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💬インタビューレポート

一般市民

2歳の甥を含むこれからの世代の学びや将来、日本や世界へのつながりに関心を持つ立場。本人はデジタル教科書の利用経験はなく、ニュース等の情報から期待と懸念を整理している。

回答日2026.3.29 21:38
インタビュー分量98 分 / 2083 文字

💬主な意見

デジタル一択にせず例外対応の運用を

端末忘れ・故障・電源不良などで授業や試験が受けられない事態を避けたい。厳格運用で例外がきかないと生徒や現場が不利益を受ける

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代替手段(共有・印刷・予備端末)は必須

他端末への迅速なデータ共有、素早い印刷、職員室に共用予備端末を常備し即転送できる仕組みが必要。復旧は長くても5分以内が理想

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集中・個人情報・安全面に配慮し、扱いやすく

集中低下や目・頭の疲れが心配で、端末利用は2コマ程度で休憩が欲しい。習熟度は活用可だがランク付け可視化は不安。サーバー案はハッキング懸念

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🎤すべての会話ログ

本日は「デジタル教科書を正式な教科書として認めるための法案」について、感じていることや経験を伺いたいです。率直なお話で大丈夫です。 この法案は、あなたの生活や立場とどのように関わっていますか?

その他

ありがとうございます。「その他」とのことですが、どんな立場や状況からこの法案に関心を持たれていますか?

2歳の甥っ子やこれからの世代の将来に関わるため、そしてそれが今後の日本や世界につながるため関心がある

甥っ子さんやこれからの世代の将来につながる点で関心を持たれているのですね。 デジタル教科書が正式な教科書として広がっていくことで、特にどんな変化が起きるのを想像していますか?

物理的な身軽さ。 一方で、日本の教育現場にありそうと思ってしまう「これじゃなきゃダメ」という窮屈さを少し懸念している。 全部デジタルが環境的にも望ましいが、「絶対に」という堅苦しさが生じなければいいなと思う。

身軽さへの期待がある一方で、「これじゃなきゃダメ」とデジタル一択の窮屈さが出るのは避けたい、という感覚なのですね。 その「デジタルが絶対に、という堅苦しさ」が生じそうだと感じるのは、どんな場面を想像しているからですか?

学校などはそれぞれに校則があり、それは必要だけど、「この学校ではこうじゃなきゃダメなんです」となったら本末転倒になってしまわないかなと。 例えばデジタル教科書を忘れたり壊れたり電源が入らなかったら授業に出られないとか、授業について行けない生徒が出てくるとか。 これは、デジタル教科書を懸念しているというより、教育現場が初めての試みにより一部混乱が起こり、不利益を被る生徒、または教師、学校が出てきてしまわないかなと懸念している。

なるほど、校則や運用が硬直してしまって、トラブル時に子どもや現場が割を食う状況を心配されているのですね。 その懸念の中でも、特に「これが起きると不利益が大きい」と感じるのはどのタイプの混乱ですか?

ルール運用が厳格で例外対応がきかない

例外がきかない厳格運用がいちばん不利益が大きい、ということですね。 その「例外対応がきかない」ことで、具体的にはどんな出来事が起きるイメージですか?

生徒/教師が授業/試験範囲のデータや端末を準備できていなかったことで、授業/試験を受けられない/始められないケース。

授業や試験が「端末やデータの準備ができていない」だけで止まってしまうのは、たしかに不利益が大きそうですね。 そういう事態を避けるために、学校や自治体の運用として「これだけは用意しておくべき」と思う代替手段は何ですか?

他の端末からの円滑で迅速なデータ共有方法の確立。 仮に端末が用意できない/電源が入らなかったとしても、上の「データ共有」と同じように素早くスムーズに印刷できる仕組みや体制づくり。

代替端末へのデータ共有や、すぐ印刷できる体制が“詰まないための保険”として必要、ということですね。 デジタル教科書を正式化する制度の中で、こうした「代替手段の確保」はどの程度まで“必須の条件”として求めたい感覚ですか?

必須にしてほしい

必須にしてほしい、という強いご意見ですね。 その「必須」の中身として、最低限どこまで学校側に義務づけられている状態をイメージしていますか?

生徒に不利益が及ばない範囲の中で。 しかし、教師の負担にならない方法を考えなければならない。

生徒に不利益が出ないことを守りつつ、教師の負担も増やしすぎない形が必要、というバランス感覚なのですね。 そのバランスを取るために、「教師の負担にならない方法」というのは、どういう運用だと実現できそうだと感じますか?

