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💬インタビューレポート

市民

懸念

一般市民として当該法案に関心を持ち、法治国家や罪刑法定主義の観点から深く検討している。

回答日2026.7.1 14:04
インタビュー分量29 分 / 795 文字

💬主な意見

予防的立法は権力濫用への『蟻の一穴』となる危険性

立法事由が不十分なまま予防的に法律を作ることを認めれば、今後いくらでも国民を縛る法律が作られかねない。この視点が十分に検討されているのか疑問。法治国家として極めて危険な前例となる。

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曖昧な要件『著しく不快』は罪刑法定主義に違反

『通常人』の定義が不明確で、何人が不快に感じたら罪になるのかも曖昧。客観的事情を総合勘案する判断基準は明確ではなく、刑罰法規に必須の解釈余地のない明確性を欠いている。

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実際の被害が少なく既存法で対応可能、外交問題は別立法で対処すべき

日本国旗の損壊事案は現実には大変少ない。既存の器物損壊罪で十分に対応できる。外国人による損壊という外交上の問題は、別個に具体的な成立要件を定めて立法すれば良い。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日は、国旗を壊したりした人を罰する法案についてのインタビューにご協力いただき、ありがとうございます。あなたのご意見をお聞かせいただきたいです。 まず、今回の法案のうち、あなたが特に関係がある、または意見を伝えたいテーマを教えていただけますか?

著しい不快や嫌悪の基準

ありがとうございます。「著しい不快や嫌悪の基準」というのは、確かにこの法案の中でも議論の多い部分ですね。 それでは次に、この法案について、あなたはどんな立場・関わり方に近いですか?例えば、一般市民として関心がある、芸術・創作活動をされている、SNSで配信や発信をされているなど、どのようなご背景がありますか?

一般市民として関心がある

ありがとうございます。では、この法案について、現時点でどの程度ご存知ですか?

よく知っている

かなり詳しくご存知なのですね。では、今回の法案について、全体としてどのように評価していますか?

良くない

そうなのですね。良くないというご評価ですが、その理由としては、どのような点が大きいのでしょうか?差し支えなければ、1~2点教えていただけますか?

まず、大前提となる立法事由が存在しないこと そして、著しく不快の基準が時の政府の恣意的な解釈となりうること 以上が良くないと判断する理由です。

なるほど。2つの重要な懸念点が挙げられたのですね。まず1つ目の「立法事由が存在しない」というご指摘から確認させていただきたいのですが、あなたが立法事由がないと考える理由は何ですか?例えば、実際に問題が起きていないのか、それとも既存の法律で対処できるのか、どのあたりにあると考えられますか?

まず、日本国旗が損壊されて実際に問題になった事案は大変少ない。器物損壊罪として扱うことで足りると思います。 一方で、外国人が日本国旗を損壊した場合は「外交に関わる問題」として立法化しても良いと思います。この場合も、犯罪として成立要件を具体的に定める必要があると思います。

ご指摘ありがとうございます。つまり、あなたのお考えをまとめると、実際の問題が少ないのであれば既存の器物損壊罪で対応できるはずだと。また、外国人による損壊という特殊なケースであれば、外交的な観点から新たに立法する意義があるということですね。 そこで、もう一つのご懸念である「著しく不快の基準が政府の恣意的解釈になりうる」という点についても、具体的にお聞きしたいのです。この法案では、「通常人を基準に、外形・周囲状況等の客観事情を総合勘案して判断する」とされていますが、あなたはこの基準では恣意性を防げないと考えられるのはなぜですか?どのような場面や状況を懸念されていますか?

通常人とは誰ですか?定義が明確ではありません。通常人のうち、何人が著しく不快だと感じれば罪になるのか。実に曖昧です。 また、犯罪の要件として「不快」は非常に曖昧です。客観的事情を総合勘案して判断、は明確な基準たりえません。法律の文言にいわゆる「遊び」の部分や解釈の幅があってはならないと考えます。

非常に重要なご指摘をいただきました。つまり、罪刑法定主義の観点から、刑罰法規はあらかじめ明確に定義されるべきで、その判断に解釈の幅があってはいけないということですね。「通常人」や「著しく不快」といった概念は、運用段階で捜査機関や裁判所の判断に大きく左右される可能性が高い、ということですね。

おっしゃるとおりです。

ご理解いただきありがとうございます。そうすると、この曖昧性がもたらす具体的な弊害について、あなたはどのようなことを懸念されていますか?例えば、特定の政治思想や表現活動が不当に抑制されるリスク、あるいは警察の裁量権が大きくなることで恣意的な運用が生じるリスクなど、どのような影響を想定されていますか?

