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💬インタビューレポート

一般女性市民

期待当事者

女性として、自身や家族の避難時の安全について実感的に関心を持ち、SNSを通じて避難先での性被害の情報に接している。

回答日2026.5.23 23:21
インタビュー分量21 分 / 1011 文字

💬主な意見

避難場所でのプライバシー確保と性被害防止

避難場所を男女で分けたり、プライバシー確保ができるようなテント設置など、他国の先進的な環境整備に学ぶべき。性被害だけでなく盗難などのトラブルも防ぐため、犯罪ができない環境設計が大事。

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実践的な防災教育の充実

学校の避難訓練は形式的で、実際の避難場所がどんな環境か、自宅からどう避難するかなど具体的なシミュレーション体験が不足している。子どもから大人まで全国民対象に、より実践的な防災教育の機会を増やすべき。

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防災教育と性教育の並行推進

被害者にならないための自衛策だけでなく、加害者にならないための教育も大事。犯罪の機会や動機を防ぐという視点で、包括的な安全教育を進めることが性被害やトラブル防止に繋がる。

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🎤すべての会話ログ

本日はお時間をいただき、ありがとうございます。大地震や大災害に国が一体となって備えるために「防災庁」をつくる法案についてお話しさせていただきたいのですが、まずお伺いしたいのは、この法案にあなたがどういう立場で関わっていますか、ということです。

一般市民として関心がある

ありがとうございます。一般市民として関心を持たれているのですね。では次に、この防災庁の設置や災害対策の改正についての法案ですが、現時点でどの程度ご存知ですか?

聞いたことはある

聞いたことはあるのですね。では簡単に要点をご説明させていただきます。この法案は、災害対応の司令塔として、内閣の下に新しく防災庁をつくるというものです。専任の防災大臣を置き、その大臣が他の省庁に対して防災対策を求める権限を持つようになります。あわせて災害対策の基本ルールを定めた法律も改正し、事前の備えや避難生活の質の向上を理念に加えるということです。 この法案について、全体としてどのように評価していますか?

良いと思う

そう評価される理由は、どのあたりにあるのでしょうか?

日本はそもそも地震が多いこと、東日本大震災等、過去の震災や津波による被害があり、今後も対策が必要と思います また、避難場所の環境や設営・運営等についてはまだまだ改善が必要なことも多く、アップデートの仕組みが必要だと思います これらの点は、各地方自治体毎の対策だけでなく、国主体で今後も進めていくべきと思います

ご意見ありがとうございます。日本の防災課題を深く捉えていらっしゃるのですね。東日本大震災などの経験を踏まえた上で、避難場所の環境改善など、実際の課題にも目が向いている。そうした実感は、この法案をどのようにお考えになったのか、という背景になっているのだと思います。 ところで、避難場所の環境改善が必要だということについて、ご自身の経験や、周りで見聞きされたことがあれば、どんなことが課題だと感じられていますか?

私は女性ですが、SNSでは避難先での性被害の話をよく聞きます 1度避難を迷うような地震が自宅近くでありましたが、避難の心配と同じくらい、性被害の心配も私も家族もしていました 避難場所を男女で分けたり、プライバシー確保ができるようなテントの設置等、他の国の方が進んだ環境整備ができているところも見受けられました 地震が多く、避難の可能性が高い日本だからこそ、避難場所の環境整備は大事だと思います

そのような不安を抱えておられるのですね。避難の必要性と同時に性被害への心配をしなければならない状況は、本当に深刻な課題です。ご自身やご家族の実感として感じられていたからこそ、この法案で国主体の対策が必要だとお考えになるのだと理解します。 今回の法案で気になっている点についてお伺いしたいのですが、先ほどお話しいただいた避難場所の性被害やプライバシー確保といった課題、あるいは他にも気になっている点があれば、この法案の中で特に気になっていることはどれですか?

防災教育とそのあり方

防災教育とそのあり方が気になっているのですね。避難場所の環境整備の必要性を感じられている中で、なぜ防災教育に目が向かわれたのでしょうか?