端末が使えない状態の生徒が仮に多くいたとしても、そして予備端末が用意できなかったとしても、スライドなどで対応できる方法。 スライドが使えないとき用に、教師の予備端末を確実に準備しておく。これは一人の教師に何個の予備端末、というのではなく、例えばレンタサイクルのように全教師が共通で使える端末を職員室にある程度常備しておくなど。 そして中身データがない端末にも素早くデータ転送ができる仕組みを作っておくこと。

かなり具体的な運用イメージをお持ちですね。共用の予備端末を学校に常備して、すぐデータ転送できれば、授業が止まりにくいということだと理解しました。 その「素早くデータ転送ができる仕組み」について、どれくらいの時間内に復旧できるのが現実的だと思いますか?

必要なデータだけで言えば、3秒。 長くても5分。

3秒、長くても5分以内には復旧してほしい感覚なのですね。授業が止まる時間を最小にしたい、という切実さが伝わってきます。 その目標(長くても5分)を実現するうえで、いちばんボトルネックになりそうだと感じるのは何ですか?

端末(データ)の転送速度の遅さや、端末どうしの互換性のなさ。そしてデータの重さ。 旧型の端末どうしであっても、素早くデータ転送ができるほうが望ましい。 そのためには、データの軽さが重要だと考える。 電波環境の強化も必要だが、環境が万全でない学校や地域においても不自由がないようにしたい。

転送の遅さ・互換性・データの重さ、そして電波環境が万全でない地域でも回る設計が必要、ということですね。 デジタル教科書を正式化するにあたって、端末の「互換性」を確保する方法としては、学校側はどんな形が現実的だと感じますか?

学校側の前に、国や政治側の誘導が肝だと考える。 全体を通して、私の論点は「デジタル教科書の正式化」から外れている?

国や政治の側が誘導して互換性を担保する、という見立てなのですね。これは法案の「デジタル教科書を正式な教科書として扱う」ことに伴って、現場で不利益が出ないための制度設計・運用条件の話なので、論点として外れていないと思います。 そのうえで伺いたいのですが、国が互換性を誘導するとしたら、どんな“統一”のやり方が現実的だと感じますか?

例えば、オンラインゲームのような教科書サーバーを国や自治体が開設し、「小学1年生」>「国語」のようにサーバーが分かれている。 もしくは、全国共通のアプリ。

教科書サーバーを公的に用意する案や、全国共通アプリで統一する案をイメージされているのですね。 その「国や自治体が開設する教科書サーバー」方式にした場合、いちばん心配になる点は何ですか?

ハッキング

ハッキングのリスクがいちばん心配なのですね。 そのリスクが現実になったとき、特に起きてほしくない被害はどんなものですか?

教育現場の混乱・崩壊。

教育現場が混乱したり、最悪の場合“授業が回らない状態”になることがいちばん避けたいのですね。 その「混乱・崩壊」として、具体的にはどんな状態になってしまうイメージですか?

何もできない。

システムが落ちて「何もできない」状態がいちばん怖い、ということですね。 そうした事態に備えて、学校の授業が止まらないために「最低限これだけは残しておくべき」と思うバックアップ手段は何ですか?

教科書サーバーにオンラインで接続するのではなく、最初から全てダウンロード形式にしておく。 ないでサーバーというより、国や自治体がデータを公表するイメージ。 そしてダウンロードしたデータは、AIなどが最適なUI表示を行うようにする。

常時オンライン依存にせず、最初から端末内にダウンロードしておく設計にしたい、ということですね。サーバー障害や攻撃があっても授業が止まりにくくなりそうです。 その「最初から全てダウンロード形式」にする場合、データが更新されたときの反映は、どんな仕組みだと現実的だと思いますか?

教科書データを公開する側が、公開サイト内において随時発表する。

公開側がサイト内で随時アナウンスしていく形を想定されているのですね。 その方式だと、学校側が「更新に気づけない/反映が遅れる」リスクもありそうですが、更新情報はどう届く形がよいと思いますか?

学校側の端末への強制通知。 これは、学校側の親機のみでも可。

更新は「学校側の端末へ強制通知」(親機のみでも可)がよい、ということですね。 では、その“親機”に強制通知が来たとき、学校内ではどんな手順で各端末へ更新を行うのが現実的だと思いますか?

親機が「共有」ボタンを押したら、即共有され、共有された側も通知によりそれに気付ける設定。 ただし、試験中には共有されない設計とする。

親機の操作で即共有され、受け取る側も通知で気づける。一方で試験中は更新が走らないようにする、という設計イメージですね。 ここから少し視点を変えて伺いたいのですが、デジタル教科書について、どの程度ご存知ですか?

