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💬インタビューレポート

小学生保護者

当事者

小学校1年生の子どもを持つ保護者。学校では週2回ほど算数・国語でタブレットを使用し、宿題も端末経由で出されるため、家庭での端末学習の様子を日常的に見守っている。

回答日2026.3.28 08:49
インタビュー分量66 分 / 1464 文字

💬主な意見

端末1台で教材がまとまり準備が楽

授業や宿題の教材がタブレットに集約され、夜の翌日準備で親の持ち物チェックがしやすく、忘れ物の心配が減った。

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利用時間増は目・姿勢への不安が増える

宿題中に猫背や画面に顔を近づけることが多く視力が心配。今は1日平均1〜2時間に収まるが、今後利用が増えると不安は強まりそう。

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規格は縛りすぎず最低限Type-C共通化

端末規格を厳格にしすぎると特定企業の利益誘導や参入障壁になりうる。セキュリティ等はソフトで担保し、最低限の共通要件として充電端子はType-Cにしてほしい。

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🎤すべての会話ログ

本日は、「デジタル教科書を正式に教科書として認めるための法案」について、率直なお考えやご経験を伺えればと思います。差し支えない範囲で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

子どもが学校に通っている(保護者)

保護者の立場から関心を持たれているのですね。 お子さんの学校では、学習者用のデジタル教科書(紙の教科書と同じ内容を端末で見られるもの)は、どのくらい使われていますか?

小学校1年生の授業で週に2度、タブレット端末を使って算数や国語の授業があります。その他、タブレット端末経由で出される宿題(計算問題や国語の音読)があります。

週に2度の授業に加えて、宿題でも端末を使っているのですね。 その運用の中で、保護者として「これは助かっている」と感じる点はどんなところですか?

学習のための教材が端末1台で済むので、忘れ物の心配が少ない点です

端末1台で教材がまとまって、忘れ物の心配が減るのは助かりますよね。 その「忘れ物が少ない」という効果は、具体的にはどんな場面で実感されていますか?

夜、翌日の学校の準備を子どもがして、その後親が持ち物チェックをするのですが、その時タブレットだとチェックが楽です

夜の持ち物チェックが楽になる、という実感があるのですね。 では逆に、いまのように授業や宿題で端末を使う中で、保護者として気になっている懸念や課題はありますか?

健康面(目・姿勢・睡眠など)

目・姿勢・睡眠などの健康面が気になっているのですね。 その健康面の懸念は、どんな場面で特に強く感じますか?

これは自分の子供だけかもしれませんが、学習中の姿勢が猫背になっているケースが多いのと、端末に顔を近づけて文字を読むケースが多く、視力への影響は気になります

姿勢が崩れやすいことや、端末に顔を近づけて読むことで視力への影響が気になるのですね。 そうした様子は、授業中と宿題中だと、どちらでより多く見かけますか?

宿題中です(授業でどう使われているかは見たことがないです)

宿題中に特に起きやすいのですね。ご家庭で見える範囲だと、そこがいちばん心配になりますよね。 宿題中の端末利用について、学校から「姿勢」や「画面との距離」などの注意喚起やルールの案内はありますか?

一応、画面に近づきすぎず姿勢よく操作するように指導はされているようです。(家で気を抜くと守れていませんが)

学校でも一応指導はあるものの、家だと気が緩んで守りにくい、という感じなのですね。 ご家庭では、端末で宿題をするときの姿勢や画面との距離について、どんな工夫をされていますか?

自室ではなく目の届くリビングで宿題をやるようにしていて、姿勢が悪いときは注意しています

リビングで目の届くところにして、姿勢が崩れたら声をかけているのですね。保護者として現実的な工夫だと思います。 この法案でデジタル教科書が「正式な教科書」になって、今よりデジタルでの学習が増えるとしたら、健康面(目・姿勢など)の不安は今より強まりそうですか?それともあまり変わらないと思いますか?

強まりそう

今より強まりそう、という見立てなのですね。 不安が強まるのは、端末を使う「時間」が増えるイメージが大きいですか?

その通りです。単純に使う時間が増えると目の負担も大きくなるので、その点はやや心配しています

端末を使う時間が増えるほど、目の負担が増えそうで心配、ということですね。 「どのくらいまでなら許容できそう」といった、保護者としての目安はありますか?

1〜2時間くらいだと思います。ゲームは1日1時間と言われて育った世代なので

1〜2時間くらい、という目安を持たれているのですね。世代感覚として「ゲームは1日1時間」という基準があるのも納得です。 その「1〜2時間」というのは、平日の1日あたりの端末利用(授業+宿題の合計)を想定していますか?

はい。1日平均です

平日の1日平均で1〜2時間、という感覚なのですね。 いまのところ、お子さんの「授業+宿題」の端末利用時間は、体感としてその範囲に収まっていますか?

はい。今は収まっています

今は収まっているのですね。それなら、現状はひとまず安心できる一方で、今後増えていくと不安が強まりそう、ということだと受け取りました。 端末の利用時間が増えた場合、学校側に用意してほしい対策として、どういったものがあると安心に近づきますか?

