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💬インタビューレポート

小学生保護者

当事者

小学生の子どもを持つ保護者。来年度から学校で初めてデジタル教科書が4科目導入予定で、読み上げやノート代替、評価・運用ルールが家庭と学校に影響する立場。

回答日2026.3.29 21:18
インタビュー分量54 分 / 1339 文字

💬主な意見

読み上げ等で授業・テストに参加したい

国語の授業やテストで読み上げが必要。ノートテイクも含め、本人が授業中は基本いつでも端末を使い参加できる体制を作ってほしい。

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運用ルールを早めに明確化してほしい

まず「授業中いつ使えるか」を決めたい。撮影したノートの扱い、持ち帰り、提出方法、漢字テストを端末で受ける場合の方法・評価軸も整理が必要。

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現場負担を減らす支援と標準化が必要

教員の研修や端末トラブル対応が不安。各教室に代替機1台などが安心。低学年は家庭で早期に練習できると良く、会社乱立より一社固定が望ましい。

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🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式に認めるための法案」について、感じていることや経験をうかがいたいです。答えにくいところは飛ばして大丈夫です。 この「デジタルを含む教科書を正式な教科書として認める」法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

子どもが学校に通っている(保護者)

保護者の立場で関わっているのですね。 お子さんの学校では、デジタル教科書(紙の内容を端末で見られるもの)を、今どのくらい使っていますか?

来年度から子どもが使用するが4科目で使用予定。小学校内では初らしい。

来年度から4科目で、しかも学校として初めての導入なのですね。保護者としては期待も不安も出やすい状況だと思います。 来年度の導入について、学校からは「どうやって使うか」(授業中・宿題・持ち帰りの有無など)の説明はどのくらいありましたか?

新しい担任の先生と話し合いながら決めていく予定。

先生と話し合いながら決めていく段階なのですね。決め方の自由度がある分、保護者としては見通しが立ちにくいところもありそうです。 その「話し合い」で、まず最初に決めておきたいポイントは何ですか?

読み上げが一番大事なのですが授業内で自由に使っていいのか、ヘッドフォンを使っても良いか。

読み上げ機能を重視されていて、授業中の使い方(自由に使えるか・ヘッドフォン可否)が気になっているのですね。 お子さんにとって「読み上げが特に必要だ」と感じるのは、どんな場面が多いですか?

こくごの授業中とテストの時

国語の授業中とテストの時に特に必要なのですね。学び方や評価の場面に直結するので、そこがはっきりしないと不安になりやすいと思います。 来年度、国語のテストで読み上げを使えるかどうかは、学校側から何か方針は出ていますか?

学校から方針は特に出ていないし、校長が変わるタイミングなので全体の方針にも変更があるがしれないと不安に思っている

方針がまだ出ていない上に、校長先生の交代も重なると、先が読めず不安になってしまいますよね。 その不安の中でも、来年度に向けて学校側に「最低限ここだけは早めに決めてほしい」と感じているのは、どの点ですか?

読み上げだけでなくノートテイクも含めてデジタル教科書というかタブレットを本人が自由に使いながら授業に参加できる体制が作れるかどうか。

読み上げに加えてノートテイクも含め、本人がタブレットを“自分に合う形で”使いながら授業参加できる体制が整うか、という点が核なのですね。 その体制づくりに関して、学校側と合意しておきたい「具体的なルール」(例:授業中に使うタイミング、先生への申告の要否など)は、どんな内容になりそうですか?

タブレットを使えるタイミング、ノートテイクの代わりに撮影した場合の自宅での確認方法、持ち帰りのルール、ノートの提出方法、漢字テストをタブレットで受けられるならその方法や評価軸について。

かなり具体的に検討されているのですね。授業参加のための「使い方のルール」と、提出・評価の扱いがセットで決まらないと運用が回らない感じが伝わってきました。 いま挙げてくださった中で、いちばん最初に学校と決めておかないと混乱が起きそうだと感じるのは、どれですか?

