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💬インタビューレポート

ケアマネジャー

事業者

現職のケアマネジャーとして10年以上の実務経験を持ち、現場で利用者のニーズ把握や相談業務を担当している。これまで職場のサポートを受けながら5年ごとの更新研修に対応してきた。

回答日2026.4.28 21:31
インタビュー分量30 分 / 770 文字

💬主な意見

職場と制度の両面でのサポート体制が必須

研修受講にかかる時間・お金・交通費の負担は個人では大きすぎる。職場からの給与補助や勤務時間の配慮、研修会場までの交通費支援がないと実現が難しい。

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対面・グループワークを含む研修形式が重要

相談業務の技術向上には他の受講生とのコミュニケーション機会が欠かせない。オンライン一辺倒では、他者の視点や実践知から得られる学びが失われてしまう。

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受講方法の柔軟性と質の均等化の両立

更新制廃止により日程変更や複数年での単位積み重ねなど柔軟な受講が可能になるのは良い。同時に、参加しない層も出るため、法定義務化による全体的な質の均等化は必要。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日は、社会福祉法等の一部を改正する法律案についてお話しをお聞かせいただきたいと思います。この法案は、人口減少地域での介護サービスの維持、身寄りのない高齢者への支援、ケアマネジャーの資格更新制廃止などを柱とした包括的な改正です。 早速ですが、今回の法改正のうち、特に関心があるテーマはどれですか?

ケアマネ更新廃止

ケアマネジャーの資格更新制廃止についてのご関心、ありがとうございます。この改正では、5年ごとの更新制度が廃止される一方で、定期的な研修の受講が法的義務として新たに導入されることになります。 あなたの立場に最も近いものはどれですか?

仕事で関わりがある(事業者・行政・現場職員など)

ありがとうございます。仕事でご関わりなのですね。差し支えない範囲で、具体的にはどのようなお立場でケアマネジャーの業務や制度に関わっていらっしゃいますか?例えば、ケアマネジャー本人、事業者の管理職、行政職員、研修機関など、どのあたりに当てはまるでしょうか?

ケアマネジャー本人です

ケアマネジャー本人のご経験をお持りなんですね。ご自身の立場からこそ見える現実があると思います。 そうしたご経験を踏まえて、ケアマネジャーの更新制廃止について、どんな点が気になりますか?例えば、この改正に期待することもあれば、懸念される点もあるかもしれません。

これまで5年に1回の更新は、私の場合はケアマネ業務を実際にしているから職場からの補助がありましたが、それがないと時間とお金の負担は大変だろうなと思っていました。それに、時間をかける割に大きな学びがあるという実感が少なかったです。課題整理総括表など途中から使われだしたやり方があるのですが、実務ではそこまで時間を割いて一つのケアプラン作成してられません。ただ、利用者のニーズを聞き出す技法などは、社会福祉士ナドの基礎資格がある人とそうでない人の差はあるように思います。

なるほど。ご自身の経験から、更新制度の負担と実務とのギャップが見えているのですね。 職場からの補助があったから対応できていたけれど、それがなくなると時間とお金の両面で大変になるだろうというご懸念。そして、更新研修の内容と実務のズレ—特に課題整理総括表のように理想的な方法論と、時間に追われる現場の現実とのギャップを感じられているわけですね。 一方で、ニーズを聞き出す技法などは、基礎資格の有無で差が出ているというご観察も興味深いです。 そういった中で、今回の改正で「定期的な研修の受講が法的義務になる」という点について、あなた自身の実務に対してはどのような影響が出てくると思われますか?例えば、研修の受講機会の確保であったり、研修内容であったり、職場のサポート体制であったり—実際の懸念をお聞かせいただけますか?

