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💬インタビューレポート

慢性疾患家族

当事者

ご家族が今後も長期で治療を続ける予定で、高額療養費の制度利用により医療費の自己負担が月56,700円に達しており、制度の見直しが家計に直接影響する立場

回答日2026.5.20 22:24
インタビュー分量66 分 / 1619 文字

💬主な意見

入院・外来・調剤の分離による実質負担の増加

月56,700円の上限を超えているのに、各区分で2.1万円以下なら対象外。合計で月6万円の医療費でも制度利用できない矛盾がある。全医療費の合算で高額療養費を適用すべき。

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制度設計における患者視点の欠如

制度設計者が患者になった実感で、複数疾患の治療費・薬剤費を具体的に把握した上で、妥当性を検討していない。表面的な上限引き上げではなく、経済的不安なき制度設計を求める。

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用語の不正確さがもたらす誤解と不信

OTC類似薬の用語は誤解を招く。実際は処方薬が先で、安全性確認後にスイッチOTC化される。医療者の説得力低下、製薬企業への不信、業界全体への誤解につながる問題。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日は、医療保険のルールを見直して、出産費用をゼロにし、薬や医療費の負担の仕組みを変える法案についてお伺いしたいと思います。 まず、今回の法改正のうち、あなたが特に関係がある、または意見を伝えたいテーマを選んでいただけますか?

高額療養費の自己負担の見直し

ありがとうございます。高額療養費の自己負担の見直しについてですね。 このテーマについて、より詳しくお伺いする前に、簡単に補足させていただきます。この法案では、高額な医療費の自己負担上限額の引き上げが別のルール(政令)で決まる予定ですが、その際に「長く治療を続ける人の暮らしへの影響を考えることを法律に書き込む」という内容になっています。つまり、具体的にどのくらい上限が上がるかは今後決まることになります。 この点を踏まえて、あなたの立場に最も近いものを選んでいただけますか?

当事者・関係者(仕事や生活で影響を受ける)

ありがとうございます。具体的にどのような立場ですか?例えば、長く治療を続けている、またはご家族が治療を続けているなど、どのような事情がありますか?

家族が今後も長期で治療を続ける予定

そうなんですね。ご家族が今後も長期で治療を続けられるのですね。そうなると、この法案の高額療養費の自己負担の見直しは、ご家族の家計に直接影響してくる話になってきます。 では、この高額療養費の自己負担の見直しについて、あなたが特に気になっている点や懸念されている点は、どのような点でしょうか?具体的に教えていただけますか?

自己負担額の上限が引き上げ られると経済的に困る

そうですね。自己負担額の上限が引き上げられると、毎月の家計に大きな負担がかかってくるということですね。 そこで、もう少し詳しくお伺いしたいのですが、現在の状況として、高額療養費の制度を利用されていますか?それとも、今後利用することになりそうなのでしょうか?また、もし差し支えなければ、月々の自己負担がどのくらいになっているか、またはどのくらいになると予想されているか、レンジでも構いませんので教えていただけますか?

56700円/月 これでも高い なぜなら 入院、外来、調剤薬局 それぞれにこの金額が設定。 また、一回あたり2.1万程を超えないと高額療養費のカウント対象にならない。 それぞれでmaxを超えることはなくとも外来を月2回受診、薬の処方を月一回だったとして月の医療費として2万✖️3 🟰6万/月 だったとした場合、 そもそもこれは高額療養費の上限57200円を超えているものの、高額療養費の対象にならない。 高額療養費のカウント対象の基準を設けず、かかった月当たりの全ての治療費、調剤費の合算に対して、高額療養費の上限を適応させる、という方がシンプルでフェアではないか。 入院、外来、調剤費で分けて高額療養費を適応させるのも、再考いただきたい。 単に額を引き上げる、という以前に例えば上記のような事項を検討した上で、セットで金額を検討されているのでしょうか。

ご指摘ありがとうございます。非常に具体的で、実際の負担の実態を反映したお話です。現在月56,700円の自己負担をされている中で、外来・入院・調剤がそれぞれ分けてカウントされるために、実際には額面以上の負担が発生しているということですね。 おっしゃる通り、入院・外来・調剤の3つに分けられていることで、それぞれが2.1万円の基準に達しなければ高額療養費の対象にならず、結果として合計では57,200円を超えているのに、制度の対象にならないというご指摘は、非常に重要な問題提起だと思います。 これについて、この法案ではどのように扱われているか、確認させていただきたいのですが——実は、ご質問の通り、高額療養費の「上限額の引き上げ」という部分は、この法案では「長く治療を続ける人への影響を考慮する」と法律に書き込むところまでで、具体的にどう改善するかは、今後の政令で決まることになっています。 そこで、あなたのご経験からお伺いしたいのですが、この「入院・外来・調剤の分離」という仕組みについて、厚生労働省や自治体に改善を求める声を上げたり、相談したりしたことはありますか?また、同じような課題を感じている人が、周囲にもいらっしゃいますか?

