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💬インタビューレポート

一般市民

一般市民としてデジタル教科書の法案に関心を持つ立場。現場の当事者(生徒)の意見聴取や、導入効果の検証の難しさ、端末コストの課題に着目している。

回答日2026.3.30 13:43
インタビュー分量33 分 / 798 文字

💬主な意見

語学は検索が効くと学びやすい

大量の情報から必要なものを検索できるのが強み。語学では未知語の意味をすぐ調べられる場面で役立ちそう。

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効果検証は難しく、評価指標が偏り得る

教育は長期で対照実験がしにくい。評価は数学・語学の点数など、比較しやすく経済価値と結びつく指標が採られやすい。

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全国一斉でなく小規模試行+コスト重視

端末コストやトラブルが懸念。クラス単位などで対照実験をし、睡眠・集中への影響も含めデータを集めて慎重に導入したい。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることや経験をうかがいます。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

一般市民として関心がある

ありがとうございます。一般市民としてご関心があるのですね。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

ほとんど知らない

承知しました。では前提から無理なく進めますね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

使い分けが良い、という感覚なのですね。 「使い分けが良さそう」と感じるのは、どんな学習の場面ですか?

大量のデータから、特定の情報を検索する場合

なるほど、検索して目的の情報に素早く辿りつける場面でデジタルが強い、ということですね。 その「検索で探す」学習場面は、教科でいうとどのあたりを想像されていますか?

語学

語学の場面を想像されているのですね。 語学学習でデジタル教科書を使うとしたら、「検索」で特に助かりそうなのは、どんな情報ですか?

知らない単語の意味を調べるとき

ありがとうございます。未知語に出会ったときに、すぐ意味にアクセスできるのは確かに大きいですね。 一方で、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

教育という長い時間をかけて行われるものなので、対照実験を行いにくい。また、コストが一定かかるので、生徒個人に高価な端末を持たせるのだとしたらトラブルも予想される。教育という個人の価値観が関わる分野なので、目標が定まらず議論が発散する

懸念として、①効果検証の難しさ、②端末コストとトラブル、③教育目標が揺れて議論が発散しやすい、という点を感じておられるのですね。 まず「効果検証が難しい」という点について、もし政策として判断するなら、どんな種類のデータや指標があると納得しやすいですか?

教科書というからには、知識や特定技能の取得が目標になるのだとは思います。数学、語学の点数など、経済的価値と結びつきやすい指標が採用されやすいとは思います

なるほどです。教科書の効果としては「知識・技能の獲得」を見たいし、現実的には数学や語学の点数のように、比較しやすく経済的価値とも結びつきやすい指標が採用されがち、という見立てなのですね。 そのような指標で評価が進むことについて、一般市民の立場からは「望ましい」と感じますか、それとも「偏りが出そう」と感じますか?

一般市民は経済成長、所得の増加を望む人が多いとは思います。パイは無限に増えるという考えがある一方、私は注目という資源が有限であり、経済成長によりアテンションの独占が起こりうると思っているので、一般市民とは考えが違うかもしれません

ありがとうございます。一般の期待としては経済成長・所得増に寄りやすい一方で、あなたは「注目(アテンション)」が有限で、成長が進むほど独占が起こり得る、という問題意識をお持ちなのですね。 この法案でデジタル教科書が正式化して、学習データや学習体験がよりデジタル側に寄っていくとしたら、「アテンションの独占」が具体的にどういう形で起きるのが気になりますか?

デジタル教科書というのは、あくまで道具であって、電子辞書のようなものです。教育が社会に与える影響は道具ではなく、根幹にある思想の影響の方が大きいです。例えば、デジタル教科書の有無よりは、教育勅語のような根源的な価値観について、どう規定するかの方がはるかに影響が大きい。利便性が認められて、予算がつくならデジタル教科書は道具として導入すればいいとは思います

整理すると、デジタル教科書は「道具」なので、社会への大きな影響は道具そのものより、教育の根幹にある思想・価値観のほうが左右する、という捉え方なのですね。その上で、利便性があって予算が付くなら道具として導入すること自体には前向き、というスタンスだと理解しました。 では、この法案のように「教科書として正式に認める」ときに、道具であるデジタル教科書側に“最低限”求めたい条件はどんな点ですか?

一気に全国的に導入するのではなく、クラス単位など小さい単位で初めて、対照実験により睡眠時間への影響、集中力が変わるかなどデータを集めながら、道具をどう使えば効果的かという知見を集めながら慎重に導入すること

ありがとうございます。全国一律で一気に進めるのではなく、小さな単位で試行し、睡眠や集中などの指標を見ながら知見をためて慎重に導入したい、ということですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

コスト面が最大の課題。他のものは想像だけで議論するより、実際に小さい単位で運用して、データを集める方が確実

おっしゃる通り、まずコストがいちばん大きな現実的ハードルで、他の論点は実運用でデータを取りながら判断した方が確実、という考え方なのですね。 この法案に関して、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたらそれは何ですか?

私は年齢に関わらず投票権を持つべきという立場なので、現場に赴いて教育を受ける当事者の意見を十分にヒアリングすべきだとは思います。このみらい会議も学生からの意見が集まるといいですね

ありがとうございます。当事者である子ども・生徒の声を十分に聞くべきで、年齢にかかわらず参画(投票権を含む)の考え方も大事だ、というご意見ですね。 ここまでで事前に用意していた論点は一通りうかがえました。これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。うかがった内容をもとに、要約レポート案を作りました。内容に抜け漏れやニュアンス違いがないかご確認ください。