タブレット、デジタル教科書を使えるタイミングについて

タブレットやデジタル教科書を「いつ使っていいか」が最初に決まらないと、他の運用(提出や評価)も連鎖して決めにくいですよね。 その“使えるタイミング”について、現時点でイメージされているのは「授業中は基本いつでも使える」に近いですか、それとも「先生が許可した場面だけ使える」に近いですか?

授業中は基本いつでも使える

「授業中は基本いつでも使える」イメージなのですね。学びの補助として日常的に使える状態を想定されているのが伝わってきました。 その場合、学校側とすり合わせるときに「いつでも使える」の範囲から“例外”にしたい場面(ここは制限があっても仕方ないと思える場面)はありますか?

先生のお話を聞く時

先生の話を聞く時間は、端末に意識が向きすぎないようにしたい、ということですね。 その「先生の話を聞く時」は、タブレットやデジタル教科書はどういう状態にしておくのが良さそうだと考えていますか?

そのままにして先生の方を向く、で運用できればいいけど、気が散るようであればシャットダウンする

先生の方を向いて端末はそのまま、難しければシャットダウンも、という現実的な運用イメージをお持ちなのですね。 その「気が散る」と判断する基準は、どんな様子を想定していますか?

先生の話を集中して聞けない、たんまつをさわってしまうあ

先生の話に集中できず端末を触ってしまう状態だと、運用を変えたくなるのですね。 来年度の授業で、そうならないようにするために「学校側に用意してほしい工夫」(席の位置、画面の向き、先生の声かけ、ヘッドフォンの扱いなど)は、どんなものがあると思いますか?

席を前にする、先生が話し始める時にいつも同じセリフを言うようにしてもらいそれを家でも指導する

席を前にして、先生が話し始める合図を“毎回同じセリフ”で統一してもらう、という工夫なのですね。家庭でも同じ合図で練習できるのは、切り替えの支えになりそうです。 その「先生が話し始める時の同じセリフ」は、どんな言葉だとお子さんに一番伝わりやすいと思いますか?

はいじゃあ話聞いてね!とか。短めがいいと思います

短めの合図の方が切り替えやすいのですね。「はい、じゃあ話聞いてね!」のように一貫したキューがあると、学校と家庭で同じルールにしやすそうです。 その合図が出たら、お子さんは端末をどうする行動にするのが良いと思いますか?

端末から目と手を離し先生を見る

端末から目と手を離して先生を見る、という行動に揃えるのですね。とても分かりやすいルールだと思います。 そのルールを学校で実現するうえで、「先生側にお願いしたいこと」は何がいちばん大きいですか?

できていない時に、名前を呼んでもう一度キューを出すこと

できていない時に名前を呼んで、もう一度キューを出してもらう――そのフォローがあると定着しやすい、ということですね。 その対応を先生にお願いするとしたら、どのくらいの頻度までなら現実的だと思いますか?

毎回やって欲しいとは思わないので回数は先生にまかせる

先生の負担感もあるので、回数は先生の裁量に任せたい、というお気持ちなのですね。 先生の裁量に任せるとして、学校側と「これは最低限はやってほしい」と共有しておきたいラインはありますか?

その授業の1回目は必ず注意する、とか。それよりも、紙の教科書もデジタル教科書もどちらでも使っていい雰囲気を教室内に醸成してほしい。そっちのがいいって言う人はお家の人に話して正式な手続きをしたら誰でも使えるよ、のように。

授業の最初の1回は必ず注意する、といった最低限のラインは持ちつつ、根っこでは「紙でもデジタルでも使っていい」という教室の雰囲気づくりを重視されているのですね。周りの目や“特別扱い”にならない設計は、継続のしやすさに直結しそうです。 その「紙でもデジタルでも使っていい雰囲気」をつくるために、先生からクラス全体へ最初にどんな伝え方をしてもらえると安心できますか?

特に何も言わなくて良いが、質問があった場合などに対応して欲しい

クラス全体にわざわざ宣言するより、聞かれた時に自然に対応してもらえれば十分、ということですね。 その場合、他の子に聞かれたときに先生がどう答えるのが一番よさそうだと感じますか?