相談したことはない。自治体に聞くと 決まりです の一点張りだった。

そうなんですね。自治体に相談しても「決まりです」の一点張りで、実質的な打開策がない状況なんですね。その気持ち、よく分かります。制度として決まっていることだから、個別の相談では動きようがない、ということなんだと思います。 そこで改めてお伺いしたいのですが、この法案で「長く治療を続ける人の影響を考慮する」と書き込まれることについて、あなたはどのように感じていますか?例えば、今回のような「入院・外来・調剤の分離」という仕組みの改善まで含めて考慮されるのではないか、という期待がありますか?それとも、上限額の引き上げ幅を抑える程度の配慮に留まるのではないか、という懸念がありますか?

上限額の引き上げ幅を抑える程度の配慮に留まるのではないか、表面的な対応に留まるのではないかという懸念がある。 また、例えばもちろん「入院・外来・調剤の分離」という仕組みの改善まで含めて考慮すべきという期待がある。 主に外来で長期にフォローされる重篤な慢性疾患の患者の実質的な負担額を 具体的に何パターンか想定し それが、自己負担額として 妥当なのか、という観点から、患者の身になった上での現実的な検討をお願いしたい。 表面的ではなく、 自分ごととして、治療費を具体的に想定、捉えて検討いただきたい。

ご指摘、本当に重要だと思います。あなたがおっしゃる通り、「長く治療を続ける人の影響を考慮する」という文言だけでは、実際には「上限額の引き上げ幅を抑える」という表面的な対応に留まるリスクがあるということですね。 そして、最も重要なご指摘は、制度設計する側が「患者の身になった上での現実的な検討」をしているのか、ということだと思います。外来で長期にフォローされる重篤な慢性疾患の患者の具体的なパターン——例えば、月2回の外来、月1回の調剤、検査費用など——を実際に想定した上で、その自己負担額が本当に妥当なのかを、自分ごととして検討しているのか、ということですね。 あなたのお話を聞いていると、単に数字の上限を変えるのではなく、「入院・外来・調剤の分離」という根本的な仕組みそのものの見直しが必要だということが、とても明確に伝わってきます。 そこで最後にお伺いしたいのですが、もしこの制度を設計する人に一つだけメッセージを伝えるとしたら、何をお伝えになりたいですか?あなたの経験と懸念を踏まえて、最も伝えたいことを教えていただけますか?

自分が、長期フォローの必要な、命に関わる慢性疾患患者になったとして、複数の疾患をピックアップし、各治療のフロー、それに伴う診療報酬を具体的に確認し、それぞれの疾患の患者の治療費や薬剤費等を含めた費用を、疾患ごとに把握した上で、 その制度や具体案が果たして妥当か、ご自身や親戚が払う上で経済的不安を大きくもたずに済むのか、 という観点で、 生活に不安を覚えない制度設計や措置をお願いします。

ご指摘、ありがとうございます。あなたのメッセージは非常に力強く、そして明確です。 要するに、制度設計者自身が「患者になったつもりで」具体的に検討してほしい、ということですね。疾患ごとに実際の治療フロー、診療報酬、薬剤費を把握した上で、自分や親戚が実際にそれを払う際に「経済的不安を大きく持たずに済むのか」という観点から、制度を組み立ててほしいということ。 「表面的な対応」ではなく、「自分ごととして、患者の現実に向き合う」という、あなたの一貫したメッセージが、とても強く伝わってきました。 --- ここまで、高額療養費の自己負担の見直しについて、あなたの具体的な経験と懸念、そして制度設計へのご要望を詳しくお伺いしました。 実は、お時間の関係で、他にも法案に関してお伺いしたいテーマがあるのですが、このままインタビューを続けたいですか?それとも、ここまでの内容をまとめてレポートを作成する方がよろしいでしょうか?

