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💬インタビューレポート

慢性疾患患者・親

懸念当事者

子どもの頃からアトピー性皮膚炎と慢性蕁麻疹を患い、毎日抗ヒスタミン薬を服用している。氷河期世代で就職機会に恵まれず、現在は育児と介護を担いながらフルタイムパートで手取り月15万円の生活を送っている。睡眠障害を引き起こすため服薬は生活維持に不可欠。

回答日2026.4.24 10:08
インタビュー分量21 分 / 721 文字

💬主な意見

市販薬と同じ成分という理由での過度な簡略化

命に関わらない『軽度な病気』というラベルで一括りにされ、実際には睡眠障害を引き起こす症状が見過ごされている。生活実感と政策判断のズレが大きい。

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医療費負担増の連鎖的な悪影響

医療費の負担増が直接的に食費や生活費の削減につながり、養育している子どもの成育環境の悪化にもつながる。国民の生活を包括的に見ない政策判断である。

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長期的な労働力喪失と財政悪化のリスク

医療費負担と労働条件の不利さから、働くことを諦めて生活保護に頼る選択肢が現れると、労働力の減少と社会保障費の増大を招く。適切な医療を受けながら働ける制度設計こそが国の持続性につながる。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日は、出産費用をゼロにし、薬や医療費の負担の仕組みを変える医療保険改革の法案についてお話をお聞きしたいと思います。 まず、この法改正の中で、あなたが特に関係がある、または意見を伝えたいテーマを選んでいただけますか?

市販薬と似た処方薬(OTC類似薬)への追加負担

ありがとうございます。市販薬と似た処方薬(OTC類似薬)への追加負担についてのご関心ですね。 では、あなたの立場に最も近いものを選んでいただけますか?

当事者・関係者(仕事や生活で影響を受ける)

ありがとうございます。具体的にどのような立場からのご関心でしょうか?たとえば、ご自身やご家族が処方薬を利用されているのか、それとも医療や薬剤に関わるお仕事をされているのか、差し支えない範囲でお聞かせいただけますか?

自分が子どもの頃からアトピー、慢性蕁麻疹があり毎日抗ヒスタミン薬の服用しています。

そうですか、お子さんの頃からそうした慢性的な症状があるのですね。毎日の抗ヒスタミン薬の服用が生活の一部になっているということですね。 この法案では、市販薬と同じ成分の処方薬に対して、薬代の4分の1を追加で負担する仕組みが作られる予定です。あなたの場合、毎日服用されている抗ヒスタミン薬が対象になる可能性があります。 この追加負担について、具体的にはどのような点が気になりますか?たとえば、毎月の費用負担がどのくらい増えるのか、あるいは継続的に服用を続けられるかといった点などについて、教えていただけますか?

今は毎月診察代と薬代で3000円前後負担しています。私は育児と介護をしながらフルタイムのパートをしていますが、手取りは15万円をこえるくらいです。現在の3000円でも本当は節約できるならばしたいと思うような生活レベルです。しかし服薬しなければ夜睡眠がとれないような症状が出ます。傍から見れば命にかかわらない軽度の病気と一括りにされるため今回の追加負担の話が出ているのだと思うのですが、そういう命にかかわらなければお金がない人は我慢しろという目線が見える政治姿勢であることが不快です。

ご状況をお聞きしました。育児と介護のご負担がある中でのフルタイムパートというお立場で、手取り15万円という限られた収入の中で、現在の3000円でも工面するのに工夫されているというお話ですね。そして、抗ヒスタミン薬は症状管理に不可欠で、服薬しなければ睡眠が取れなくなるほどの実際の影響がある。それにもかかわらず、市販薬と同じ成分だからという理由で「軽度」と一括りにされて追加負担を求められることに、生活実感とのズレを感じておられるということが伝わってきます。 今のお話を聞いていると、この追加負担によって、実際には毎月の費用がどのくらい増えると予想されていますか?また、もし4分の1の追加負担が実現されたとしたら、あなたの服薬を続けるという意思決定にどのような影響が出ると思われますか?

今のまま働くことができている間は服薬を中止することはないと思います。しかし、そのために他の食費などを抑えなければ生活できません。食費や生活費を節約するということは子どもの生活環境も悪化するということです。医療費負担を増やす、ということが子の家庭環境にも影響することだという、国民の生活を包括的に見ていない判断視点のように感じます。

そうですね。ご指摘の通り、医療費の負担増が単に医療費だけの問題ではなく、食費や生活環境全体に波及し、結果として お子さんの育育環境にも直結する、という包括的な視点があるということですね。 今のお話をお聞きしていると、あなたにとっては、この追加負担の政策設計が「命に関わらない軽度な病気」という一面的な分類だけで判断されていることが、特に気になっているように感じます。同時に、育児や介護といった社会的な責任を担いながら生活している人たちの実情が、政策検討の段階で十分に考慮されていないのではないか、という懸念も感じておられるのだと思います。 そこで別の角度からお聞きしたいのですが、この見直しを実際に運用するうえで、あなたのようなケース――つまり、慢性疾患で継続的に服薬が必要でありながら、生活が限られた収入で成り立っているケースが、十分に考慮されていると思いますか?

いいえ(考慮が不十分/ハードルが大きい)

そうですね。考慮が不十分だとお感じなのですね。 これまでのお話をお聞きしていると、あなたのような状況——慢性疾患で継続的な服薬が生活に不可欠でありながら、限られた収入の中で育児と介護の責任も担っているケース——が見落とされているのではないかというご指摘だと理解します。 そうした中で、最後にお聞きしたいのですが、もしこの制度を設計する人たちに、あなたが一つだけ伝えるとしたら、それは何でしょうか?あなたの実体験や立場から見えている、最も重要なメッセージがあれば、お聞かせいただけますか?

私のように氷河期世代で現在の若い人のように就職時や子育て時に切り捨てられてキャリアがなく、それでも働いて子育ても行っている世代が、医療費負担などを天秤にかけて働くことを諦め大量に生活保護の方が割が良い、と感じるような制度設計を行うことは、長期的に見て労働力を減らし生活保護費や医療費を増大させる恐れがあることを考えてほしい。適切な医療を受けながら働いて生活できる制度設計を行う方が将来の国のためになるのではないかと思う。

ありがとうございます。非常に重要なメッセージをいただきました。 あなたのお話を聞いていると、この問題が単なる個人の医療費負担の問題ではなく、社会全体の持続可能性に関わる構造的な課題だということが見えてきます。 氷河期世代として就職やキャリア形成の機会が限定されたという背景の中で、それでも働き、子育てを続けておられる。その努力を支える医療環境が脅かされると、逆説的に労働力の喪失と社会保障コストの増大につながるという危機感——これは制度設計者にとって極めて重要な指摘だと思います。 「適切な医療を受けながら働いて生活できる制度設計」という視点は、個々の家計管理の問題ではなく、国の経済と社会保障の根本的な持続性に関わる問題としてご提示されているのですね。 --- ここまでのインタビューを通じて、あなたの抗ヒスタミン薬の追加負担に関する懸念、育児と介護の中での生活実感、そして社会全体への警告メッセージをお聞きすることができました。これまでのご発言をまとめて、レポートを作成させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか?

ありがとうございます。貴重なお時間を割いていただき、心より感謝申し上げます。いただいたご意見をもとに、以下のようにレポートをまとめさせていただきました。