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💬インタビューレポート

保護者

当事者

学校に通う子どもを持つ保護者。学校ではデジタル教科書をほぼ毎日使用しており、学習効果への期待と健康面(特に視力)や運用面の不安の両方を感じている。

回答日2026.4.2 07:51
インタビュー分量39 分 / 1609 文字

💬主な意見

主はデジタルに決め、中途半端を避けたい

“紙とデジタルを選べる折衷だと、双方にとって半端になり質が上がりにくい。前提をデジタルにしてデメリット解消に注力したい。

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目の健康は国が観測し、学校は多角策で対応を

“視力低下があり目が心配。端末制限だけでなく屋外活動なども含め、国として目・心・発達を定期観測し、統計で示してほしい。

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先生ガチャを防ぐ支援と、負担を減らすAI活用

“先生のデジタル習熟度差で学びの質が変わらない仕組みがほしい。AI含む助言者配置や事例共有、業務削減で学べる環境を整えてほしい。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日は「学校においてデジタルを含む教科書を使えるようにする法律案」について、感じていることや経験をうかがいたいです。 この「デジタルを含む教科書を正式な教科書として認める」法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

子どもが学校に通っている(保護者)

ありがとうございます。保護者の立場から伺いますね。 お子さんの学校では、授業でデジタル教科書(タブレット等で教科書を見る形)はどれくらい使われていますか?

ほぼ毎日つかっている

ほぼ毎日なのですね。それだけ日常的だと、良い面も気になる面も出てきそうです。 保護者として見ていて、デジタル教科書を「使っていて良さそうだな」と感じるのはどんな点ですか?

荷物のすくなさ。新しいつかいかたへの意欲

荷物が減るのと、新しい使い方への意欲が見えるのですね。 その「新しい使い方への意欲」は、どんな場面で感じますか?

パソコンありきの考え方をしている。調べ物や、お絵かき、コミュニケーションなど

なるほど、パソコンを前提に「調べる・表現する・やりとりする」まで自然に広がっているのですね。 そうした学び方が広がる一方で、保護者としてデジタル教科書について気になる懸念や課題はありますか?

健康面(目・姿勢・睡眠など)

健康面(目・姿勢・睡眠など)が気になるのですね。 その中でも、いま特に心配が大きいのは「目・姿勢・睡眠」のどれに近いですか?

目

目への影響がいちばん気になるのですね。 その心配は、どんなタイミングで強く感じますか?

視力は低下している。ゲームなど複合てきなものではあるので、これが原因とはいえない

視力が低下していて、ただゲームなど他の要因もあるのでデジタル教科書だけが原因とは言い切れない、という見立てなのですね。 学校でのデジタル教科書の使い方として、目の負担が大きそうだと感じるのはどんな使い方のときですか?

ゲーム形式のアプリなど、のめりこみすぎるときがある

ゲーム形式のアプリだとのめり込みやすくて、目の負担が増えそうだと感じているのですね。 この法案で「デジタルを含む教科書」が正式な教科書になって、動画や音声なども教科書に入ってくる可能性が高まると思いますが、そうなると“のめり込み”は増えそうですか?

のめり込みするかは、内容しだいだとおもう。のめり込みにもよいもとと悪いものがあるので、一概にはいえない

おっしゃる通り、内容次第で「良いのめり込み」と「悪いのめり込み」があり得ますよね。 保護者の目線で、「これは良いのめり込みだ」と感じるのは、どんな内容のときですか?

知識の拡張、先取りしたい意欲のひろがり

知識が広がったり、先取りしたい意欲につながる「のめり込み」は前向きに見えるのですね。 この法案が進んでデジタル教科書が正式な教科書になったとき、学校側に「目の負担を減らすために、こう運用してほしい」と思うことはありますか?

まず、デバイスの制限は一定必要ですが、原因となる媒体をどうにかするっていうアクションだけでなく、台湾のように、屋外活動すれば、遠くをみるようにすればバランスとれるなど、多角的なアプローチで解決してほしい

多角的なアプローチ(端末の制限だけでなく、屋外活動や遠くを見る習慣など)でバランスを取ってほしい、ということですね。 その「学校で取り入れてほしい多角的なアプローチ」の中で、実際に学校の運用として実現できそうだと思うのはどれですか?