インタビューを続けたい

ありがとうございます。では、引き続きお伺いさせていただきます。 これまで、高額療養費の自己負担の見直しについて、非常に具体的で深いご指摘をいただきました。その中で、「入院・外来・調剤の分離」という仕組み自体の問題や、患者の現実に基づいた制度設計の必要性について、強くお感じになられているということが分かりました。 ここからは、別の視点からお伺いしたいと思うのですが、この法案全体を見たときに、あなたが懸念される「表面的な対応」という問題は、高額療養費の見直し以外の部分にもあると思われますか? たとえば、この法案には、市販薬と同じ成分の処方薬に追加負担を求める部分や、出産費用の自己負担をゼロにする部分、子育て世帯の保険料軽減など、複数の改正が含まれていますが、これらについても、患者の現実に基づいた設計ができているかについて、お考えがあればお聞かせください。

OTC類似薬について 厚労省の案に賛成。 ただ、OTC類似薬、という言葉、 市販薬と同じ成分の処方薬、 という言葉には大変違和感を感じる。 処方薬がOTCに類似しているのではなく、OTCが処方薬に類似している、と理解していれば、こんな誤解を招く表現はしないのではないか。 OTC類似薬、という処方薬はなく 処方薬を一般の薬局でも購入できるようになったのがスイッチOTC薬であり、順序が逆。 OTCから処方薬が作られたわけではないが、そのような印象を与える 市販薬と同じ成分の処方薬 ではなく 処方薬と同じ成分で、処方箋なしに国民が直接薬局で購入できる薬剤がある処方薬 なので、 スイッチOTCが存在する処方薬 とするのがまだ妥当ではないですか? OTC類似薬、市販薬と同じ成分の処方薬 ではなく 「スイッチOTCが存在する処方薬」 という名前を提案します。 背景を考慮した誤解を招かない名前を使ってください。 元々維新の吉村さんもよくこのOTC類似薬、という表現をしていたが、再考していただきたい。

非常に興味深いご指摘をいただきました。あなたがおっしゃる通り、用語の順序と背景の理解が重要な問題を引き起こしているということですね。 整理させていただくと: - 「OTC類似薬」という表現では、処方薬が先にあって、後からOTCに類似するものが作られたという誤解を招く - 実際には、処方薬が先に存在し、その中で安全性が確認された一部が「スイッチOTC化」されて、市場で自由に購入できるようになった - つまり、処方薬 → スイッチOTC という流れなので、「スイッチOTCが存在する処方薬」という表現の方が、制度の背景と順序を正確に反映している というご指摘ですね。 実は、この指摘は、単なる用語の問題ではなく、制度設計の根拠となる理解が正確でないと、政策そのものの方向性も曖昧になる可能性がある、という非常に重要な問題提起だと思います。 そこで、あなたに確認したいのですが、この用語の曖昧さが、実際に政策の実行や、患者や医療現場での混乱を招く可能性について、どのようにお考えですか?具体的には、どのような場面で問題が生じると予想されますか?

医療者が違和感を感じながら説明する、患者が、製薬企業が薬局で買える薬をわざわざ開発して医師に売っている、と誤解する。 医療用医薬品業界への誤解と無理解につながる。

その通りですね。非常に重要なご指摘です。あなたがおっしゃる通り、用語の不正確さが、複数の領域での誤解と不信につながっていますね。 整理すると: 1. **医療者の立場から** → 違和感を感じながら患者に説明する。説明者自身が違和感を持つと、説明の説得力が落ちる 2. **患者の立場から** → 「薬局で買える薬をわざわざ医師に出してるのでは?」という製薬企業への不信 3. **業界全体への影響** → 医療用医薬品業界全体への誤解と無理解が深まる これは、制度設計の段階で、言葉の正確性が甘かったために、実装段階で大きな混乱や不信を招く可能性を示唆しているということですね。 そこで、あなたに伺いたいのですが、この「用語の不正確さがもたらす誤解と不信」という問題は、あなたがご指摘した高額療養費の「表面的な対応」の問題と、同じ根にあるものだと感じられますか?つまり、制度設計する側が、現場や患者の実態を正確に理解した上で、慎重に制度を組み立てていない、ということですか?

表面的な理解であると感じる

なるほど。つまり、高額療養費の見直しから、OTC類似薬の用語まで、共通する問題として「表面的な理解」があるということですね。 あなたのご指摘を聞いていると、この法案全体に通底する課題が見えてくる気がします。すなわち、制度設計者が、現場の複雑な実態や、医療業界の背景にある歴史や理論を、十分に掘り下げて理解した上で、施策を組み立てていない、という問題です。 そこで改めてお伺いしたいのですが、今回の法案の他の部分——例えば、出産費用の自己負担ゼロ化、子育て世帯の保険料軽減、75歳以上の保険料に金融所得を反映させる部分など——についても、同様に「表面的な理解」に基づいた設計になっていると感じられますか? それとも、これらのテーマについては、比較的現実的な検討がされていると感じられますか?あなたのご見立てを教えていただけますか?