私たちは学校で避難訓練を学びましたが、それはあくまで学校内の避難です 避難場所はどんなところなのか、どういう環境で、どのような過ごし方をするのかまでは分からないと思います また、自宅から避難場所へ避難するということをやったこともないと思います どう避難するのか、場所は把握しているのか、必要な連絡先、備えておくもの等、もっと深掘りして考えておくべきことや体験できうることは多いと思います その機会を、子供たちや、他の大人ももっと持っても良いのではと思います

とても重要なご指摘ですね。学校での避難訓練は形式的になりがちで、実際の避難がどういうものなのか、避難場所がどんな環境なのか、そして自宅から実際にどう避難するのかといった、具体的なシミュレーションが不足しているということですね。 そうした実践的な防災教育が必要だというお考えは、先ほどお話しいただいた避難場所での性被害やプライバシーの課題とも繋がっているのだと思います。避難場所がどんな場所なのかを事前に知っていれば、その準備や心構えも変わってくるのではないでしょうか。 では、こうした防災教育のあり方について、もし今回の法案で防災庁が設置されて、防災大学校のような研修施設も作られるようになったとしたら、そうした実践的な防災教育がより進むと期待されますか?それとも、何か課題があると思われますか?

実践的な防災教育は進んでほしいと思います ただ、実際の避難場所への避難訓練となると、できるところとできないところも出てくると思いますし、できる範囲が各地方自治体によってバラつきが出るとも思います 何をどこまでやるのか、どこまでならできるのかという基準を決めることにまず時間がかかる気がします

なるほど、そこが課題なのですね。実践的な防災教育の重要性は理解しながらも、実装段階では地方自治体ごとのばらつきが出てくる、そして何をどこまでやるのかという基準作りに時間がかかるという懸念をお持なのですね。 その基準作りの過程で、例えば性被害のリスクや避難場所のプライバシー確保といった課題は、どのように反映されるべきだとお考えですか?それとも、まずは基準を統一することが先で、その後で個別の課題に対応するというようなお考えですか?

まずは基準を定めることが大きいですが、学校での性教育も同時に進めていくことが重要だと思います ここでの性教育とは、被害者にならないための自衛策だけではなく、加害者にならないための教育も大事だと思います 別視点ですが、犯罪防止のためには、犯罪ができる機会や環境を作らないことや、動機を防ぐことも重要と思います そのような視点を持って避難場所の環境整備をすることで、性被害だけではなく、盗難や他のトラブル等の防止に繋がるのではと思います

非常に示唆的なご指摘ですね。防災教育と性教育を並行して進める、そして単なる自衛策だけでなく、加害者にならないための教育も含める、というお考え。さらに、避難場所の環境整備において「犯罪ができない環境を設計する」という視点を持つことで、性被害だけでなく盗難やその他のトラブルも防げるという、より包括的な安全保障の考え方をお持ちなのだと理解します。 これはまさに、今回の防災庁が単に災害対応だけでなく、避難生活全体の質を向上させる必要があるということに繋がっていくのだと思います。 では最後にお伺いしたいのですが、この防災庁の設置と法案の改正について、もし制度を設計する人に一つだけ伝えるとしたら、それは何ですか?

全国民への防災リテラシー教育の整備、避難場所の環境整備をお願いいたします

ご指摘ありがとうございます。全国民への防災リテラシー教育の整備と避難場所の環境整備、つまり教育と環境の両面で、国が主導的に基準を定めて進めていってほしいということですね。 性被害のリスクから始まった実践的な課題認識が、より広い防災リテラシーと環境整備という、システム全体の設計にまで広がっているご意見だと感じます。 こうした点が実現できたとすると、今回の法案に対するあなたの評価は、現在の「良いと思う」から、さらに高まると思われますか?それとも、この点が実現しても慎重な見方は変わらないでしょうか?

本日はお時間をいただき、ありがとうございます。ご意見をお聞かせいただき、大変参考になりました。