💬インタビューレポート
中学生の保護者
中学生の子どもを念頭に、SNS上の性的コンテンツ、年齢確認、保護者による見守りの範囲について意見を述べた40代の保護者。
💬主な意見
包括的性教育を早く導入してほしい
“スマホ利用前の包括的性教育が急務だと考える。年齢制限だけでは性的コンテンツを防げず、誤った知識は性加害・性犯罪被害・望まない妊娠につながり得るため、正しい知識が子どもを守るとしている。
15歳未満のSNSアカウントを制限したい
“善悪を判断できない年齢の子どもがSNSを使える環境は望ましくないとして、15歳未満のアカウント保有制限に賛成寄り。民法上の意思能力や、教育・知識を理解して使える年齢を理由に挙げた。
有害性の基準は専門家と子どもの声で決める
“有害性の判断は、子どもを多く見てきた人や脳科学・心理学に詳しい専門家による第三者機関が担うのがよいと考える。一方で、子ども本人の意見も取り入れなければ反発が生まれるとしている。
🎤すべての会話ログ
ご協力ありがとうございます。これから、「こどもとインターネットのルールを見直す方向性(中間整理報告書)」について、SNSを安全に使うためのルールに関するお考えを伺います。 あなたはどの立場に一番近いですか?
保護者
ありがとうございます。あなたの年代を教えてください。
40代
ありがとうございます。主に念頭に置いているお子さんの学年を教えてください。
中学生
ありがとうございます。SNSやネットで、「これは子どもに有害だ」と実際に感じたものはありますか?近いものを選んでください。
性的なコンテンツ・広告
性的なコンテンツや広告を念頭に置くと、それは何歳くらいから許容できると思いますか?小学生・中学生・高校生で違いますか?
18禁なので、18歳から許容。内容によらず一律に禁止してほしい。
18歳未満には内容を問わず見せないルールが必要、というお考えですね。 一定の年齢未満の子どもはSNSアカウントを持てない、という法律を作ることについて、どう思いますか?
どちらかといえば賛成
どのような点から、年齢未満のアカウント制限には賛成寄りだと感じますか?
いい悪いの判断ができない年齢の子にSNSを使ある環境はよくない
判断が十分にできない年齢の子どもには、SNSを使える環境自体が望ましくないというお考えですね。アカウントを持てる年齢は、何歳未満にするのが妥当だと思いますか?
15歳
15歳未満を目安に考えていらっしゃるのですね。その年齢が妥当だと考える背景を教えてください。
民法などで15歳からは意志能力があるとされているので。SNSに関する教育や知識を得た上でそれを理解して使える年齢だと思う
SNSの利用には教育や知識を得たうえで判断できることが大切で、15歳が目安になるというお考えですね。 「何が子どもに有害か」の線引きは、これからガイドラインなどで決められていきます。誰がどう決めるのが一番納得できますか?
専門家による第三者機関が決める
年齢や発達、SNSの仕組みに詳しい第三者が担う形がよい、ということですね。そう考える理由を教えてください。
たくさんの子供を見てきた専門家、脳科学、心理学などに精通している専門家の方が、子供のことをよくわかると思う。ただ子供本人の意見も取り入れないと反発が生まれると思う。
専門的な知見を軸にしつつ、子ども本人の意見も反映しないと受け入れられにくい、というお考えですね。決める話し合いや基準は、どこまで公開されていれば信頼できますか?
全て公開されるべきだが、こういうケースがあったという場合で個人情報が含まれるような場合は非公開でもよい
基準や議論は原則公開しつつ、個人が特定されうる事例は守るという線引きが必要、ということですね。 年齢確認の方法には、生年月日を自分で入力するだけのものから、身分証やスマホのOSで確認するものまであります。方法によって、確認の確実さと、手間や提供する情報の量が変わります。本人確認を伴う確認まで必要だと思う場面はありますか。必要ないと思う場合は、その選択肢を選んでください。
本人確認を伴うというのは身分証を提示するようなやり方ということですか?
はい、たとえばマイナンバーカードなどの身分証を使って、年齢を確かめる方法を指します。SNS側が本人の氏名などを受け取るとは限らず、「年齢条件を満たしている」という結果だけを使う設計も考えられます。 そのような確認まで必要だと思う場面はありますか?
年齢を入れないと動画も性的なコンテンツが出てしまうので、基本は全て年齢確認があると思う。制限が必要ないアプリやコンテンツはいらないと思う。例えば暴力的だったり、性的なコンテンツがないアプリをダウンロードする場合など。
年齢に応じた確認を基本にして、暴力的・性的な内容がないアプリでは厳しい確認を不要にする、という考え方ですね。 子どもが使うSNSやサービスに、会社が用意すべき安全対策で重要だと思うものはどれですか?
年齢に応じて使える機能を変える
年齢に応じて使える機能を変えることを重視されるのですね。そう考える理由を教えてください。
会社がやるべきことは基本的にな部分やコンテンツや機能に関することだと思う。教育や知識は学科や家庭で教える。
会社にはサービスの設計やコンテンツ管理を担わせ、利用に必要な教育は学校や家庭で担う、という役割分担を考えていらっしゃるのですね。 お子さんとの関係を考えたとき、保護者が利用状況を確認するとして、見るのが妥当だと思うのはどこまでですか?
どのアプリをどれくらい使ったか
利用時間やアプリの種類までは見守れても、やり取りや投稿の中身には踏み込まない範囲が妥当、ということですね。そう考える理由を教えてください。
子供に人権があるのでどういう投稿をしたり、どういう友達がいるのかは聞いてもいいが、勝手に見ては行けない。このアプリをダウンロードする、しないは年齢制限か親の管理が必要。
お子さんのプライバシーや人権を尊重し、内容は対話で確かめる一方、アプリの利用可否は年齢制限や保護者の管理で支える、というお考えですね。 最後に、このルール作りをする人に一つ伝えるとしたら、それはなんですか?
子供の幸せを考えて作ってください
子どもの幸せを中心に置き、規制や管理が目的化しないようにしてほしい、というメッセージですね。 ほかに、このテーマで伝えておきたいことはありますか?
スマホの利用の前に包括的性教育の導入が急務です。性的コンテンツは年齢制限だけでは防げません。誤った知識を得ることで性加害をしたり、性犯罪にあったりすること、望まない妊娠をすることがあります。歯止め規定を早く撤廃して、正しい知識を子供たちに与えてください。正しい知識が子供たちを守ります。海外の教育を見てください。包括的生教育をしていない主要国はありません。日本はかなり遅れています。包括的性教育を行っている国の方が、性交渉の年齢が低いと言うデータも出ています。
性的コンテンツへの年齢制限と並行して、包括的性教育によって正しい知識を届けることが、被害や望まない妊娠を防ぐ土台になるというご意見ですね。子どもの権利と幸せを中心に、事業者・学校・家庭が役割を分担し、透明性のあるルールをつくるべきだというお考えも伺いました。 ご協力ありがとうございました。これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。
お時間を割いてお話しいただき、ありがとうございました。以下に、会話内容に基づくレポート案をまとめます。