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💬インタビューレポート

教師

事業者

学校の教員として教育現場に関わっており、デジタル教科書の活用可能性(AIで要約・対話して導入の理解を助ける)と、家庭環境による格差・運用人材の確保といった課題の両面から意見を述べた。

回答日2026.3.27 14:15
インタビュー分量10 分 / 587 文字

💬主な意見

AI要約・質疑で導入の理解が進む

教科書内容をNotebookLMに入れて要約や質疑応答を行い、学び始める前に見通しを持つと未経験分野でも読み始めやすい。

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中下位層のモチベーションに効きそう

幅広い生徒に効果が見込めるが、特に成績が中下位層の生徒に「自分にもわかる」という実感を与え、学習意欲を高められる期待がある。

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公平性は補習・人材・周知で支える

端末・通信・家庭支援の差が懸念。校外補習などでWifi利用やAI活用を指導し、ITに強い退職者ボランティア等の確保と参加機会の周知が重要。

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🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることやご経験を伺いたいです。率直にお話しいただければ大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

教育関係の仕事/経験がある

教育関係のご経験があるのですね。現場感のあるお話が伺えそうで心強いです。 そのご経験は、どの立場に近いですか?

学校の教員

学校の教員でいらっしゃるのですね。現場としての実感が反映されやすいテーマだと思います。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

名前は聞いたことがある程度

ありがとうございます。現場にいらっしゃる中でも「名前は知っているけれど、まだ詳しくは…」という距離感なんですね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

デジタルの方が学びやすい

デジタルの方が学びやすいと感じておられるのですね。 そう思うのは、どんな学習場面のときですか?

教科書をNotebookLMに入力して内容をまとめてもらったり質疑応答したりする場面

なるほど、教科書の内容をNotebookLMに入れて要約や質疑応答に使える、という学び方を想定されているのですね。理解の足場を作ったり、疑問をその場でほどけたりする点が強みになりそうです。 その使い方だと、授業のどのタイミングで取り入れるのが現実的だと思いますか?

学び始める前。放送大学の面接授業で全く経験のない分野についてこの方法でAIの対談を聞いてから教科書を読み始めてみました。全く経験のない分野についてある程度の知識をもってから読み始めることはハードルを下げるのに有効と感じました。

経験のない分野に入る前に、AIの対談や要約で見通しを作ってから教科書を読む——その順番がハードルを下げる、という実感なのですね。導入で「地図」を持てる感じがありそうです。 その方法を学校現場(小中高の授業)に持ち込むとしたら、まずどんな生徒に特に効果が出そうだと感じますか?

あらゆる生徒に効果があると思いますが、特に成績が中下位層の学生には自分にもわかるという高いモチベーションを与えることができるのではないかと期待しています。

中下位層の生徒ほど「自分にもわかる」という手応えが出やすくて、学習の入り口のモチベーションを作れるかもしれない——その期待はとても現場的ですね。 その一方で、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

家庭・公平性(端末/通信/支援の差)

家庭環境による差が広がるのでは、という点がいちばん気になるのですね。端末や通信だけでなく、家庭での見守り・支援の差まで含めると、確かに影響が出やすいところだと思います。 その「差」が特に表れやすいのは、学校外のどんな場面だと感じますか?

恵まれた家庭ではなく校外補習などの場面でWifi利用などによるAI利用を指導するなどの局面が必要ではないでしょうか

学校外で、家庭のWifi環境などが前提になると厳しい生徒が出るので、校外補習のような場で学校側が環境も含めて支える局面が必要、という見立てなのですね。 その「校外補習などの場」を学校が用意するとしたとき、運用面でいちばんハードルになりそうなのは何だと思いますか?

指導者の確保が重要かと思います。民間企業の退職者などITに強い人材がボランティアとして入ることはどうでしょうか

指導者の確保がボトルネックになりそう、ということですね。ITに強い民間の退職者の方などに入ってもらう発想も、現実的な打ち手として興味深いです。 そのような外部ボランティアに入ってもらう場合、学校側でいちばん慎重に設計すべき点は何だと感じますか?

民間の退職者など、学校との接点がほとんどないと思います。こうした機会を広く広めることが必要ではないでしょうか。父兄などが学校に広く関わるインセンティブがあると良いですね。PTA活動などは消極的な感じがあります。

学校と接点の少ない人に参加してもらうには、機会そのものを広く周知して「関わりやすい入口」を作ることが大事、ということですね。保護者も含め、学校に関わるインセンティブ設計があると良いという問題意識も伝わってきました。 最後に、このデジタル教科書の法制度設計をする人に「これは入れてほしい/ここは外さないでほしい」と何か一つ伝えるとしたら、どんなことですか?

AIに教科書を読み込ませることを否定的にとらえないようによく議論して欲しいと思います。なにかとAIの利用に否定的な意見が出がちなのが教育界と思っています。

AIに教科書を読み込ませて学習を補助する使い方を、最初から否定せずに制度側でしっかり議論してほしい、ということですね。教育界ではAI活用が否定的に見られがち、という現場感もよく分かりました。 ここまで伺った内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間を割いてお話しいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。ご確認ください。