みらい議会みらい議会

💬インタビューレポート

保護者

当事者

学校に通う子どもを持つ保護者として、家庭学習や学校での学び方・端末利用が子どもの理解や意欲に影響する立場。

回答日2026.3.29 23:02
インタビュー分量30 分 / 939 文字

💬主な意見

メイン教科書は紙の方が学びやすい

紙は一気にページをめくれて目的箇所に辿りつきやすく、複雑な文章は理解・記憶もしやすい印象。メインは紙がよいと考える。

インタビューの前後を読む

デジタルは資料集などでメリットが出る

使用頻度が低く重い資料集は電子化で荷物や忘れ物が減り、画像に加え音など情報を付加できる点に良さを感じる。

インタビューの前後を読む

理解面と運用面の懸念(見落とし・トラブル・品質差)

長文で条件が複数あると見落としが目立つ。低学年は誤操作や充電切れで先生の対応負担が増えそう。端末品質差も集中低下に。

インタビューの前後を読む

🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、お話をうかがいたいです。率直なお考えを、話しやすい範囲で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

子どもが学校に通っている(保護者)

保護者の立場として関わりがあるのですね。 お子さんの学校では、デジタル教科書(タブレット等で教科書内容を見るもの)は今どのくらい使われていますか?

次の質問に進む

承知しました。では次に、デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

ある程度知っている

ありがとうございます。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

使い分けが良い、という感覚なのですね。 「使い分け」が必要だと感じるのは、どんな場面の違い(例:授業中/宿題/復習など)からですか?

メインの教科書など頻繁に見るものは紙がいいなと思います。ページを一気にめくれるので、使い慣れてくると目的のページに辿りつきやすく、効率的に勉強できる感覚があります。また個人的な感覚ではありますが長く普段紙の書籍も電子書籍も頻繁に利用していて複雑な文章などは紙の方が理解や記憶がしやすい印象です。一方で資料集などメインの教科書よりは使用頻度が少なくかつカラーだったり大判だったり重くなりやすい資料集などは電子にすることで、荷物が軽くなったり持ち物が減ることで忘れ物が減ったり、画像や文章だけでなく音などの情報も付加できるなどメリットがあるように感じます。

とても具体的で分かりやすいです。頻繁に参照する「メインの教科書」は紙の“めくりやすさ・見渡しやすさ”が効いて、理解や記憶の面でも相性が良い一方で、資料集のように重くなりがちなものはデジタルの携帯性や拡張性が活きる、ということですね。 その前提でうかがいますが、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

学習面(理解・集中・記憶など)

学習面がいちばん気になるのですね。 「理解・集中・記憶」の中でも、特に心配が大きいのはどのあたりですか?

理解

理解のところが特にご心配なのですね。 デジタル教科書だと「理解しにくくなりそう」と感じるのは、どんな学習の場面(例:初見で読む/授業で説明を追う/復習で読み返すなど)ですか?

体感として電子書籍で小説などの量の多い文章を読むと目が滑って読んでいるのに頭に入ってこない感覚があります。子どもも紙とタブレット両方のワークに取り組んでいますがタブレットは楽しく取り組めている反面見落としが多かったり、記憶に定着しにくさがあるように思います。

なるほど、「読んでいるのに頭に入ってこない感じ」があるのですね。お子さんもタブレットだと楽しく取り組める一方で、見落としや定着の弱さを感じていらっしゃる、と。 その“見落としが多い”というのは、タブレットのワークだと具体的にどんな見落としが起きやすいですか?

短文だとあまり差はないように思いますが、長文で条件が複数ある問題文の見落としなどがやや目立ちます。

長文で条件が複数あるときに、問題文の条件を取りこぼしやすい、ということですね。まさに「理解」に直結するところだと思います。 その見落としが起きやすいのは、授業中に取り組むときと、家で宿題として取り組むときとでは、どちらの場面の印象が強いですか?

タブレットのワークは家庭でのみなので差はわかりません

了解です。家庭でタブレットのワークに触れているからこそ見えている課題なのですね。 では、学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

端末・通信トラブル対応

端末や通信トラブルが起きたときの対応がハードルになりそう、ということですね。 トラブルが起きた場合、授業がどんなふうに止まってしまう(または遅れてしまう)イメージがありますか?

低学年だと誤操作なとで画面が切り替わったときに自分で元に戻せなかったり、そういったことにいちいち教師が対応する必要があることや充電が授業中に切れてしまったりなど復旧にどうしても時間がかかる場合はその児童を無視して進行するわけには行かず、教師の時間が取られると思います。

おっしゃる状況、とても想像できます。低学年ほど誤操作から戻せない・充電切れなどが起きたときに、先生が都度介入せざるを得ず、授業全体の時間が削られてしまう懸念なのですね。 では最後に、デジタル教科書に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?

すでに多くの学校で取り入れられているタブレットなどでは学校によってタブレットそのものの品質の差がかなりあるように思います。パネルの感度が悪く操作性が悪いなどは大きなストレスで、学習の意欲や集中力の低下につながると思います。デジタルの良い部分は取り入れていければ良いと思いますが、取り入れるのであればすべての子どもに品質の良いものが手に渡るようにしてほしいです。

大事な点だと思います。デジタルを取り入れるなら、端末の品質差そのものが学習体験の差やストレスにつながってしまう、ということですね。 ここまでで事前に用意していた質問は一通りうかがえました。これまでのお話をもとに内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。うかがった内容をもとに、レポート案をまとめました。ご確認ください。

期待する部分はありますが、どちらかというと懸念の方が強いです。今のところメインは紙である方がいいと考えています。

お時間をいただきありがとうございました。以下、うかがった内容のレポート案です。ご確認ください。