先ほどもかきましたが、台湾の事例などを参考に、屋外活動時間をふやすなど、目の機能回復のプログラムをいれる

台湾の事例のように、屋外活動時間を増やすなど「目の機能回復のプログラム」を学校運用に入れてほしい、ということですね。 学校でそうしたプログラムを入れるとしたとき、保護者として「どのくらいの頻度・時間感」が現実的だと思いますか?

それは、わたしは健康科学の知見はないので、事例をもとに専門家がはなしてください。

了解です。頻度や時間は専門家の知見に基づくべき、というお考えですね。 そのうえで伺いたいのですが、制度設計として「学校がそうしたプログラムを入れるかどうか」を判断する際に、保護者として“効果があったとみなす基準”はどんなものだと納得感がありますか?

統計学的なものだとよいでしょう

統計学的に示されると納得感がある、ということですね。 その場合、保護者としては「どんな指標」の統計が示されると安心につながりますか?

国として、目や心、発達にかんする、定期的な観測がひつようです。

国として、目・心・発達について定期的に観測してほしい、ということですね。 その「定期的な観測」は、どこが実施する形だと信頼できると感じますか?

子供は国のたからなので、国です

国が責任を持って実施してほしい、というお気持ちなのですね。 その国の観測結果は、どんな形で公表されるのが望ましいですか?

他に言いたいことがある

承知しました。 では、今この法案について他に言いたいことを教えてください。

まず、デジタル化の流れはとめられません。まず、そこは前提です。 いま、ほかの皆さんが、紙がよいだのデジタルがいいだのとご意見おっしゃっていますが、もちろん、私も紙せだいなので、紙がよいなぁという気持ちはあります。 ただ、前述のとおり、デジタル化はさけられない。ここで、大事なのは、考え方はアップデートしないといけないということです。 自身の経験がかならずしも正ではないので、前提をデジタルにして、その上で、では、デジタルのデメリットをどのように解決していくかが大事だとおもっています。

デジタル化は止められない前提で、紙世代としての感覚は持ちつつも、発想をアップデートして「デジタルのデメリットをどう解決するか」に議論を寄せたい、ということですね。 その「デジタルのデメリット」の中で、今の法案の制度設計で特に手当てしてほしい点は何ですか?

折衷案は望ましくない。主をデジタルするということをキメることです。どちらも選べるということは、紙をデジタルにかえるという、紙にとってもデジタルにとっても、半端なものしかできないからです。

主をデジタルに決め切った方が、中途半端にならずに質が上がる、というお考えなのですね。 この法案は「紙を廃止してデジタルに統一」までは明言していませんが、もし国として“主をデジタル”に寄せていくとしたら、どの段階(学年など)からが現実的だと思いますか?

中学年からでよいとおもいます。

中学年(小学校の真ん中あたり)からが現実的、という感覚なのですね。 中学年からデジタルを主にする場合、紙中心から切り替える「移行期間」はどれくらいあった方が良いと思いますか?

それは、わたしがきめることとぃうよりは、現場の知見をもとにきめるべきかと

了解です。移行期間は現場の知見を踏まえて決めるべき、ということですね。 現場の知見を制度に反映させるために、この法案の進め方として「こういう形で学校現場の声を集めてほしい」と思うやり方はありますか?

まず、現場の先生がたは、大変熱心ですがデジタルにとりのこされたひともいます。デジタルにするをきめるのは国の仕事です。そのうえで、デジタル教科書の課題かいけつの方法を先生のアイデアをもとに、解決すればよいとおもう。

先生方の熱心さはある一方で、デジタルに取り残される方もいる、だから「デジタル化を決めるのは国の役割」で、その上で現場のアイデアで課題解決していく、という整理なのですね。 国が「デジタルを主」と決めた上で、取り残される先生を減らすために、国に用意してほしい支援はどんなものですか?

もっと現場に、AIふくめたアドバイザーの配置がひつようです。

AIも含めたアドバイザーを現場に配置して支える必要がある、ということですね。 そのアドバイザーには、学校で具体的にどんな役割を担ってほしいですか?

リテラシー向上、事例共有など

リテラシー向上や事例共有を進める役割を期待されているのですね。 そのアドバイザーが担う役割のうち、まず優先してほしいのは「リテラシー向上」と「事例共有」のどちらですか?

