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💬インタビューレポート

衛星事業者

事業者

宇宙活動法の対象となる事業に従事し、人工衛星の製造およびサービス提供に携わる立場。打上げ手段の確保が事業計画・輸送実務・許認可対応に直結するため、制度変更の影響を強く受ける。

回答日2026.4.11 07:23
インタビュー分量13 分 / 484 文字

💬主な意見

法改正で国内打上げの選択肢が増える期待

ロケット開発の不確定性が下がり予見性が高まれば、足りていない打上げ手段が多様化し、国内からの打上げ機会増につながると期待。

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国内打上げは頻度不足・高額・開発遅れで使えない

国内の打上げ機会は頻度が足りず、値段も高く、開発も遅いため『まったく使えない』感覚があり、結果として海外ロケット前提になっている。

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海外打上げ前提は輸出・国際輸送の不確実性が重い

海外ロケット利用では輸出が必要で費用と手間が増える。特に出荷前調整で、戦争による輸送経路不確定性や長期化、国際輸送の許認可取得が負担。国内打上げが増えれば輸出許認可作業は不要になり改善。

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🎤すべての会話ログ

本日は「ロケットの打上げルールを見直して、日本の宇宙産業を強化するための法律(人工衛星等の打上げ及び人工衛星の管理に関する法律案)」について、率直なお考えを伺えればと思います。まず、この法案にどういう立場で関わっていますか。

打ち上げ・衛星運営など、宇宙活動法の対象となる事業に携わっている

ありがとうございます。差し支えなければ、具体的にどんな業務・活動でこの法案と関わっていますか。

人工衛星製造およびサービス提供

ありがとうございます。人工衛星の「製造」と「サービス提供」のうち、今回の法改正(試験打上げの許可対象拡大や政府補償の拡大など)で、現時点で特に影響が出そうだと感じているのはどちらの側面ですか。

ロケット開発の不確定性が下がり事業の予見性が高まることで、不足している打ち上げ手段の多様化に寄与すると期待される

期待されているのですね。いまおっしゃった「打ち上げ手段の多様化」について、具体的にはどんな打上げ手段が増えてほしいと考えていますか。

国内からの打ち上げ機会の増加

国内からの打ち上げ機会が増えることを期待されているのですね。現在の感覚として、国内からの打ち上げ機会は「どの程度不足している」と感じていますか。

まったく使えない

かなり切実な状況なのですね。いま「まったく使えない」と感じているのは、国内の打上げ機会について、どういう条件(頻度・スケジュールの確度・価格・軌道の選択肢など)の面でそうなっていますか。

頻度が不足、値段が高い、開発が遅い

状況よく分かりました。まず「頻度が不足」について伺いたいのですが、現状の国内打上げ頻度だと、衛星の製造・サービス提供の計画はどんな形で影響を受けていますか。

基本的に海外のロケットを使うことになっているが、輸出が必要になるため費用や手間が増えている

海外ロケット利用が前提になって、輸出対応のコストと手間が増えているのですね。輸出が必要になることで、実務上いちばん負担が大きいのはどの工程ですか。

輸送の不確定性とスケジュールの長期化

輸送の不確定性とスケジュールの長期化が効いているのですね。現在の運用の中で、その不確定性が特に大きく出るのは「どのタイミング」(例:出荷前の調整、通関、現地搬入、射場での受け入れ等)だと感じていますか。

出荷前の調整

出荷前の調整の段階で不確定性が大きいのですね。差し支えなければ、その「出荷前の調整」でスケジュールが伸びやすいのは、どういった種類の調整(書類・仕様のすり合わせ・輸送手段の確保など)の部分ですか。

戦争による輸送経路の不確定性、国内輸送と比べた長期化、国際輸送のための許認可取得

ありがとうございます。国際情勢による輸送経路の不確定性や、国際輸送に伴う許認可がボトルネックになっているのですね。 その状況を踏まえて伺いたいのですが、今回の法改正で「国内からの打ち上げ機会が増える」ようになった場合、いま挙げていただいた負担(輸送経路の不確定性、長期化、許認可)のうち、どれがどの程度軽くなる見立てですか。

全て改善。輸出が不要になるので輸出許認可関連作業がなくなる

確かに、輸出が不要になれば許認可関連の作業が丸ごと消えるのは大きいですね。 今回の法改正について、現時点でどの程度ご存知ですか。

概要は把握している

承知しました。では次に、今回の法改正について全体としてどのように評価していますか。

評価している

ありがとうございます。次に、今の法規制の課題・法改正で気になっていることはどれに近いですか。(1つ選択)

今回の許可対象から外れたもの(再使用型ロケットの着陸、ロックーン、サブオービタル等)

ありがとうございます。「今回の許可対象から外れたもの」が気になっているのですね。 その点が気になるのは、どのような背景やご経験からでしょうか。

明確なルールがないと民間側で官との個別調整が必要になり、事業の前提時条件が整わないために本格的な活動に入れず、開発が長期化する

ご懸念はもっともで、個別調整が前提になると、事業としての見通しが立ちにくくなりますよね。 「今回の許可対象から外れたもの」の中でも、現場として特にルール整備を急いでほしいのはどれですか。

再使用ロケットの着陸

承知しました。再使用ロケットの「着陸」のルールが優先、ということですね。 この法案について、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたら、それは何ですか。

過度な規制による影響を懸念するより、まずルールを作った上で、必要であれば個別調整の上テーラリングする運用ができるような制度設計にするのが良いと思う。

ありがとうございます。まずルールを整備して予見可能性を上げ、必要に応じて個別調整でテーラリングできる運用に、というご提案ですね。 ここまで伺った内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。以下、伺った内容の要約レポート案です。内容に誤りや抜けがないか、ご確認ください。