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💬インタビューレポート

一般市民

一般市民として、デジタル教科書の正式化に関心を持ち、国のリーダーシップ強化や制度・運用の見直し(入試や地方自治の仕組み)まで含めて意見を述べた。

回答日2026.3.30 05:43
インタビュー分量26 分 / 861 文字

💬主な意見

デジタル化でコスト減、投資効果が高い

紙の教科書より印刷・物流などの準備コストが抑えられ、投資効果が高いと感じている。

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国主導で運用まで決め、基盤を一任したい

ガイドラインを地方に投げる形ではなく、国が運用水準まで決め、セキュリティや教材保管をガバメントクラウド等で担うのがよい。

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国主導の偏り(洗脳)を防ぐ第三者チェック

国の都合の良い内容だけになる懸念があるため、学術界・経済界・教育界の有識者による第三者機関でチェックする仕組みが必要。

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🎤すべての会話ログ

本日は「学校においてデジタルを含む教科書を使えるようにする法律案」について、感じていることやご経験を伺います。率直なお話を大切に進めますので、答えにくい点は飛ばして大丈夫です。 この「デジタルを含む教科書を正式な教科書として認める」法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

一般市民として関心がある

ありがとうございます。一般市民としてご関心をお持ちなのですね。 この法案について、デジタル教科書が「正式な教科書」になる点は、全体として良い方向だと感じますか、それとも慎重に進めるべきだと感じますか?

良い方向だと思う

良い方向だと感じていらっしゃるのですね。 この法案で「良い」と思う点は、どういったところですか?

紙の教科書のように準備にコスト(印刷・物流)が掛からず、投資効果が高い。

なるほど、印刷や物流のコストが減って、投資効果が高いと見ていらっしゃるのですね。 その「投資効果が高い」というのは、主にどんな効果を期待しているイメージですか?

これまでのように各自治体の教育委員会丸投げの教育体制ではなく、文科省+デジタル庁がリーダーシップを発揮やすくするように周辺法令も改正することで、BPの横展開コストを大幅に引き下げることができると思っています。

なるほど、国(文科省+デジタル庁)がリーダーシップを取りやすくなって、良い取り組み(BP)を横展開するコストが下がる、という期待なんですね。 その「横展開したいBP」は、どんな種類のものをイメージしていますか?

例えば、正しいSNSの使い方、誹謗中傷がなぜいけないか、などをチャットやネット投票を使いながら全国同時に生徒に考えさせる授業がやりやすい。

具体例がとても分かりやすいです。SNSの使い方や誹謗中傷の問題を、チャットや投票で参加型にして全国で広げやすくなる、ということですね。 いま挙げてくださったような参加型の授業を全国で同時にやる場合、いちばんネックになりそうなのは何だと思いますか?

地方自治法。

なるほど、ネックとして「地方自治法」が真っ先に浮かぶのですね。 その「地方自治法」がネックになる、というのは具体的にどの部分(たとえば教育委員会の権限分掌や、国が一律に進めることへの制約など)のイメージですか?

はい、教育委員会の権限分掌の改定は反対される方が多いと思いますが、紙と郵便の時代に各自治体である程度全国一律の授業水準を担保できていた時代と今の時代は違うので、チームみらいに頑張ってほしいです。

おっしゃる通りで、紙と郵便が前提だった時代の「分散で回る設計」と、デジタル前提で「素早く全国展開できる設計」では、相性が変わってきますよね。教育委員会の権限分掌の見直しには反発もあり得る、という見立ても理解できます。 この法案(デジタルを正式な教科書として扱う)に限って言うと、国のリーダーシップを強めることについて、どの程度までなら許容できる感覚ですか?

今までのように中央省庁がガイドラインを作って地方にやっとけーではなく、中央省庁がやり方を決められる水準で、セキュリティ環境や教材の保管管理を一任できる権限を与えるべきだと思います。

イメージとして、ガイドライン止まりではなく、国が「運用として決め切れる」水準まで踏み込んで、セキュリティ環境や教材の保管管理を任せられる権限が必要、ということですね。 その場合に、国に一任したい「教材の保管管理」は、具体的には何を指していますか?

ガバメントクラウドの活用です。

ガバメントクラウドの活用を想定されているのですね。国が基盤を用意して、自治体や学校側のばらつきを抑えるイメージだと理解しました。 ガバメントクラウドを前提にしたときに、デジタル教科書でいちばん気になるリスクは何ですか?

洗脳です。多様な意見を学ばせるのではなく、国の都合の良い部分だけを教えることになると問題があるので、第三者機関によるチェックが必要だと思います。

懸念として「洗脳」になり得る、という点がいちばん大きいのですね。国の都合の良い内容だけに寄ってしまう可能性があるから、第三者チェックが必要、というお考えだと受け止めました。 その「第三者機関によるチェック」は、どんな立場の人たちで構成されているのが望ましいですか?

学術界、経済界、教育界から選定した有識者の機関。

学術界・経済界・教育界から選ばれた有識者で構成するのが望ましい、ということですね。国主導の基盤整備と、内容の中立性の担保をセットで考えていらっしゃるのが印象的でした。 その有識者機関がチェックする対象は、デジタル教科書のどの部分(文章・図表などの内容そのもの/動画や外部リンクなどのデジタル追加要素/更新履歴や差し替えプロセス等)を中心にすべきだと思いますか?

次の質問に進む

承知しました。では次に進めます。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

ある程度知っている

ありがとうございます。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

デジタルの方が学びやすい

ありがとうございます。では、次のテーマに移ります。 デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

いわゆる入試のような暗記力が試される教育には紙の教育が向いていると思いますので、教育内容そのものを創造的な人材育成に向けていく、教育内容の抜本改革が必要だと思います。

お話の焦点が「デジタル化そのもの」だけでなく、入試を含む教育内容の設計までつながっているのが印象的です。暗記中心の評価だと紙の方が相性がよく、デジタル教科書を活かすなら創造的な力を育てる方向へ改革が必要、ということですね。 その「教育内容の抜本改革」を進めるとしたら、デジタル教科書の導入とセットで、まず変えるべきだと思うのはどの領域ですか?

入試改革です。

承知しました。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

これも先程述べたように中央省庁に権限を委譲しないと、ガイドラインを使って地方にやっとけーでは、教員の負担も大きくなり、授業設計も難しくなり、トラブル対応もできず、セキュリティ管理も地方任せになってしまいます。

ご指摘の通り、国が「お願いベースのガイドライン」だけに留まると、現場に負担とばらつきが出てしまう、という懸念が強いのですね。 最後にお聞きしたいです。デジタル教科書に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?

単に教科書を紙からデジタルへではなく、紙と郵便のコミュニケーションだった戦後すぐの教育体制そのものを変革するチャンスです。入試改革を始め、地方自治法の改定など、全部を並行してできることから実行していってください。

ありがとうございます。教科書のデジタル化を「紙→デジタルの置き換え」に留めず、戦後型の教育体制そのものを変えるチャンスで、入試改革や地方自治の仕組みまで含めて並行して進めてほしい、という強いメッセージだと受け止めました。 ここまで伺った内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間を割いてお話しくださり、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容が意図とずれていないか、ご確認ください。