💬インタビューレポート
小学生の保護者
小学生低学年の子どもを主に念頭に置く30代の保護者。子どものSNS利用やネット上のコンテンツへの影響を懸念している。
💬主な意見
SNS一律ではなく設計と目的を問題に
“18歳を自己責任を引き受けられる区切りと考える一方、SNS全般を制限するより、運営目的や子どもの利用時間を長くするアルゴリズムに問題があると捉えている。
国が責任を持ち公開で基準を議論
“有害性の基準は国が決め、問題があれば民主的手続きで変更できる形がよいと考える。子ども、教育現場、研究者、保護者、哲学者らが公開で議論し、決定根拠を追える透明性を求めている。
子どもの時間を収益化する構造を考慮
“個人情報と子どもの時間を得るビジネス構造を踏まえ、健康への影響と引き換えに収益を得る行為との違いを、ルール作りで十分に考えるよう求めている。
🎤すべての会話ログ
ご協力ありがとうございます。青少年インターネット環境整備法の見直しに向けた中間整理報告書について、子どものSNS規制を中心にお考えを伺います。 あなたはどの立場に一番近いですか?
保護者
ありがとうございます。あなたの年代を教えてください。
30代
ありがとうございます。主に念頭に置いているお子さんの学年を教えてください。
小学生低学年(1-3年生)
ありがとうございます。SNSやネットで、「これは子どもに有害だ」と実際に感じたものはありますか?近いものを選んでください。
その他(自由記述)
差し支えない範囲で、どのようなものを有害だと感じたか教えてください。
作品として完結していないが、派手な部分を切り取ったショート動画
作品の文脈がないまま、刺激の強い場面だけが届くことに懸念を感じていらっしゃるのですね。そうしたショート動画は、何歳くらいからなら許容できると思いますか?
成人 これは良いという意味というよりは自己責任として引き受けられる年齢として。
自己責任として受け止められる年齢を重視されているのですね。なお、この中間整理報告書自体は、一定年齢未満のSNS利用を一律に禁止する制度を提案したものではなく、引き続き検討するとしています。 一定の年齢未満の子どもはSNSアカウントを持てない、という法律を作ることについて、どう思いますか?
どちらかといえば賛成
どの年齢未満を対象にするのが妥当だとお考えですか?
18歳
18歳を区切りに考えていらっしゃるのですね。その年齢が妥当だと考える背景を教えてください。
これも自己責任として対応すべきものである。 それまでは可能な限りリアルな人間関係とコミュニティの形成が重要。 ただし、SNSと呼ばれるもの全てを制限するべきというよりも、運営目的とアルゴリズムが問題であると思う。
一律に「SNS」を対象にするより、利用を長引かせたり刺激の強い内容を広げたりする設計に着目すべき、というお考えですね。特に問題だと感じるアルゴリズムの働きは、どのようなものですか?
子供の時間を長く消費することが企業の利得につながる方向性のアルゴリズム
企業の収益と、子どもが長時間使い続ける設計が結び付く点を問題視されているのですね。 「何が子どもに有害か」の線引きは、これからガイドラインなどで決められていきます。誰がどう決めるのが一番納得できますか?
国(こども家庭庁など)が決める
国が基準を示す形がよいとお考えなのですね。そう考える理由を教えてください。
第三者機関など有識者が参加するのも良いと思うが、責任の所在が不明確だから。国が決めた場合は、問題があれば民主的な手続きで変更可能になる。 もちろん、その場には子供の立場や教育の現場の立場、研究者、保護者、哲学者など学際的なばオープンに議論してほしい。
国が責任を持ちつつ、多様な立場が公開の場で議論する仕組みを望まれているのですね。決める話し合いや基準は、どこまで公開されていれば信頼できますか?
意思決定に至った根拠を追えるくらいには
根拠をたどれる透明性を重視されているのですね。 年齢確認の方法には、生年月日を自分で入力するだけのものから、身分証やスマホのOSで確認するものまであります。方法によって、確認の確実さと、手間や提供する情報の量が変わります。本人確認を伴う確認まで必要だと思う場面はありますか。必要ないと思う場合は、その選択肢を選んでください。
SNSのアカウントを作るとき
では、年齢を確認する方法として、受け入れられると思うものを選んでください。
マイナンバーカードなどの身分証で確認
年齢確認の方法としては、「マイナンバーカードなどの身分証で確認」が受け入れられるということですね。 子どもが使うSNSやサービスに、会社が用意すべき安全対策で一番重要なものはどれだと思いますか?
アカウントを最初は非公開にする
初期設定を非公開にして、子ども側が自ら公開へ変更しない限り外部から見えにくくすることを重視されるのですね。そう考える理由を教えてください。
いや、違うかも
承知しました。改めて、会社が用意すべき安全対策として最も重要だと思うものを選んでください。
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ペアレンタルコントロールについて伺います。お子さんとの関係を考えたとき、見るのが妥当だと思うのはどこまでですか?
どれも見られたくない/見るべきでない
お子さんの利用内容そのものを保護者が見るべきではない、というお考えですね。 最後に、このルール作りをする人に一つ伝えるとしたら、それはなんですか?
これは、個人情報というデータと時間を奪うことで成り立つビジネスということを忘れないでください。 健康を引き換えに金を稼ぐ行為には制限をするのに、過度に子供の時間を奪うものを制限しない理由をしっかり考えてください。
子どもの時間や健康への影響を、事業者の収益構造と切り離さずに制度設計してほしい、というメッセージですね。この点を特にルール作りをする人に伝えたいと感じる背景を教えてください。
基本的に欲求を満たすとお金が手に入るのが資本主義社会ですが、ドラッグやギャンブル、甘いお菓子、お酒など、生物的な依存などをハックする形で収益を得やすいビジネスがあることは自明です。歴史の中でそういったものに一定のセアガンが設けられるようになるのですが、初期段階においてはそれが難しく、また現在ではあまりに影響力が甚大なため適切な制限がまず痒くなる可能性があると考えています。一方で日本ではそのようなプラットフォーマー側がステークホルダーとしてはあまりいないため、中立な立場で制限をかけることができると思います。 米国や中国とは違った形でのSNSの発展なども可能になるかもしれません。
依存を招き得る設計が社会に定着してからでは規制が難しくなるため、早い段階で中立的なルールを設ける必要がある、という問題意識ですね。また、日本では大手プラットフォーム事業者の利害から一定の距離を取りやすく、独自のSNSの発展モデルを示せる可能性もあるとお考えなのですね。 このテーマについて、ほかに伝えておきたいことはありますか?
いえ、以上です。頑張ってください。、
ありがとうございます。率直で深いご意見をお聞かせいただき、助かりました。これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。
お時間を割いてご意見をお聞かせいただき、ありがとうございました。会話内容をもとにレポート案を作成しました。