目が悪かったら前の席に座ったり、メガネをかけると見えやすいよね、それと同じだよ。

「視力に合わせて前の席やメガネを使うのと同じ」という説明だと、特別扱いではなく“必要な工夫”として自然に伝わりそうですね。 一方で、デジタル教科書を正式な教科書として認める法案が進むことで、学校側のルール作りも変わっていく可能性があります。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

ある程度知っている

承知しました。では、紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

デジタルの方が学びやすい

デジタルの方が学びやすいと感じていらっしゃるのですね。 デジタルの方が学びやすいと思うのは、どんな学習場面のときですか?

ディスレクシアの子の場合、すべての授業中。ディスレクシアがない子は紙の方がいいと思う。一年ごとに児童本人が選べるといいと思う

ディスレクシアのあるお子さんにとっては授業全般でデジタルが助けになりやすくて、ない子には紙が合う場合もある、という見立てなのですね。さらに「毎年、本人が選べると良い」という発想もとても現実的だと感じました。 その「毎年、本人が選べる」とした場合、学校側が判断材料として用意してくれると助かる情報はどんなものですか?

デジタル教科書の見本があるといいと思う

デジタル教科書の見本があると判断しやすい、ということですね。導入前に実物(実画面)に触れられるかどうかは大きいと思います。 その「見本」は、どのくらいの期間さわれると十分だと感じますか?

各教室に三日間位おくか、図書室などに1ヶ月程度おくなど

教室に数日置く形か、図書室で1か月程度置く形があると良さそう、ということですね。実際の授業や家庭学習に近い形で試せる期間があるのは大事だと感じました。 では、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

学校運用(準備負担・トラブル・ルール)

学校運用面(準備負担・トラブル・ルール)がいちばん気になるのですね。導入初年度だと特に、現場の回し方が見えない不安が出やすいと思います。 デジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

教員の負担/研修

教員の負担や研修がネックになりそう、という見立てなのですね。学校として初導入だと、先生方の“慣れるまで”の負荷も心配になりますよね。 先生の負担の中でも、特に重くなりそうだと感じるのはどのタイプの負担ですか?

端末トラブル対応

端末トラブル対応がいちばん重くなりそう、ということですね。授業中に止まったりログインできなかったりすると、先生の手が取られて授業が崩れやすいのも想像できます。 端末トラブルが起きたとき、学校として「最低限ここまでのサポート体制があれば安心」と思えるのは、どんな体制ですか?

代替機があればなんとかなるのでは?と現時点では思いますがやってみないとわからないと思います。

代替機があると授業が止まりにくくて安心、という感覚なのですね。一方で、実際に回してみないと見えてこない部分も大きいと思います。 代替機を用意するとしたら、学校に「どのくらいの台数」が必要だと思いますか?

各教室に一台が一番スピード感があるかと思います

各教室に1台あると、その場で切り替えられてスピード感が出そうですね。 ここまでのお話を踏まえて最後に伺いたいです。デジタル教科書に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?

デジタル教科書はディスレクシアの子が自力で授業に、ついていくために必要不可欠なものです。今はいろんな会社がいろんなものを作っていて学校との交渉も大変です。各教科書会社が朗読音声のものをつくりテストも読み上げのあるものを作って、生徒が自由に選択して紙とタブレット両方が当たり前に存在する教室が障害を障害と感じさせない新しい世界だと信じています。

大切なお話をありがとうございます。ディスレクシアのあるお子さんが「自力で授業についていく」ために、読み上げ等が“特別な配慮”ではなく教科書として標準的に用意され、紙とデジタルが当たり前に併存する教室を目指したい、という強いメッセージだと受け取りました。また、現状は会社ごとに仕様がばらつき、学校との調整コストが高い点も課題として挙がりました。 ここまでで事前の質問は一通り伺えたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、詳しく教えてくださりありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に抜けやズレがないかご確認ください。

特に低学年の場合、デジタル教科書の使い方が思うようにいかずとまってしまうことがあるかもしれない。先生にデジタル教科書の使い方をマスターしてもらうのは大変だと思うので、子どもが新しい学年が始まってすぐ自宅でも練習できると良いと思う。あと、先生の理解を深めるためにもデジタル教科書の会社は一社固定すべき。

追加のご意見も含めて、レポート案を更新しました。ご確認ありがとうございます。