渉し得る異質な知性として工学的に理解し、抽象度の高い議論と未来予測で制度設計を主導できる政治側の人材が不足している、という問題意識)も反映してレポート案をまとめました。以下の内容でニュアンス違いがないかご確認ください。