💬インタビューレポート
一般市民
自分の個人データがどのように収集・共有されるかに関心を持つ一般の立場として、改正の影響とデータ利活用の範囲に不安や要望を持っている。
💬主な意見
AI利活用は音声優先、画像・動画は見送りたい
“音声は前処理で丸ごと託す必要性を理解する一方、画像は工夫で個人情報を除ける余地がある。フルサイズ共有は回線混雑や医療機関コスト増が心配。
🎤すべての会話ログ
本日は、「個人情報保護法を改正し、AI開発向けデータ利活用の促進・こども保護の強化・課徴金制度の新設を行う法案」について、お考えを伺うインタビューです。差し支えない範囲で、率直にお話しください。 この法案にどういう立場で関わっていますか。
自分の個人データがどう使われるか気になる一般の立場
ありがとうございます。ご自身の個人データの使われ方が気になる立場なのですね。 今回の個人情報保護法の改正について、現時点でどの程度ご存知ですか。
聞いたことはある
ありがとうございます。「聞いたことはある」くらいの距離感なのですね。 今回の法改正について、全体としてどのように評価していますか。
どちらともいえない
ありがとうございます。「どちらともいえない」という感覚なのですね。 今回の法改正で、あなたが特に気になっている点はどれですか。
一定の条件のもとに、ネット上に公開されている機微な情報(病歴・信条など)が本人の同意なく集められるようになること
ありがとうございます。ネット上に公開されている病歴・信条などの機微な情報が、一定の条件のもとで本人の同意なく集められる点が特に気になっているのですね。 その点が気になるのは、どんな背景や経験からでしょうか。
信条という点は幅が広いのでもう少し具体的に例えば宗教とかにした方がいい。幅の広い、馴染みの薄い言葉を使いたい気持ちもわかるが、できるだけ情報は共有される幅を狭くしてもらいたいので。
ありがとうございます。言葉が広すぎると、解釈が広がって結果的に収集・共有の範囲も広がってしまう、というご懸念なのですね。 この法案でいう「信条」のような表現について、どの程度まで具体的に書いてある(あるいは書いてほしい)と安心できますか。
自分は宗教とかがいいと思う。外国人も増えてきたので仏教、キリスト教、ヒンドゥー教、イスラム教などの大きなくくりと公明党や共産党などは政治系宗教でもいいし、医療や介護を行う上で問題になっている宗教はその共有がマイナ保険証を使う場合に限り共有されたい。
ありがとうございます。宗教については「大きなくくり」で明確にしつつ、医療・介護の現場で実務上必要になる場合は、マイナ保険証を使う場面に限って共有されるのがよい、というイメージなのですね。 この法案について、制度を設計する人に一つだけ伝えるとしたら何ですか。
AIを使っていて、音声データから要配慮個人情報を抜く際にはいったん文字起こしする必要があり、その過程で一旦AI企業に全ての音声データを託す過程があるのは理解した。だからこの改正が必要。しかし、画像データに関してはやり用によってはSnipping toolを使って範囲指定をしながら録画をするという方法を使えば個人情報を抜きつつビデオデータに変換しながらCTやMRIの情報を共有しやすい形にはできるのではないかと思う。あるいはCTやMRIのメーカーに画像内に埋め込む文字データだけを抜き取ってAIに渡せるようなアプデを無料でしなければならないとすればいいだけの話だと思う。
ありがとうございます。音声は前処理の都合で“いったん丸ごと預ける”局面が生じやすい一方、画像(CT・MRI等)は工夫次第で最初から個人情報を除いた形で共有できるのでは、というご提案ですね。 今のお話だと、画像データについては「技術的に個人情報を抜けるのに、同意不要の特例まで広げる必要があるのか」がポイントに聞こえましたが、この点について、法案の“同意不要”の範囲は画像(医療画像)まで含めない方がよい、というお考えに近いでしょうか。
今回は画像は見送った方がいいと思います。まずは音声だけでもかなり色々できることが広がりますし、画像や動画はファイルが大きすぎるのでそんなのを一気にフルサイズの共有をOKにするとあちこちでネットがパンクすると思う。
ありがとうございます。まずは音声の領域だけでも前進になる一方で、画像・動画まで同意不要の活用を広げるのは、リスクや現実面(通信・運用負荷)が大きいので見送った方がよい、ということですね。 「ネットがパンクする」という懸念について、どんな利用シーン(誰が、どこで、どの規模で共有する想定)を思い浮かべていますか。
たぶん松本大臣の発言ではフルサイズの画像を何十枚、何百枚AIに送りたいという発言に聞こえました。Geminiとかに聞けばわかると思いますが、せいぜい今の標準的なネット環境とAIのトークンとかの様子見てるととんでもないお金がかかってきそうだし、各地で日中のアクセスがすごく重くなりそうだなと思いました。電子カルテもクラウドになりそうだし。
ありがとうございます。フルサイズの医療画像を大量にAIに送るような使い方を想定すると、通信コストや回線混雑、クラウド化が進む電子カルテへの影響まで心配になる、ということですね。 その懸念が現実になった場合、影響が特に大きいと感じるのはどこですか。
まず医療機関がどこの地域にあるのかによって使えるネットの上限が決まると思う。そしてそんな大量の情報を何件も処理させ出したら複数回線を医療機関が引くハメになりそう。運用コスト的にも高くなるし、それに見合った診療報酬体系には今の様子ではならないだろうと考えられる。
ありがとうございます。地域によって回線の上限が違う中で、医療機関側が複数回線の契約など追加投資を迫られ、運用コストも上がるのに診療報酬が追いつかないのでは、というご懸念なのですね。 ここまでのお話を踏まえると、この法案の「AI開発向けデータ利活用の促進」は、分野やデータ種別(音声/画像)によって段階的に進めるべき、という方向性が見えてきました。 このあたりでインタビューは一度区切って、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。よろしいでしょうか。
お時間いただきありがとうございました。ここまでの内容を、いったん要約したレポート案です。ご発言のニュアンスとズレがないかご確認ください。