姿勢や顔と画面の距離に加えて、適切な画面の明るさなどの端末の設定についても指導してもらえると助かります

姿勢や距離だけでなく、画面の明るさなど「設定面」まで学校で指導があると安心、ということですね。 その「画面の明るさなどの設定」について、学校からの指導は、家庭側で“どの程度まで”揃えて実施できる形だと現実的だと思いますか?

タブレット内の教材として指導内容を親にも本人にも共有してもらえれば家庭でも同様の指導ができて助かります

家庭でも同じ方針で声かけできるように、タブレット内の教材として親子双方に指導内容を共有してほしい、ということですね。 学校で配る「デジタル教科書」が正式な教科書になって利用が広がるとして、紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

場面によって使い分けが良い、という感覚なのですね。 その「使い分け」が必要だと感じるのは、どんな学習場面のときですか?

調べ物をしながら学習するときには検索機能のあるデジタル端末の方が効率よく学べると感じる反面、順を追って説明文を理解していく必要のある暗記タイプの学習では紙の教科書のほうが集中して読めて、マーカーや付箋などを追加するという体験的な記憶と結びつけて覚えられるので効率が良いと感じます。

検索しながら学ぶ場面はデジタルが効率的で、暗記タイプで順を追って理解する場面は紙のほうが集中しやすく、マーカーや付箋の「手を動かす」記憶とも結びつく、という整理なのですね。 「暗記タイプの学習では紙が良い」と感じるのは、お子さんのどんな学習内容のときに特に当てはまりますか?

小学校ではドリルやノートへひたすら書くタイプの学習が主流なので、あまり暗記問題が無いです。暗記タイプの学習が良いと感じたのは私の経験(資格試験の勉強で単語の意味などを大量に覚えた際の体験)からの回答になります。

ご自身の資格試験の経験から、紙のほうが「手を動かす記憶」と結びついて覚えやすかった、という感覚なのですね。お子さんの学習はまだ書く練習が中心で、暗記そのものはこれから、という状況も理解しました。 今のお子さんの学習(算数・国語)に限って、紙よりデジタルのほうが「分かりやすくなっている」と感じる瞬間はありますか?

漢字の書き順や計算問題の過程の説明を動画で見ながら覚えられるのは分かりやすいと思いました。

漢字の書き順や計算の過程を、動画で見ながら覚えられるのは分かりやすいのですね。 そうした動画の機能は、お子さんの学習だと「家庭での宿題」と「学校の授業」のどちらでより効果が出ていると感じますか?

家庭での宿題で効果的だと感じます

家庭での宿題で特に効果的、という実感なのですね。 その動画機能は、宿題の中で「どんなタイミング」で役に立っていますか?

答え合わせをするとき動画だと理解しやすいと感じます

答え合わせのときに、動画だと理解しやすいのですね。 その「答え合わせ」を動画でやる場合、お子さんは自分で見て納得して進められていますか?

そう感じます

自分で見て納得して進められている、という感覚なのですね。保護者の手間が減る面もありそうです。 学校現場で、デジタル教科書を「正式な教科書」として扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

端末の破損やバッテリー切れ、WiFi環境が良くない場合は通信がうまくいかず授業に支障が出るケースが問題になりそうです。トラブル時に備えて代替端末を用意しておくことや通信環境の整備が要りますね。 授業設計は、工夫次第で紙の教科書よりもいろんなやり方で学習ができるので確かに難しさはある反面、可能性もあると感じます。(ゲーミフィケーション的な要素を加えたり、タブレットならではの学習方法は色々考えられます) 逆に教員負担という意味では、教材の準備や配布の手間が減るのに加え、解説や採点などを端末の機能で補助可能なのでうまく使えば先生の稼働削減には大きく貢献できる可能性が高いと思います。

端末や通信のトラブルが授業に直結する点は大きなハードルになりそう、ということですね。一方で、授業の可能性や教員負担の軽減にも期待がある、という見立てもよく分かりました。 ここまで伺った内容を踏まえて最後に、デジタル教科書に関して制度設計をする人に「こういう点を優先してほしい」と伝えることがあるとしたら、どんなことですか?

端末の設定や規格を厳格に定めすぎると特定企業への新たな利益誘導が発生しかねないので、セキュリティ面やチャイルドセーフティ的な面はソフトウェア側でカバーして、端末側はある程度緩めの規格や規制にしておくことで参入障壁を下げて市場を活性化出来ると思います。また、教科書の内容の規定や規制も同様に厳格にしすぎないことで新規参入やや発展の余地を残して置くことが大切だと思います。

特定企業への利益誘導につながりかねない点への配慮や、参入障壁を上げない設計が大事というお考えなのですね。端末側は過度に縛らず、セキュリティやチャイルドセーフティはソフトウェア側で担保する、という整理も具体的で参考になります。 いまお話の「端末側は緩めの規格に」という点で、制度として“最低限ここだけは共通で満たしてほしい”と感じる要件はありますか?

充電器は全国共通で使えるようタイプCにしておいてほしいです

Type-Cで充電器を全国共通に、というのは保護者目線でも現場運用目線でも分かりやすい「最低限の共通要件」ですね。 ここまでのお話を踏まえて、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間を割いてお話しいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に誤りや抜けがないかご確認ください。