資格を維持するのに必要な研修や自己研鑽の為の研修には、職場はお金を補助したり研修も勤務時間と換算してくれる等の配慮をしてほしいです。また、私はたいてい研修が行われる場所まで片道電車で1時間、電車代で1,200円以上かかるので、考慮してほしいです。だからといってオンラインばかりでは特に相談業務の技術向上は難しい、一対一やグループワークでの学びの場が欲しいところです。

そういった具体的な状況があるのですね。職場のサポート、交通費、そして研修の質—複数の課題が絡んでいる。 ご指摘の点をまとめると、①職場がお金と時間で配慮すること、②交通費や移動の負担を軽減すること、③一方でオンラインだけでは相談業務の技術向上に限界がある、ということですね。特に、一対一やグループワークといった対面での学びが重要だというご意見。 そこで気になるのですが、現在の法案では「オンライン受講や分割受講の実施、研修時間数の圧縮」が負担軽減策として挙げられているんです。ただあなたがおっしゃるように、相談業務の技術向上という観点では、対面やグループワークの方が効果的だというお考えですね。 そうすると、研修の形式と内容のバランスについて、法案の制度設計にはどんなことを期待されますか?例えば、全員が受講すべき「コア研修」と選択的な研修に分けるとか、あるいは地域の実情に応じた柔軟な実施とか—そうした工夫についてのお考えはありますか?

それぞれの地域ごとにケアマネ研修をやっていますが、メンバーがよければ十分それで学びはあります。が、忙しいのか出てこないケアマネさんも一定数いるので、質の均等化のためには法定研修も必要と思います。

なるほど。地域の研修でも学びがあるが、全員が参加するわけではないという課題が見えていますね。そうなると、法定義務として研修を位置付けることで、参加を確保し、質の均等化を図る意義があるというご認識ですね。

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かしこまりました。では別の視点からお伺いさせていただきます。 この更新制廃止と法定研修義務化という改正が実施されると、あなたや身近な人の生活や仕事にはどんな影響がありそうですか?例えば、良い影響もあれば、懸念される影響もあるかもしれません。

両方ある

そうですね。両方の側面があるというお考えですね。では、まずはそれぞれについて教えていただけますか? まず、良い影響だと予想される点はどのようなことでしょうか?

今までの更新研修は、1回でも休むと大変なペナルティがありました(更新できないなど)。もうちょっと日程変更をしやすくしたり、2年間でこれだけの単位分の研修を受ける…みたいに余裕のある選択できる受講方法のがよい気がします。オンラインばかりには賛成できません。

ありがとうございます。つまり、更新制廃止で資格失効のリスクがなくなることで、研修の受講方法に余裕や融通が生まれることへの期待ですね。これまでのように1回休むと更新できないというペナルティがなくなれば、日程変更もしやすくなるし、複数年の中で単位を積み重ねるといった柔軟な方法も可能になるということですね。 その一方で、オンラインばかりには賛成できないというお立場。先ほどおっしゃった相談業務の技術向上には対面やグループワークが必要だというご経験からですね。 実際のところ、法案では「オンライン受講、分割受講の実施、研修時間数の圧縮」が負担軽減策として挙げられているんですが、あなたのご意見では、オンライン化によって何か失われるものがあるということでしょうか。具体的には、どんな学びの質が落ちるのか、もう少し詳しくお聞かせいただけますか?

他の受講生とのコミュニケーションの機会がなくなるのはデメリットだと思います。他の受講者の発言からの学びがこれまでも大きかったので。

その通りですね。他の受講生との相互作用から得られる学びが大きいということ。オンライン一辺倒では、そうした横のつながりや他者の視点からの気づきが失われてしまうと。

インタビューを終了する

ご協力ありがとうございました。本日はケアマネジャーの資格更新制廃止についてのご経験と、実務での課題、そして改正への期待と懸念についてお聞かせいただきました。 いただいたご意見を整理させていただきたいと思います。以下、レポートを作成いただく準備をさせていただきます。

ケアマネジャーの資格更新制廃止と法定研修義務化に関するインタビューレポート