💬インタビューレポート
小学生保護者
小学生低学年の子どもを主に念頭に置く40代の保護者。子どものSNS利用に関して、保護者が確認する範囲としてアプリごとの利用時間を挙げている。
💬主な意見
SNSの類型を示して議論してほしい
“通信・交流が中心のサービスと、動画配信・推薦が中心のサービスではリスクが異なる。規制対象が未確定でも、念頭に置くSNSの類型を最初に示すか並べておくほうがよい。
当事者参加と全面公開で決めてほしい
“SNSの使い方や考え方は人それぞれであり、多くの人が必要と考える規制を導入するため、保護者や子ども・若者も参加する場で決めるべきだと考える。議論や基準はすべて公開されていることが信頼の前提である。
🎤すべての会話ログ
ご協力ありがとうございます。これから「こどもとインターネットのルールを見直す方向性(中間整理報告書)」について、子どものSNS規制を中心にお話を伺います。 あなたはどの立場に一番近いですか?
保護者
ありがとうございます。あなたの年代を教えてください。
40代
主に念頭に置いているお子さんの学年を教えてください。
小学生低学年(1-3年生)
ありがとうございます。SNSやネットで、「これは子どもに有害だ」と実際に感じたものはありますか?近いものを選んでください。
おすすめ表示で偏った情報や刺激的な動画が止まらなくなる(無限スクロール)
おすすめ表示が止まらなくなる仕組みに懸念を感じていらっしゃるのですね。それは何歳くらいからなら許容できると思いますか?小学生・中学生・高校生で違いますか?
おすすめ表示が止まらなくなる仕組みは18歳以上から許容されると考える。SNS側で利用者に気に入られそうな動画が優先的に表示されなるべく利用時間を延ばそうとする策略が働いていることを意識できるようになってからがよい
利用時間を延ばす仕組みを自覚して判断できることが、許容の前提になるのですね。 なお、この中間整理報告書は一定年齢未満のSNS利用を一律に禁止する案は示しておらず、今後も議論するとしています。そのうえで、一定の年齢未満の子どもはSNSアカウントを持てないという法律を作ることについて、どう思いますか?
どちらかといえば賛成
どのような点から、年齢によるアカウント制限が必要だと感じますか?
もう少し法案の概要を教えて。もし年齢制限を設けるとしたらどのように実行させるつもりなの?個別のデバイス監視は難しいよね?罰則をつけるとしたら子供本人?親? 詳細詰まっていなければそのように教えて
ご質問のとおり、現時点では詳細は詰まっていません。この文書は法案ではなく、2026年12月ごろの最終報告に向けた中間整理です。 年齢制限については、一定年齢未満の子どものSNS利用を一律に禁止する制度は提案していません。年齢確認を実効的にする必要性は示していますが、実施方法は未決定です。候補として、スマホのOSの年齢確認機能、携帯電話会社が持つ情報、マイナンバーカードなどが挙げられています。 個別の端末を常時監視する仕組みは、この報告書では示されていません。むしろ、SNS事業者などに対して、年齢に応じた機能制限、リスク評価、対策の公表・改善を求める方向が検討されています。 罰則も未定です。国が事業者に報告を求めたり改善を勧告したりし、従わない場合の罰則を設ける案は検討対象ですが、子ども本人や保護者を罰する案は、この報告書には書かれていません。 こうした実施方法や責任の所在が未定であることは、年齢によるアカウント制限へのお考えにどの程度影響しますか?
年齢によるアカウント制限の必要性を考えるにあたり、事業者を規制するのか、端末を規制するのか、子供や親を規制するのかはっきりしないと論じられない
規制の対象と責任の所在が定まらないと、年齢制限の妥当性は判断できない、ということですね。 「何が子どもに有害か」の線引きは、これからガイドラインなどで決められていきます。誰がどう決めるのが一番納得できますか?
保護者や子ども・若者も参加する場で決める
保護者や子ども・若者も参加する形がよいとお考えなのですね。そうした当事者の参加が必要だと感じる背景を教えてください。
SNSの使い方や考え方は人それぞれであり、規制するならばある程度多くの人が必要と考える規制を導入するため。SNS規制は児童心理学やエンジニア、教育学など多くの分野に論点がまたがるため専門家で決めるのも不適切と思う
当事者の受け止めと多分野の専門性を組み合わせて決める必要がある、というお考えですね。決める話し合いや基準は、どこまで公開されていれば信頼できますか?
すべて
すべて公開されていることが信頼の前提になるのですね。 年齢確認の方法には、生年月日を自分で入力するだけのものから、身分証やスマホのOSで確認するものまであります。方法によって、確認の確実さと、手間や提供する情報の量が変わります。本人確認を伴う確認まで必要だと思う場面はありますか。必要ないと思う場合は、その選択肢を選んでください。
DMなど知らない人とやり取りできる機能を使うとき
では、年齢を確認する方法として、受け入れられると思うものを選んでください。
スマホや携帯会社の情報で確認
「スマホや携帯会社の情報で確認」を受け入れられる方法としてお選びですね。 子どもが使うSNSやサービスに、会社が用意すべき安全対策で一番重要なものはどれだと思いますか?
年齢に応じて使える機能を変える
年齢に応じて機能を分けることが重要だと考える背景を教えてください。
このインタビューがSNSの多様なタイプに対応できていないと感じる。LINEやfacebook,Xといった通信主体のものを想定しているのかTikTokやsetlogといった動画配信を中心とするものかが分からない 通信についてはSNSで出会ってから犯罪に巻き込まれることが懸念されるものの友人同士のやりとりで欠かせないツールとなっている部分もある。従って見知らぬ人とやり取りができるようになる機能はある程度成人してからが望ましい。 動画についても同様で、子供のうちは刺激が強いものを見続ける傾向にあるので規制する必要がある
ご指摘のとおり、連絡手段としてのSNSと、動画のおすすめを中心とするサービスでは、リスクも必要な対策も異なりますね。見知らぬ人とのやり取りは年齢に応じて制限し、動画は刺激の強い内容を見続けない仕組みが必要だということですね。 お子さんとの関係を考えたとき、保護者が確認するのはどこまでが妥当だと思いますか?
どのアプリをどれくらい使ったか
アプリごとの利用時間までを確認の範囲とするのが妥当だとお考えなのですね。最後に、このルール作りをする人に一つ伝えるとしたら、それはなんですか?
事業者の利益よりも、子供への悪影響を最小限にすることを優先してほしい
事業者の利用時間や収益を伸ばす設計より、子どもへの悪影響を減らすことを優先してほしい、というご意見ですね。 このテーマについて、ほかに伝えておきたいことはありますか?
このインタビューがSNSの多様なタイプに対応できていないと感じる。LINEやfacebook,Xといった通信主体のものを想定しているのかTikTokやsetlogといった動画配信を中心とするものかが分からない。まだ規制対象となるSNSの形式がはっきりしないとしても、とりあえずある程度最初に念頭に置くSNSの類型を書いておくか、いくつか並べて置いておくようにしたほうがよいのではないか
ご指摘ありがとうございます。SNSを一括りにせず、連絡・交流が中心のサービスと、動画の推薦・視聴が中心のサービスなど、想定する類型を最初に示したうえで意見を尋ねるべき、というご意見として承りました。 これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。
お時間を割いてご意見をお聞かせいただき、ありがとうございました。以下にレポート案をまとめました。