💬インタビューレポート
消費者
家庭で米を購入して食べる一般の消費者として、米不足時の不安や買いだめ行動が起きる過程に関心がある。
💬主な意見
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本日は「米の流通をもっと把握し、不足時にすばやく届けられるようにする法案」について、お考えをうかがいます。差し支えない範囲で大丈夫ですので、まずこの法案にどういう立場で関わっていますか?
一般の消費者(家庭で米を買う・食べる立場)
ありがとうございます。では次に、この法案について、現時点でどの程度ご存じですか?
概要は知っている
承知しました。では今回の法案について、全体としてどのように評価していますか。
どちらかといえば良い
受け止めとしては前向きに見ていらっしゃるのですね。 今回の法案で、あなたが特に気になっている点はどれですか?
・米の在庫・流通の見える化(報告対象の拡大)
「見える化(報告対象の拡大)」が特に気になっているのですね。 その“見える化”について、どんな状態になってくれたら「うまくいっている」と感じますか?
昨年は不安だけが大きくなり、実際にどれだけ米が収穫(見込みも含めて)されて流通しているはずなのかというファクトを支える数値がほとんど出てきていなかった
不安が大きくなる中で、頼れる“数字”が見えなかった感覚があったのですね。 そのとき「ここが分からなくて特に不安だった」と感じたのは、どの数字でしたか?
毎年の収穫量、消費量など社会科の資料集にも出てくるような数値ですら報道ではほとんどされていなかったのはなぜなのかと思った。推定でもリアルタイムに近い数字が見えることで、不安が減じられることはあると思う。流通実態が見えるようになるのが一番良い
なるほど、基礎的な需給の数字(収穫量・消費量)が見えないことで、不安が増幅してしまった感覚があるのですね。推定でもよいからリアルタイムに近い数字が出れば、安心材料になるという点もよく分かります。 では、その「数字」が出てきたとして、あなたが特に信頼できると感じるのは“誰が出す情報”ですか?
私は近年までコメ余りだったという感覚があったので、そんなに足らない事ってあるのか?と思っていた。私だけが信頼できても、世の中の人が
「コメ余りの感覚があったのに、本当にそんなに足りないことが起きるのか?」という引っかかりがあるのですね。 では、その情報について「世の中の人が信頼できる」と感じる発信元は、どこだと思いますか?
すいません、途中で送ってしまいました。多分ナフサの話にも通じると思いますが、世の中の人が「米が足りなくなるかもしれない、今 余分にキープしておいた方がお得かもしれない」と感じていつもより少し余計にストックするだけでも流通は滞るのではないかと思います。
いまのお話だと、「実際の不足」だけでなく、人々の不安からの買いだめが起点になって流通が詰まるのでは、という懸念があるのですね。 この法案の「見える化」が進んだとき、買いだめを抑える方向に働くと思いますか?
前回の数字が全く見えない状態より、不安感が減る可能性はある。同時に「伝え方」も大事だと思う。
おっしゃる通りで、「数字が見える」だけでなく、その“伝え方”次第で安心にも不安の増幅にもなり得ますよね。 その「伝え方」について、どんな伝え方だと不安が増えにくいと感じますか?
まず政府や公的機関への信頼が大切。そして分かりやすさと具体的な数値を使った明快さが必要。すぐには効果が出ないかも知れないが、心理学的なアプローチを研究する事も将来的には大きな効果が出るかもしれない。
政府や公的機関への信頼を土台に、分かりやすさと具体的な数値で明快に伝えることが大事、ということですね。加えて心理面の設計も効いてくるかもしれない、という視点もとても重要だと思いました。 最後に、この制度を設計する人に、何か一つ伝えるとしたらそれは何ですか?
なぜ前回あんなに数字が出てこなかったのかという検証はされているのでしょうか?そこがよく分からないので意見を出しにくい部分がありますが、まず見える化を進めることは絶対に重要だと思います。民間備蓄の是非についてはよく分からないが、何かあった時に迅速に対応できるようデジタル化も進めた方がよいと思う。
問題点の検証が見えないままだと、意見も出しにくいという感覚があるのですね。見える化の重要性と、迅速化のためのデジタル化への期待も受け取りました。 ここで1点だけ確認させてください。あなたが「前回、数字が出てこなかった」という点で、特に検証してほしいのは「政府・公的機関が数字を出さなかったこと」でしょうか、それとも「そもそも把握する仕組みが弱くて数字が作れなかったこと」でしょうか?
推論になりますが、把握する仕組みが弱かったこと(正確さにこだわっていたのか?)と心理的な不安が起こす事象を甘く見ていたのだろうと思います。政府の上の人間は足りている事は分かっていた、実際に足りていた、しかし消費者や少しでも儲けようとする人間の行動が防げなかったという意味で。
把握の仕組みの弱さ(正確さにこだわり過ぎた可能性)と、心理的な不安が引き起こす行動の影響を過小評価していたのでは、という見立てなのですね。「実際は足りていたのに行動が流通を滞らせた」という点が核心だと受け取りました。 ここまで伺った内容をまとめ、レポートを作成します。
お時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容が意図とずれていないか、ご確認ください。
