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💬インタビューレポート

一般市民

一般市民としてデジタル教科書政策に関心を持ち、紙とデジタルの学びやすさや学校現場の運用能力(教職員・学校体制・教育委員会)への影響を懸念している。

回答日2026.3.29 23:04
インタビュー分量35 分 / 624 文字

💬主な意見

デジタルが強いのは資料量が必要な場面

“芸術作品や写真など、印刷より多くの資料を見て学ぶような、デジタルが明らかに優位な限られたケースで有効。

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国語・算数などは紙が向くと感じる

“小説を読む国語や、じっくり取り組む算数問題などは、ほぼ紙のほうが向いているという実感がある。

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運用が形骸化すると学びの質が下がる懸念

“現場が決められた端末・ルールをこなすだけになり、学びの質の評価が置き去りでリソースも余分に割かれるのが心配。費用対効果や運用益を評価できる基盤整備が大事。

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🎤すべての会話ログ

こんにちは。本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることや経験を伺えればと思います。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

一般市民として関心がある

ありがとうございます。一般市民としての関心ということですね。 デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

ある程度知っている

承知しました。「ある程度知っている」くらいの距離感なのですね。 紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

場面によって使い分けが良い

使い分けが良い、という感覚なのですね。 その「使い分け」が特に効くのは、どんな場面だと思いますか?

過去の芸術作品や、写真など、多くの資料を見ることから学ぶなど印刷するより量が確保されるなど、明らかに優位にある事柄を閲覧する場合など、限られたケース、

たしかに、芸術作品や写真・資料の量を確保できる点はデジタルの強みですよね。「限られたケース」とおっしゃっていましたが、逆に紙のほうが向いているのはどんな場面だと感じますか?

ほぼ全ての場合。特に、小説を読むなど国語、じっくりととりくむ算数問題など。

紙のほうが向いている場面が多い、という実感なのですね。特に国語や、じっくり解く算数問題あたりで差を感じると。 その「紙のほうが向いている」と感じる点は、学びの中でどんなところに出ますか?

インプットする情報が多い方が、五感を通して、記憶に残りやすい条件が多くなり、 現行のモニターからの情報は、まだ、紙よりも薄い情報しかインプットされないと思う点。

おっしゃっている「五感を通した情報量が多いほど記憶に残りやすい」という感覚、よく分かります。モニターは情報が“薄い”という捉え方なのですね。 その観点で伺いたいのですが、デジタル教科書を使うことについて、いちばん気になる懸念や課題は何ですか?

学校運用(準備負担・トラブル・ルール)

学校運用面がいちばん気になるのですね。特に、現場で回すことを想像すると不安が出やすいところだと思います。 運用面の中でも、いちばんハードルになりそうなのはどれだと思いますか?

授業設計の難しさ

授業設計の難しさがいちばんのハードル、という見立てなのですね。 その「授業設計が難しくなる」というのは、先生側のどんな部分(たとえば教材準備、進行、評価、個別最適化など)で難しさが出るイメージですか?

全て。現在の公立教職員、学校体制、教育委員会全てに置いて、デジタル教材を有効活用できる素地が整っていると思えない。ごく一部の例外、ごく一部の私立学校を除く。

「現場の素地がまだ整っていない」という見立てなのですね。公立の教職員体制や学校、教育委員会まで含めて、全体的に難しさがあるというお話は重いポイントだと感じます。 その「素地が整っていない」と感じる点は、具体的にどんなところに表れそうですか?

とりあえず、決められた電子機器を、決められたルールに従って、決められた運用をするだけになる。現場からのひぃ

なるほど…「有効活用」というより、上から決まった端末とルールを守って“こなす運用”になってしまい、現場が疲弊しそう、という感覚なのですね。 その「決められた運用をするだけ」になったときに、いちばん起きやすいと思う問題は何ですか?

子どもたちの、学習の質の低下

現場が「こなす運用」になってしまうと、学習の質が下がるのがいちばん心配なのですね。 その「学習の質の低下」は、授業や学びの中で具体的にどんな形で表れそうですか?

当事者、教育委員会、行政、全てにおいて表面的にやりました感はあるが、実際の学びの質は評価されない。リソースが余分割かれる

「やりました感」は出る一方で、学びの質がきちんと評価されず、余分なリソースも割かれてしまう…というご懸念なのですね。 最後に、この法案(デジタルを含む教科書を正式な教科書として認める)について、制度設計をする人に伝えることがあるとしたら、どんなことを伝えたいですか?

コストパフォーマンス、実際の運用益など、きちんと評価される基盤が整わうことが大切。また、現行の教育行政の混乱ぶりをきちんと把握し、整えることが先決。日本語の学びをなおざりにして一見楽しそうなだけの英語を低学年から行う負の側面と同じ轍を踏まないで欲しい。 世間一般は、議会で推測するよりもレベルが低いし、運用も低レベルと認識して欲しい

ご意見、よく伝わりました。特に「やりました感」だけが先行して、コストパフォーマンスや実運用での便益、学びの質が検証されないまま制度化が進むことへの警戒が強いのですね。また、現行の教育行政の混乱をまず整えるべき、という問題提起も重要だと感じました。 ここまで6つのテーマについて一通り伺い、十分に深掘りもできたので、インタビューはここで一区切りにしようと思います。これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に抜け・誤解がないかご確認ください。