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ありがとうございます。では、次のテーマについてお伺いさせていただきます。 ここまで、高額療養費の自己負担の見直しとOTC類似薬の用語について、制度設計の「表面的な理解」という根本的な課題をご指摘いただきました。 そこで、この法案を実際に運用していく上で、あなたはハードルがあると思いますか?また、さまざまな事情の人のケースが十分に考慮されていると思いますか? あなたのご経験から見て、どのようなハードルや見落とされそうな具体例があると感じられますか?

いいえ(考慮が不十分/ハードルが大きい)

そうですね。考慮が不十分で、ハードルが大きいというご判断ですね。 それでは、具体的にどのような事情や具体例が、見落とされそうだと感じられますか?あなたのご経験や、周囲の状況から、このような人たちが十分に考慮されていないのではないか、という事例があれば、教えていただけますか? 例えば、地域による差、所得による差、複数の疾患を抱えている人、妊婦健診の内容や回数の差など、さまざまな側面が考えられますが、あなたが特に懸念される点があればお聞かせください。

前述の通り

ありがとうございます。そうですね、前述いただいた通り、主には高額療養費の自己負担の見直しにおいて、入院・外来・調剤の分離という仕組みそのものが見落とされている、ということですね。つまり、長期にわたって外来で複数の疾患をフォローされている患者さんのような具体的なケースが、十分に検討されていないという点ですね。 では、最後にお伺いしたいのですが、この制度を設計する人に、何か一つ伝えるとしたら、それは何でしょうか? あなたは既に、高額療養費の見直しについて「患者の身になった上での現実的な検討」と「生活に不安を覚えない制度設計」を求めるメッセージをいただきました。OTC類似薬の用語についても「背景を考慮した誤解を招かない名前」を提案いただきました。 法案全体を踏まえて、制度設計者に最も伝えたいメッセージがあれば、教えていただけますか?

次の質問に進む

わかりました。では、別の観点からお伺いさせていただきます。 これまで、高額療養費の見直しとOTC類似薬の用語について、制度設計の課題をご指摘いただいてきました。ここで視点を変えて、この法案に対するあなたの全体的な評価についてお伺いしたいと思います。 この医療保険のルール見直し全体について、実際に成立した場合、あなたのご家族の治療継続にプラスの影響とマイナスの影響の両方があると思われますが、総合的に見たときに、この法案についてどのようにお考えですか?例えば、支持できるのか、懸念が大きいのか、などをお聞かせいただけますか?

高額療養費の上限額を引き上げない、かつ前述の課題に対応しているのであれば、指示できる。

ご指摘ありがとうございます。つまり、あなたが支持できるための条件は、明確に二つということですね。 1. **高額療養費の上限額を引き上げない** 2. **入院・外来・調剤の分離という仕組みの改善など、前述の課題に対応している** この両方が満たされれば、この法案を支持できるということですね。 そこで確認させていただきたいのですが、現在のこの法案の状態では、この二つの条件は満たされていないと考えられていますか?それとも、まだ政令で決まる部分があるため、今後対応される可能性があると考えていますか? あなたのご見立てを教えていただけますか?

わからない。 適切なタイミングと方法で、対応いただきたい。

わかりました。つまり、現在の段階では具体的にどうなるか不確定だけれど、適切なタイミングと方法で、これらの課題に対応してほしいということですね。 あなたのお立場がよく理解できました。高額療養費の上限額を引き上げないこと、そして入院・外来・調剤の分離という根本的な仕組みの改善に対応すること——この二つが実現されれば、この法案を支持できるという、非常に明確な基準をお示しいただきました。 そして、現在のところそれがどう実現されるか不確定ながらも、適切なタイミングと方法で対応していただきたいというご要望ですね。 --- ここまで、あなたのご経験と視点から、この医療保険改革法案について、非常に深い内容をお伺いしてきました。高額療養費の自己負担の見直しから始まり、OTC類似薬の用語の問題、そして制度設計全体に通底する「表面的な理解」という課題まで、貴重なご指摘をいただきました。 これで、インタビューの主要なテーマについて、十分な深掘りと、あなたのお考えを把握することができたと思います。 ここからは、これまでのお話をまとめて、レポートを作成させていただきたいと思うのですが、よろしいでしょうか?

ここまで、あなたのご経験と視点から、この医療保険改革法案について、非常に深い内容をお伺いしてきました。高額療養費の自己負担の見直しから始まり、OTC類似薬の用語の問題、そして制度設計全体に通底する「表面的な理解」という課題まで、貴重なご指摘をいただきました。これで、インタビューの主要なテーマについて、十分な深掘りと、あなたのお考えを把握することができたと思います。ここからは、これまでのお話をまとめて、レポートを作成させていただきたいと思うのですが、よろしいでしょうか?