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💬インタビューレポート

企業担当者

事業者

業務で一般的な顧客情報(氏名・年齢・性別・住所・電話番号など)を扱い、月10回程度社外提供が発生。提供時は主に事前同意を取得している。

回答日2026.5.2 08:41
インタビュー分量18 分 / 510 文字

💬主な意見

AI目的の同意なし提供は不安がある

目的外利用は禁止でも、目的外かどうかは事後的にしか判断しづらく、制度として不安が残る。

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登録・資格で入口を絞る仕組みがほしい

同意なし提供を認めるなら、事業者登録や認可制、プライバシーマーク等の資格要件で一定の基準を満たす事業者に限定する発想が必要。

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第三者監査と結果の全公開を求める

個人情報の収集・利用のプロセスがルールに沿っているか第三者が監査し、結果は書面で全公開。閲覧先は所管官庁で、報道などで周知される形が望ましい。

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🎤すべての会話ログ

本日は、「個人情報の使い方にルールを追加し、悪質な違反には課徴金を科せるようにする法案」について、お考えや気になる点を伺います。率直にお話しいただければ大丈夫です。 この法案にどういう立場で関わっていますか。

仕事で個人情報を扱っている(企業の担当者、行政職員など)

ありがとうございます。差し支えなければ、仕事の中ではどんな種類の個人情報を扱うことが多いですか。

一般的な顧客情報

ありがとうございます。一般的な顧客情報の中でも、扱う頻度が高いのはどんな項目でしょうか。

一般的な個人情報。氏名年齢性別住所電話番号など

ありがとうございます。 そうした顧客情報について、社外(委託先や提携先など)に提供する場面は、業務の中でどのくらいありますか。

ある程度ある

ありがとうございます。 そうした顧客情報について、社外(委託先や提携先など)に提供する場面は、業務の中でどのくらいありますか。

ある程度

承知しました。 「ある程度ある」という感覚だと、例えば月に何回くらい発生するイメージでしょうか。

10回程度

ありがとうございます。月に10回程度あるのですね。 その「社外に提供する」10回の中で、同意の取り方(事前に同意を取る/規約で包括同意/同意は取らない等)は、どれが一番多いですか。

事前に取る

ありがとうございます。事前に同意を取る形が多いのですね。 今回の個人情報保護法の改正について、現時点でどの程度ご存知ですか。

ほとんど知らない

承知しました。では前提を手短に共有しますね。この法案は、①AI開発や統計目的なら一定条件で本人同意なしにデータを第三者提供できるようにする、②16歳未満の子どもの情報や③顔データに新ルール(公表・利用停止請求など)を入れる、④悪質な大規模違反には課徴金を導入する、⑤名簿転売の確認義務を強化する、といった内容です。 この改正について、全体としてどのように評価していますか。

どちらともいえない

ありがとうございます。「どちらともいえない」と感じられる中で、評価が揺れているポイントはどのあたりですか。

もう少し詳しく知りたい。でないと評価が難しい。

おっしゃる通りで、内容次第で見え方が変わりますよね。 今回の法改正の中で、あなたが特に気になっている点はどれですか。

そもそも法案がよくわからないから回答が難しい。もう少し説明はもらえない?

承知しました。では全体像をもう少しだけ噛み砕いてお伝えします。 この法案は大きく5つです。 1) AI開発・統計目的なら、一定の条件のもとで「本人同意なし」に個人データを他社に渡せるようにする(ただし目的外利用は禁止) 2) 16歳未満の子どもの個人情報は、扱うときに保護者同意を必須にする/利用停止を求めやすくする 3) 顔認証などの顔の特徴データは、扱っている事実と利用目的の公表を義務化/本人が利用停止を求められる 4) 不正に個人情報を取得・提供して利益を得たなどの悪質な大規模違反(被害者1000人超など)には、利益相当額の課徴金を科せるようにする 5) 闇名簿対策として、名簿を渡すとき提供先の身元や利用目的の事前確認を義務化する この中で、まず気になりやすいのは「1) AI目的なら同意なしで第三者提供があり得る」という点だと思います。 この点について、率直な第一印象としてはどう感じますか。

字面だけ見れば不安な内容ではある。目的外利用はダメというが、目的外利用か否かは事後的にしかわかり得ない。

不安に感じられるのは自然だと思います。おっしゃる通り、「目的外利用の線引きは結局あとからになりがち」というところが肝ですよね。 そのとき、目的外利用を見抜く・抑止するために、制度として最低限必要だと思う仕組みはどんなものですか。

事業者登録とかだろうか。認可制的にするか、プライバシーマーク持っているとか何かしら資格を満たしているとか。

なるほど、登録・認可に近い形や、一定の資格要件で入口を絞る発想なのですね。安心感につながりそうです。 その「事業者登録」を入れるとしたら、登録要件として満たしていてほしい基準はどんな内容でしょうか。

そこは専門的だから何が良いかは今すぐにはわからない。なんらかの基準を行政でひいてくれたら良い。

ありがとうございます。登録要件の中身は専門的で、行政側で基準化してほしいという感覚なのですね。 その場合、行政が基準を作って運用する上で「これだけは公開されていてほしい」と思う情報は何でしょうか。

質問の趣旨が分からない

失礼しました。意図を言い換えますね。 もし「登録された事業者なら同意なし提供の対象になり得る」という仕組みになるとして、一般の人や取引先が安心するために、その事業者について外から確認できるようになっていてほしい情報は何でしょうか。

登録制だとしたら企業の基本情報だろうな。登記情報とかでいい。 ちなみに自分は登録制だけにこだわっていない。資格などを要件にするのも一つ。

ありがとうございます。登録制にするなら、まずは登記情報のような企業の基本情報が外から確認できることが安心材料になる、ということですね。登録制に限定せず、資格要件も選択肢として捉えていらっしゃる点も理解しました。 では、同意なし提供を認める条件として、事業者側に「第三者による監査」を義務づける案については、どんな印象ですか。

それは良いと思う

ありがとうございます。第三者監査は良い、という印象なのですね。 その「第三者による監査」で、最低限チェックしてほしい対象はどのあたりですか。

個人情報の収集や利用に関してあるべきプロセスやルールがあると思う。それに則っているかを見てもらったら。

ありがとうございます。おっしゃる「あるべきプロセスやルールに則っているか」を見てもらう、という方向性ですね。 その監査結果について、監査を受けた事業者から外部(一般の人や取引先)に対して、どの程度まで公表されているのが望ましいと感じますか。

それは基本的には全公開されておくべき。

ありがとうございます。監査結果は基本的に全公開が望ましい、ということですね。 では、この法案について制度を設計する人に伝えるとしたら、どういう形で「監査結果の全公開」を義務づけてほしいですか。

書面でいい。

ありがとうございます。書面での公開を義務づける形が良い、ということですね。 その書面は、どこで誰でも見られる形になっているのが望ましいですか。

基本は所管の行政庁だろうね。メディアが報じられる形になっていれば。

ありがとうございます。所管の行政庁で誰でも確認できて、必要に応じてメディア等にも拾われる形が望ましいのですね。 ここまでのお話を踏まえて最後に一点だけ伺います。今回の改正で「同意なし提供(AI・統計目的)」を入れるなら、事業者側に義務づける仕組みとしては、登録制と第三者監査のどちらをより重く置くイメージですか。

両方同じくらい

ありがとうございます。入口のコントロール(登録・資格)と、運用のチェック(第三者監査)を同じくらい重視したい、ということですね。 ここまで伺った内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間を割いてお話しいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとに、レポート案をまとめました。内容に誤りや抜けがないかご確認ください。