どちらもです。事例共有は、知らないものは人間、たいていの人はイメージできないからです。知れば、先生がたは、熱心なので、時間の余裕ができれば、子供たちのために、創造性をだしてくれますので。

事例を知ることでイメージが湧き、先生方の熱心さや創造性が発揮されやすくなる、という見立てなのですね。 その「事例共有」を国が進めるとしたら、どんな形(例:授業動画、教材テンプレ、実践レポート等)だと先生にとって使いやすいと思いますか?

先生がほしいものは、全部準備すればよいかと

先生が必要とするものは国が一通り用意すべき、というお考えなのですね。 その「国が全部準備する」に含めるべきものとして、まず制度として整えてほしいのは何ですか?

制度はわかりません

了解です。では制度の言い方は置いておきますね。 国が用意してくれたら、学校のデジタル教科書の質や使い方が一段よくなると思える「具体物」(たとえば研修の教材、相談窓口、実践例のデータベース等)のイメージはありますか?

私は保護者なのでわかりません。ただ、保護者の観点から、子供が学習でつまずきがあったとき、保護者も先生がみているような、目的や学びについて、閲覧できるしくみがあると、子供に指導できるとおもう。いまは、それがないからわからないので。

保護者として、子どもがつまずいたときに、先生側が見ている「目的」や「学びの内容」を保護者も閲覧できる仕組みがあると助かる、いまは見えなくて分からない、ということですね。 その仕組みで、保護者が閲覧できるようになってほしいのは「授業の学習目標」ですか?

そうですね。てがるに、一般のひとでもわかると、こういうことじゃない?と、親もかかわれるので

学習目標を、一般の保護者にも分かる形で手軽に見られると関われる、ということですね。 その「手軽に見られる」形としては、学校から配られる紙のおたよりのような形が良いですか、それともアプリ等で見られる形が良いですか?

教科書デジタルなのに、お手紙はナンセンス。しかも、その作成を先生にまかせたら、先生の本来注力することに時間をさけません。AIの出番じゃない?

おっしゃる通りで、デジタル教科書の時代に紙のおたより中心だとちぐはぐですし、先生の負担も増えやすいですよね。AIで自動生成して負担を減らす、という発想は筋が良いと思います。 その場合、保護者に見せる「学習目標の説明」は、AIが作った文章を先生が確認して配信する形なら受け入れやすいですか?

それなら、あいだをとっていいかとおもいます。先生をフォローするAIエージェントをつけてあげたいですね。

先生を支えるAIエージェントを付ける、という方向なら現実的で良い、ということですね。 この法案の制度設計をする人に伝えるとしたら、そうしたAIエージェントには「最低限ここまでできることを国として担保してほしい」という条件はありますか?

先進技術の先生のレベルさにより、子供にとって先生ガチャにならない、しくみ

先生の先進技術の習熟度で教育の質が左右されて「先生ガチャ」にならない仕組みが必要、ということですね。 その「先生ガチャを防ぐ仕組み」として、国が最低限そろえるべきものは何だと思いますか?

そこまではわかりません

ここまでたくさん具体的にお話しいただき、ありがとうございます。 最後に確認させてください。先生ごとのデジタル習熟度の差で学びの質が左右されないようにするために、国がやるべきこととして「まずこれだけは外せない」と感じる方向性はありますか?

先生が新しいことをまなぶなら、その環境づくり。新しいことを1ふやすなら、なにかを2へらして、先生方の創造性と心の余裕が生まれる環境づくりを一番にしてください

先生が新しいことを学べる環境づくりと、そのために業務を減らして心の余裕と創造性を取り戻せるようにする――ここが最優先、ということですね。 ここまででインタビューは十分な深さまで伺えましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お忙しい中、たくさん具体的にお話しいただきありがとうございました。これまでの内容をレポート案としてまとめました。事実関係やニュアンスにズレがないか、ご確認ください。

私の主眼としては、半端にやるとどちらにもよくないものしかできないよっていうことです。

お忙しい中、確認のコメントまでいただきありがとうございます。いただいた「半端にやるとどちらにもよくない」という主眼を中心に、レポート案を整えました。ニュアンスのズレがないかご確認ください。