💬インタビューレポート
研究者
研究者・大学関係者として、本法案について「よく知っている」と述べ、既存の研究開発支援(例:公的支援の意思決定や変更の難しさ)との比較を踏まえて意見を述べている。
💬主な意見
計画見直しの柔軟性と公開の両立
“透明性を重視して計画通り実施する現状は理解しつつ、半年〜1年単位で見直せる仕組みがあるとよい。開発段階の秘密は即時公開せず、記録保管と検証は必須とする。
運用の重要点(情報公開・テーマ選定)を法案で担保
“法案の方向性自体は良いが運用が重要。情報公開やテーマ選定は通達・閣議決定レベルに寄せず、自由裁量が過大にならないよう法案に明記するのがよい。
🎤すべての会話ログ
本日は「先端技術研究成果活用推進機構を新設する法案」について、お考えや気になっている点を伺えればと思います。率直に、話しやすい範囲で大丈夫です。 この法案にどういう立場で関わっていますか?
研究者・大学関係者
ありがとうございます。今回の法案改正(グローバル・スタートアップ・キャンパス運営法人の設立)について、現時点でどの程度ご存知ですか?
よく知っている
承知しました。 今回の法案について、全体としてどのように評価していますか?
どちらかといえば良い
「どちらかといえば良い」と感じられているのですね。 そう評価されるにあたって、特にプラスに感じたのはどのあたりですか?
NEDO、AMEDなどもあるが、より投資を呼び込めそうで良い
NEDOやAMEDなど既存の仕組みはある中でも、「より投資を呼び込めそう」という期待が大きいのですね。 その「投資を呼び込めそう」と感じたポイントは、この法案のどの仕組みの部分ですか?
自由度が多い
「自由度が多い」という点に期待されているのですね。 その“自由度”というのは、具体的には機構のどんな面(例えば意思決定の速さ、出資の設計、支援メニューの組み合わせ等)で感じていますか?
意思決定の速さ、出資の設計、支援メニューの組み合わせ等
意思決定の速さや、出資設計、支援メニューの組み合わせに期待されているのですね。 その中でも「意思決定の速さ」について、現状のNEDO/AMED等の支援だとどんな場面で遅さを感じやすいですか?
NEDO、AMEDもかわかりましたが、いったん決定すると変更が困難。発展方向のベクトルが限られる
なるほど、いったん決まると途中で軌道修正しにくくて、結果的に発展の方向性(ベクトル)が狭まってしまう感覚があるのですね。 今回の新しい機構ができた場合、その「途中での変更のしにくさ」は、どんな仕組みがあると改善できそうだと思いますか?
現在は、透明性の観点から決まったこと計画通り実施する仕組み。 この法律が成立後、仕組みとして、例えば半年から1年単位で、見直しも可能なようになればよい。しかし、これらは公開が前提。開発段階の秘密情報は当然あるので公開は後でも良い。(記録は保管するのは必須・検証も必要)
お話を伺うと、「計画を透明に運用すること」と「開発の現実に合わせて軌道修正できること」を両立させたい、という感覚ですね。加えて、開発段階では秘匿すべき情報もあるので“即時公開”ではなく、記録は残して事後検証できる形が望ましい、と。 その前提で伺いますが、機構の支援(助成・出資・貸付けなど)の意思決定について、どの範囲までを“事後公開”にするのが現実的だと思いますか?
プロジェクトによる。公開と責任が義務図蹴られていれば、良い
「プロジェクトによる」という前提で、公開と責任の義務付けが担保されていれば良い、というお考えですね。 その“責任”の義務付けについて、この機構に最低限求めたいのはどんな形ですか?
意思決定者の選定の納得性、説明。(天下りではだめですね)。利益相反を担保する仕組みづくり
意思決定者の選定に納得できること、説明があること、そして天下りではなく、利益相反を防ぐ仕組みが重要ということですね。 この法案で、あなたが特に気になっている点はどれですか?
その他(自由記述)
承知しました。 「その他」とされたうえで、今回の法案について特に気になっている点はどんなことですか?
法案自体は良いが、運用が重要。情報公開、テーマ選定など 閣議決定や通達レベルで、自由裁量が大きくならないよう、特に情報公開の部分については、法案にめいじするなどするのが良い
運用面、とくに情報公開やテーマ選定が肝で、通達・閣議決定レベルの運用に寄りすぎないよう、情報公開は法律に明記したいというご意見ですね。 では最後に伺います。この法案について、制度を設計する人に伝えるとしたら、どんなことを伝えたいですか?
運用がしっかりできるよう、進めてほしい
ありがとうございます。「法案の方向性は評価できるが、結局は運用が肝で、情報公開やテーマ選定、意思決定者の納得性・利益相反防止などを“通達任せ”にせず制度として担保してほしい」という問題意識だと受け取りました。 ここまでで一通り伺えましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。
お時間をいただき、ありがとうございました。ここまでの内容をもとにレポート案を作成しました。ご確認ください。