💬インタビューレポート
一般市民
50代。職業や子育てなどの具体的な立場は示されておらず、一般市民として子どものSNS利用とネット上の振る舞いについて意見を述べている。
💬主な意見
有害性の基準は独立機関が公開して作る
“国や事業者の一方だけで決めず、専門家による独立した第三者機関が、子どもや保護者、教育関係者、事業者らの意見を聞いて基準を作り、根拠も公開するのが望ましいと考える。
子どもだけでなく大人も手本を示す
“誹謗中傷、極端な情報への偏り、匿名性による攻撃は大人の社会にもあるため、子どもだけを規制せず、大人のネット上の振る舞いも考える必要があると指摘する。
🎤すべての会話ログ
ご協力ありがとうございます。これから「こどもとインターネットのルールを見直す方向性(中間整理報告書)」について、子どものSNS規制を中心にお話を伺います。 あなたはどの立場に一番近いですか?
その他
ありがとうございます。あなたの年代(学年)を教えてください。
50代
ありがとうございます。SNSやネットで、「これは子どもに有害だ」と実際に感じたものはありますか?近いものを選んでください。
その他(自由記述)
「その他」と感じたのは、どのようなものですか?
誹謗中傷やネットいじめ。特に、匿名性や集団心理によって攻撃がエスカレートすること。
匿名性や集団心理で攻撃が広がることを懸念されているのですね。そうしたやり取りは、何歳くらいからなら許容できると思いますか?小学生・中学生・高校生で違いますか?
誹謗中傷やネットいじめは、年齢によって許容するものではないと思います。 年齢に応じて変えるべきなのは「許容範囲」ではなく、予防教育や被害を受けた際の支援方法ではないでしょうか。
年齢で許容するのではなく、予防と被害後の支援を年齢に応じて整えるべき、というお考えですね。 なお、この中間整理報告書は一定年齢未満のSNS利用を一律に禁止する案は示しておらず、その是非を今後も議論するとしています。そのうえで、一定の年齢未満の子どもはSNSアカウントを持てない、という法律を作ることについて、どう思いますか?
どちらかといえば反対
一律の年齢制限を設けない場合、今のままでよいと思いますか。それとも、別の対策が必要だと思いますか?
今のままでよいとは思いません。 一律に禁止するのではなく、年齢や発達段階に応じて、DM・課金・おすすめ表示などの機能を制限する仕組みが必要だと思います。 同時に、学校教育の中でネットリテラシーだけでなく、誹謗中傷やネットいじめについて、「禁止されているからしない」ではなく「なぜ人を傷つけてはいけないのか」を考える教育も必要ではないでしょうか。 子どもをネットから遠ざけるだけでなく、ネット社会で適切に行動できる人に育てることが大切だと思います。
一律に遠ざけるのではなく、年齢や発達段階に応じた機能制限と、他者を傷つけないことを考える教育を組み合わせるべき、というお考えですね。 「何が子どもに有害か」の線引きは、これからガイドラインなどで決められていきます。誰がどう決めるのが一番納得できますか?
専門家による第三者機関が決める
専門性と独立性のある第三者機関による判断がよい、ということですね。そう考える理由を教えてください。
国やSNS事業者のどちらか一方が決めるのではなく、専門家による独立した第三者機関が、子どもや若者、保護者、教育関係者、事業者など幅広い意見を聞きながら基準を作るのが望ましいと思います。 また、何を有害と判断したのか、その基準や根拠を公開することも必要だと思います。
多様な立場の意見を取り入れつつ、判断の根拠を公開できる独立機関が望ましい、ということですね。 年齢確認の方法には、生年月日を自分で入力するだけのものから、身分証やスマホのOSで確認するものまであります。方法によって、確認の確実さと、手間や提供する情報の量が変わります。本人確認を伴う確認まで必要だと思う場面はありますか。必要ないと思う場合は、その選択肢を選んでください。
DMなど知らない人とやり取りできる機能を使うとき
では、年齢を確認する方法として、受け入れられると思うものを選んでください。複数選べます。
スマホや携帯会社の情報で確認
ありがとうございます。ほかに受け入れられる方法があれば、次から選んでください。複数選べます。 ・スマホや携帯会社の情報で確認 ・マイナンバーカードなどの身分証で確認 ・保護者が確認 ・顔写真からAIが年齢を推定 ・生年月日を自分で入力するだけ(今の多くのSNSと同じ) ・受け入れられる方法はない ・その他
保護者が確認
受け入れられる方法は、「スマホや携帯会社の情報で確認」と「保護者が確認」ですね。 子どもが使うSNSやサービスに、会社が用意すべき安全対策で一番重要なものはどれだと思いますか?
知らない人からのDMを最初はOFFにする
知らない人からのDMを初期設定でOFFにすることを重視されるのですね。 最後に、このルール作りをする人に伝えるとしたら、それはなんですか?
子どもを守るために必要なのは、SNSから遠ざけることだけではないと思います。 危険な機能には年齢に応じた制限や安全な初期設定を設ける一方で、子ども自身がネット社会で考え、判断し、他者を尊重できる力を育てる教育も必要です。 ルールで人を守ることと、人を育てることは両方必要です。 「何を禁止するか」だけではなく、「どんな大人に育ってほしいのか」まで考えたルール作りをしてほしいです。
子どもを守るルールと、ネット社会で他者を尊重して判断できる力を育てる教育を、切り離さずに進めてほしいというメッセージですね。 このテーマについて、ほかに伝えておきたいことはありますか?
SNSの問題は、子どもだけの問題ではないと思います。 誹謗中傷や極端な情報への偏り、匿名性による攻撃などは、大人の社会にも存在しています。 子どもだけを規制するのではなく、私たち大人自身がネット上でどう振る舞うのかも考える必要があるのではないでしょうか。 子どもは、大人が作った社会の中でSNSを使っています。 子どもにルールを教えると同時に、大人が手本を示せる社会にすることも大切だと思います。
ありがとうございます。子どもだけを規制の対象にするのではなく、大人のオンライン上の振る舞いと社会全体の責任も含めて考える必要がある、というご意見として承りました。 これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。
ご協力いただき、ありがとうございました。ここまでのお話をもとに、レポート案をまとめました。