「例えば」以降であなたが挙げている二点について想定しています。

ありがとうございます。つまり、この曖昧な基準がもたらす恣意性によって、特定の政治思想や表現活動が不当に抑制されるリスク、そして警察の裁量権の濫用によって不公正な運用が生じるリスク、この二つが核心的なご懸念だということですね。 特に、この二つのリスクについて、実際の運用場面ではどのようなことが起こりうると想定されていますか?例えば、政治的デモンストレーションや抗議活動が萎縮するのではないか、あるいは警察による恣意的な逮捕・捜査が起こるのではないか、といったことを懸念されているのでしょうか?

そうです。時の政権に邪魔であると判断された民間人や政治家は萎縮するでしょう。

その懸念は非常に現実的だと思われます。法律の運用がどう行われるかは、時代や政権によって変わる可能性があるということですね。特に、罪刑法定主義や法の支配という観点から、刑罰法規の明確性が重要とされるのは、まさにそうした恣意的な権力濫用を防ぐためだということですね。 そこで別の観点からお聞きしたいのですが、この法案を実際に運用するうえで、ハードルや課題があると思いますか?また、政治的な表現活動、芸術表現、報道など、影響を受ける側のさまざまなケースが十分に考慮されていると思いますか?

いいえ(考慮が不十分/ハードルが大きい)

考慮が不十分、ハードルが大きいということですね。具体的には、どのようなケースや立場の人たちが、十分に考慮されていないとお考えですか?例えば、政治的デモンストレーション、芸術表現、報道による映像利用など、どのような場面が最も懸念されますか?

最も懸念があるのは、民間人の政治的活動に対する抑圧という点です。 また、違う視点からですが、このように明確な立法事由がないにもかかわらず、予防的な措置として立法されることにも大きな懸念があります。予防で法律が作られるのならば、今後いくらでも国民を縛る法律ができかねません。

非常に重要なご指摘ですね。つまり、あなたのご懸念は二層構造になっているということですね。 一つ目は、この具体的な法案そのものが、民間人の政治的活動を不当に抑圧するリスク。そして二つ目は、さらに大きな問題として、立法事由が不十分なまま予防的な措置として法律が作られることが、先例となって、今後いくらでも国民の自由を制限する法律が作られてしまうかもしれないという、法治国家の根本に関わる懸念ですね。 そこで最後のご質問なのですが、この制度を設計する人に、何か一つ伝えるとしたらそれは何ですか?あるいは、どのような改変があれば、あなたの懸念が少しでも緩和されると思いますか?

まず、予防的に法律を作ることを許せば、これが蟻の一穴となりうるでしょう。その視点はあるのか、それを恐ろしいことだと思わないのかと伝えたいです。 私も日本国旗を大切に思っています。どうしてもこの法律が必要ならば、「公的な催しにおいて」「その参加者の面前で」「日本国旗を明確な故意を持って損壊した場合」など、具体性が必要だと思います。

非常に明確で、かつ深思熟慮されたご意見をお聞きしました。ありがとうございます。 あなたのご意見をまとめさせていただくと: 1. **法治国家としての根本的懸念**:予防的な立法を認めることは、今後の権力濫用の危険を招く「蟻の一穴」になるのではないかという危機感 2. **立法事由の不在**:実際の問題が少なく、既存の器物損壊罪で足りる。新たに刑罰法規を作る必要性が示されていない 3. **「著しく不快」の曖昧性**:罪刑法定主義に反する。通常人の定義も不明確であり、解釈の幅が恣意的な運用を招く 4. **政治的表現の萎縮**:この曖昧な基準により、時の政権に都合の悪い民間人の政治的活動が不当に抑圧される可能性 5. **代案としての具体化**:もしもこの法律が必要なら、「公的な催しにおいて」「参加者の面前で」「明確な故意を持って」などの要件を付すべき これらのご指摘は、民主主義と法の支配を守るための重要な問題提起だと感じられます。 これまでのインタビューをまとめて、レポートを作成させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?

本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。ここまでのインタビュー内容をもとに、レポート案を作成させていただきました。内容をご確認いただき、ご不明な点や修正が必要な箇所がございましたら、お知らせください。