💬インタビューレポート
一般市民
自分の個人データがどう使われるかが気になる一般の立場として、改正の概要は把握しており、全体としては「どちらかといえば良い」と感じている。特に16歳未満の子どもの個人情報で法定代理人関与を義務化する点を中心に懸念を述べた。
💬主な意見
🎤すべての会話ログ
本日はお時間ありがとうございます。『個人情報保護法を改正し、AI開発向けデータ利活用の促進・こども保護の強化・課徴金制度の新設を行う法案』について、ご意見や懸念を丁寧に伺えればと思います。 まず、この法案にどういう立場で関わっていますか。
自分の個人データがどう使われるか気になる一般の立場
ありがとうございます。ご自身のデータがどう扱われるか、気になりますよね。 今回の個人情報保護法の改正について、現時点でどの程度ご存知ですか。
概要は知っている
ありがとうございます。では次に、今回の法改正について、全体としてどのように評価していますか。
どちらかといえば良い
ありがとうございます。「どちらかといえば良い」と感じていらっしゃるのですね。 今回の法改正で、あなたが特に気になっている点はどれですか。
子ども(16歳未満)の個人情報の取り扱い・法定代理人の関与義務化
ありがとうございます。子ども(16歳未満)の個人情報について、法定代理人の関与を義務化する点が特に気になっているのですね。 その点が気になるのは、どのような背景やきっかけがあってのことですか。
かなりマイノリティや珍しい状況についてですが、2つ気になる点があります。1つは、法定代理人(親)が常に子どもの利益に資するとは限らない点です。何でも親の判断に委ねるのは危険だと思います。悪意をもって子どもの不利益をもたらすこともあるでしょうし、悪意はなくとも、親の障害等により、正常な判断能力が常にあるとは限りません。その場合のフォローがあるのか気になります(親権停止などはよほどのことがなければできないので、もっと身近な方法で)。2つ目は、何らかの要因で、一時的に法定代理人がいない、頼れない場合です。同意してくれる人を探し回らなければなりません。あるいは、些細なことであれば、やむを得ず、誰か(本人含む)が親のふりをして同意をすることもあるかもしれません。一部の人にとって、悪用する意図がなくとも、騙すようなこと(法定代理人のふりをして同意する)をしなければ目的を達成できない設計であれば、法律として問題があると思います。2つとも、よく起きることではありませんが、取りこぼさずにカバーしておくべきケースだと思います。
とても大事な観点だと思います。保護を強めるほど、「保護者が常に味方とは限らない」「そもそも保護者にアクセスできない」という例外ケースが制度の弱点になり得ますよね。 ここまでのお話を踏まえて伺いたいのですが、この法案について制度を設計する人に伝えるとしたら、どんな“仕組み”を入れてほしいですか。
「保護者の同意」にこだわる必要があると思えません。同意が必ず撤回できること、どのような子どもに対しても、個人情報が良くない利用のされ方をしないよう法律で定めることなど、同意の有無に関わらず一律で判断できるような方法があると良いと思います。
ありがとうございます。「同意(保護者同意)の有無」に寄せるより、撤回可能性や不適切利用の禁止など、子どもに対して一律に効くルールで守るべき、というお考えですね。 いま挙げてくださった中で、「個人情報が良くない利用のされ方をしないよう法律で定める」について伺います。 あなたが想定する「良くない利用」とは、どんな利用のことを指していますか。
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承知しました。ここまで伺った内容をもとに、要点を整理してレポート用のまとめに入ります。
お時間を割いてお話しいただき、ありがとうございました。以下に、ここまでの内容をレポート案として整理します。
レポートの修正はどちらでも良いですが、言いそびれたことを付け加えておきます。一番具体的な懸念点としては、虐待を受けた子どもが一人で病院に行けなくなることです。子どものみの受診は、現在でも、病院の方針で許可していない場合もありますが、それで困る子どもがさらに増えないか心配です。もちろん、受診が必要なのに受診させてもらえない場合はネグレクトなので、本来ならば、市町村や児童相談所の指導が必要なケースですが、中学生以上ともなれば、大人に頼るのではなく、自分で何とかしようとする子どももいます。大人に頼りたくなくて、でも受診もできなければ、その子どもにとって解決策が1つ減ったことになります。助けを求める/自分で受診する等、改善の方法はたくさんあるに越したことはありません。
お時間を割いて補足まで共有いただき、ありがとうございます。いただいた内容も反映して、レポート案をまとめます。
3つ目ですが、保護者がいないときに親のふりをすることが心配なのではなく、保護者がいないときに、対処法に困ること全般が心配なのです。
補足ありがとうございます。いただいた点(「親のふり」そのものより、保護者不在時に全般的に詰むことへの懸念)を反映して、レポート案を更新しました。内容をご確認ください。