💬インタビューレポート
個人利用者
個人として携帯電話・SIMを利用する立場から、本人確認強化による詐欺対策への期待と、複数回線利用者(家族・地方の親の分など)への影響を懸念している。
💬主な意見
🎤すべての会話ログ
本日はお時間ありがとうございます。「携帯電話の契約時の本人確認を厳しくし、詐欺に使われにくくする法律」について、率直なお考えやご経験を伺えればと思います。 この法案にどういう立場で関わっていますか。
個人として携帯電話・SIMを利用している
ありがとうございます。個人利用者としてのお立場ですね。 今回の携帯電話の本人確認ルールの改正について、現時点でどの程度ご存知ですか。
ほとんど知らない
承知しました。では前提だけごく短く共有しますね。この法案は①契約時の本人確認を、身分証の写真提出ではなくICチップ読み取り(マイナンバーカードや運転免許証など)に原則切り替える、②電話ができないデータ通信専用SIMも本人確認の対象にする、③回線を過度に持つ人の新規契約を携帯会社が断れる仕組みを入れる、という内容です。 この法改正について、全体としてどのように評価していますか。
どちらかといえば良い
「どちらかといえば良い」と感じられているのですね。 その評価につながった点として、どのあたりが良いと思いましたか。
1と2はとてもよいと思います 本人確認が確実にできて、企業も法律を盾にお客さんに断ったりとかできると思います。 3は過度に持つ人がどのくらい持っている人とするのかが疑問です スマホを何台も持つ人もいて趣味で契約している人やYouTuberで検証をしている人といると思うので。
確実な本人確認(1・2)は評価できる一方で、③の「過度に持つ人」の線引きが曖昧だと、趣味や検証目的の人まで影響しそうで気になる、ということですね。 今回の法改正で、あなたが特に気になっている点はどれですか。
業務や家族用などで複数回線を持つ人が、新規契約を断られる可能性があること
承知しました。複数回線を持つ人が、新規契約を断られる可能性がある点が特に気になっているのですね。 その点が気になるのは、どんな場面を想像しているからですか。
大家族や地方にいる親のために契約している人もいると思うので
なるほど、大家族の分や、離れて暮らす地方の親御さんのために回線をまとめて持っているケースだと、生活上の必要があるのに止められてしまう懸念がある、ということですね。 そうしたケースで、新規契約を断られるとしたら、どんな困りごとが一番現実的だと思いますか。
地方にいるスマホなどがわからない親に連絡できなくなったり、本当に家族なのに契約できなくなったりする
それは不安になりますね。スマホ操作に不慣れな親御さんだと、いざというときに連絡手段が途切れるのは現実的な困りごとだと思います。 制度として「回線数が多くても、家族など正当な理由があれば契約できる」逃げ道が必要だと感じますが、その“正当な理由”を確認するとしたら、どんな確認方法なら納得できますか。
マイナンバーカードを使って本人確認を必ず行った場合などに限るとか でも、マイナンバーカードを持っていない人もいるので、できればマイナンバーカードの義務化なども話に入れたほうがよいのではないでしょうか
お考えありがとうございます。家族などの正当な事情がある人は、ICチップでの確実な本人確認ができていれば例外的に通せるようにしてほしい、というご意見ですね。 補足させていただくと、この法案自体は「マイナンバーカードの所持を国民に義務化する」内容までは含んでおらず、携帯契約の本人確認の方法をICチップ読み取り中心にする改正です(対面なら運転免許証のICチップでも対応できますが、オンラインはマイナンバーカードが原則になります)。 この前提を踏まえて伺います。 この法案について、制度を設計する人に一つだけ伝えるとしたら何ですか。
確実な本人確認をしてくれるのは良いと思う 回線をたくさん持つのを規制はちょっと待ってほしい
ご意見ありがとうございます。確実な本人確認の強化は評価できる一方で、「回線を多く持つ人」への規制は、家族の分や見守り目的など正当な利用まで巻き込みかねないので慎重にしてほしい、ということですね。 ここまでで一通り伺えましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。
本日はお時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に違和感や抜けがないか、ご確認ください。