💬インタビューレポート
衛星部品設計
民間企業で人工衛星に搭載されるコンポーネントの設計を担当し、主にJAXA向け案件に携わっている。
💬主な意見
🎤すべての会話ログ
本日は、「宇宙活動法を施行以来初めて改正し、ロケット単体打上げの許可制度創設と政府補償の対象を拡大する法案」について、お考えや気になっている点を伺います。差し支えない範囲で、率直にお話しください。 この法案にどういう立場で関わっていますか。(1つ選択)
上記以外の宇宙関連事業に携わっている
ありがとうございます。「上記以外の宇宙関連事業」とのことですが、具体的にはどんな業務・活動で宇宙分野に関わっていますか?
民間企業にて人工衛星に搭載されるコンポーネントの設計を行っております。主なJAXA向けの案件を担当しています。
ありがとうございます。人工衛星搭載コンポーネントの設計で、主にJAXA向け案件を担当されているのですね。 今回の法改正(衛星の打上げ・管理に関する制度)について、現時点でどの程度ご存知ですか。(1つ選択)
断片的に聞いたことがある程度
承知しました。では前提をそろえるために伺います。 今回の法改正について、全体としてどのように評価していますか。
評価している
評価されているのですね。差し支えなければ、その評価につながった「期待している変化」はどのあたりでしょうか?
宇宙への自立的なアクセス確保と言う観点で、日本がロケット開発を進める事は非常に重要です。これまで人類の宇宙開発において、個体ロケットや液体ロケット、スペースシャトルのような再利用オービターなど様々な打ち上げ方式が試みられてきました。そして2026年現在、打ち上げ方式は既に正解が見つかっている状況です。すなわちspaceXの再使用ロケットが、最も優れていることが明らかになっています。これは、ドローンの発展等と同様に、半導体やソフトウェアの技術進歩により、高度な制御が容易になったことに由来しています。space Xに追いつくことはもはや不可能ですが、なるべく食らいついていけるように、法改正を含めたあらゆる方策を打つべきだと思います。また米国のように包括的な打ち上げ許可も可能とすべきです。
お話ありがとうございます。自立的アクセス確保のために、再使用ロケット前提で「食らいつく」制度整備が必要、という問題意識なのですね。 今の法規制の課題・法改正で気になっていることはなんですか?(1つ選択)
今回の許可対象から外れたもの(再使用型ロケットの着陸、ロックーン、サブオービタル等)
ありがとうございます。再使用型ロケットの着陸や、ロックーン、サブオービタルが今回の許可対象から外れている点が気になっているのですね。 その点が気になるのは、どのような背景やきっかけがあってのことですか?
spaceX と同じ方式の再使用型ロケットをいかに早くキャッチアップするか。今後のロケット開発はその一点に集約すべきです。
問題意識がとても明確ですね。再使用型ロケットの“着陸・回収”まで含めた開発を最短で回すことが重要、ということだと理解しました。 その観点で伺いますが、今回の法改正で「対象外のまま」になっていることで、開発側(事業者)が具体的に困りそうだと感じるのは、どんな局面でしょうか?
せかい再使用型ロケットの潮流が完全に動き出しています。再使用型ロケットが未だ対象外というのはスタートラインに立てていないということです。携帯電話で例えるなら、iPhoneが登場した際のガラケーのような状態です。ゲームチェンジは既に起きています。かつてガラケーに固執せずスマホに追随すべきであったように、spaceXの再使用型ロケットに追随 しなければ、日本の ロケット開発に先はありません。
危機感の強さが伝わってきます。ゲームチェンジが起きているのに制度が追いついていない、という感覚なのですね。 この法案について、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?
インタビューを終了する
承知しました。ここまでご協力いただき、ありがとうございました。これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。
お時間をいただき、ありがとうございました。以下に、いただいた内容を要約したレポート案をまとめます。