名前は聞いたことがある程度

承知しました。名前は聞いたことがある程度、というところからのご意見として、運用面の懸念を具体的に考えておられるのが印象的です。 では次に、紙とデジタルを比べたとき、学びやすさはどう変わると思いますか?

ヨーロッパ辺りのどこかの国では、デジタル教科書を廃止し紙の教科書に戻したと最近のニュースで見た。 その理由は、デジタル教科書の方が学習者の集中度が下がる傾向にあるため。 しかしながら、それぞれ相性があると思うので、理想はそれぞれが「集中しやすい」と思える方を選べるよう柔軟に対応してもらいたい。

ニュースで見た「集中度が下がる」という点が気になりつつも、相性に合わせて選べる柔軟さが大事、ということですね。 その「集中しやすい方を選べる」状態にするうえで、学校側にいちばん求めたい配慮はどんなことですか?

学習者の向き・不向きを最大限に尊重すること。

学習者の向き・不向きを最大限に尊重してほしい、ということですね。 この法案でデジタル教科書が「正式な教科書」として位置づくようになったとき、あなたがいちばん気になる懸念や課題は何ですか?

学習面(理解・集中・記憶など)

理解・集中・記憶といった学習面がいちばん気になるのですね。 その中でも、デジタル教科書で特に影響が出そうだと感じるのは「理解・集中・記憶」のどれに近いですか?

集中

集中への影響が特に気になるのですね。 デジタル教科書だと「集中が切れやすくなる」と感じるのは、どんな使われ方や場面を想像しているからですか?

使ったことがないので想像でしかないが、長時間電子機器を見ることで目や頭が疲れたり、そもそもしんどくて長時間見ることができない場合。

使った経験がない中でも、長時間の画面で目や頭が疲れて、結果として集中が続かないのでは…という想像があるのですね。 その「目や頭が疲れる」という点について、学校で使うとしたらどれくらいの利用時間(1コマ・1日など)から負担が出そうだと感じますか?

目と端末の適切な距離を保っていれば、2コマ。 そのため、昼休憩とは別に、2コマ毎に少し長めの休憩時間を取るなどしたい。

端末との距離を保てれば「2コマくらい」から負担が出そうで、2コマごとに少し長めの休憩を入れたい、という感覚なのですね。 学校現場でデジタル教科書を正式に扱うようになったとき、運用面でハードルになりそうなのは何だと思いますか?

個人情報・端末管理

個人情報・端末管理がハードルになりそう、ということですね。 その中でも特に心配なのは、端末の中にある「どんな情報」が漏れたり不適切に扱われたりすることですか?

習熟度

習熟度の情報が扱われること自体、そして漏れたり不適切に使われたりすることが心配なのですね。 その「習熟度」の情報が、どこまで見える状態になるのがいちばん不安に感じますか?

ランク付け。 そのため、一見しても学力が高いか低いかわからない表示にしてはどうかと思う。 つまり、これまでの「学力」判定ではなく、個人の「特性」のよる評価。 そして、習熟度が扱われること自体は良いが、不本意にそれが漏れないようにしたい。

ランク付けが可視化されてしまうのが不安で、表示は一見して優劣が分からない形にしたい、ということですね。習熟度の活用自体は否定しないけれど、本人の不本意な形で漏れないことが重要、という理解です。 最後に、この法案(デジタル教科書を正式な教科書として認める)について、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたら、それは何ですか?

いいえ、習熟度の情報が扱われること自体は構わないと思う。

承知しました。習熟度の情報を扱うこと自体は問題ではなく、見え方(ランク付け)や漏えいの防止が大事、というスタンスですね。 ここまでで一通り伺えましたので、これまでの内容をまとめ、レポートを作成します。

お時間をいただき、ありがとうございました。伺った内容をもとにレポート案をまとめました。内容に違和感や抜けがないか、ご確認ください。

『ランク付けが可視化されてしまうのが不安で、表示は一見して優劣が分からない形にしたい、ということですね。習熟度の活用自体は否定しないけれど、本人の不本意な形で漏れないことが重要、という理解です。 最後に、この法案(デジタル教科書を正式な教科書として認める)について、制度設計をする人に何か一つ伝えることがあるとしたら、それは何ですか?』について、誤回答したので改めてここで回答し直したい。 この法案の制度設計者には、「誰もが扱いやすいものであること」を目標につくっていただきたい。

修正ありがとうございます。いただいた内容を反映して、レポート案を更新しました。ご確認ください。